ビューティフルに生きて死んだロックンロールバンド
2011年12月06日(火) 9時30分

去る12月5日、最高のロックンロールバンド『毛皮のマリーズ』が死んだ。
それは美しい死に様だったよ。
死に場所は日本のロックンロールバンドの聖地『日本武道館』
もう昨日か…。
セットリスト
SE 愛の賛歌
1 REBEL SONG
2 ボニーとクライドは今夜も夢中
3 人間不信
4 愛する or Die
5 ガンマン、生きて帰れ
6 ラストワルツ
7 それすらできない
8 ダンデライオン
9 BABY DOLL
10 すてきなモリー
11 コミック・ジェネレイション
12 Mary Lou
13 The Heart Of Dixie
14 JUBILEE
15 HEART OF GOLD
16 ジャーニー
17 ビューティフル
En1 YOUNG LOOSER
En2 THE END
もう思い出しただけで泣けてくる。
暗転して愛の賛歌が流れた瞬間、今までに無いくらい鳥肌がたった。
メンバーが登場してすぐさまREBEL SONG。
名古屋の時より遥かに迫力が違う。そして何よりも武道館が似合う!
愛する or Dieの西くんのコーラスがコーラスじゃなく絶叫。それが格好良すぎて…。
そして
ラストワルツ、それすらできない、ダンデライオン
この3曲で「あぁ、終わりなんだなぁ」と少しだけ納得した。
すてきなモリーを歌うヒロティが可愛いし格好いい!!
コミック・ジェネレイションでは会場中大合唱だった。『愛も平和も欲しくないよ、だって君にしか興味無いもん!!』
ジャーニーの前にMCで志磨くんが
「さらば青春!さらば青春!こんにちは僕たちの未来!!」
と叫んでいた。
そこから
『Keep on 不安定 さらば安定!』とジャーニーが始まる。
「安定・平穏・安息なんか望んでいない」この精神こそロックンロールなんだ!!と俺は感じた。
そして、本編最後の
ビューティフル
『ビューティフルに生きて死ぬための人生!!』
会場中大合唱。
俺はもう涙が溢れてきて止まらなかった。だけど一緒に叫び続けた。終わって欲しくなかったな…。
ダメだ…。思い出したら泣けてきた。
そしてアンコール。
初期の名曲。
『YOUNG LOOSER』
をやった。曲の一節で、
「悲劇のヒーローには"大人"じゃ成れない」
とあり、志磨くんは"大人"を強調して歌ったように思えた。
毛皮のマリーズは"大人"になってしまったのか…。
これで解散について完全にでは無いけど納得できた気がする。
曲が終わり、間があった。
思わず、『辞めんなぁ!!!』と叫んでた。
会場中からも同じように「辞めないで!!」「解散するんじゃねぇよ!!」とステージ上のメンバーに向かって叫び声があがり、
志磨くん
西くん
ヒロティ
富士夫
の4人は最期の歓声を泣きながら浴びていた。
そして本当に最期の曲
『THE END』
もう西くんはギターを弾く事すらままならない状態。
ヒロティは「これが最期だ」とクールにベースを弾く。
富士夫は悲しさを振り解くようにいつもよりも一層力強くドラムを叩いていた。
志磨くんはステージ上で死んでしまうのでは無いかと思う程のたうち回りながら、もがきながら叫んでいた。
西くんはギターソロで志磨くんにもたれかかり、それを志磨くんは受け止めて西くんの頭をガシガシと撫でていた。
もう涙が止まりません。
志磨くんがマイクを叩きつけて最期の曲が終わり、ギターのノイズと割れんばかりの拍手の中メンバーはなんの挨拶も無しに去っていった。
だけど志磨くんは去り際、JUBILEEの一節
「ひとふさの髪を祈りを込めて贈ろう」
によせて自分の髪を切った。
そして毛皮のマリーズは死んだ。
実に毛皮のマリーズらしい最期だったと思う。
毛皮のマリーズこそがロックンロールだったんだと思った。
こんなにも愛おしく、興奮させてくれるバンドは居ないよ。
この先も。
ライブの終了を告げるアナウンスが流れても拍手は鳴り止むことなく、無人のステージに毛皮のマリーズへの感謝と怒り
の叫びは絶えることが無かった。
さらば 僕の青春の光
さらば 僕らの美しい日々
ジ・エンド!!




