投資を抑えチャンスを勝ち取るSaaS CRMの活用法 

April 16 [Fri], 2010, 22:55
 資産管理サービス業の米National Retirement Partners(NRP)は、金融危機と景気悪化の影響を受けなかったわけではない。しかしSaaS CRMを使って他社に差を付け、投資を抑えながら収益を伸ばすことができた。

 NRPはSalesforce.comと契約し、ファイナンシャルアドバイザー400人のネットワークが利用している10種類ほどのアプリケーション用に、シングルサインオン(SSO)のCRMフロントエンドを構築した。

 プロジェクトを率いるアダム・ソコリック製品管理担当副社長は、ライバルから1人でもファイナンシャルアドバイザーを引き抜くことができれば、NRPが初期投資した25万ドルは1年以内に回収できるだろうと試算した。プロジェクトは2008年9月にスタートし、2月までにはこのSaaS(Software as a Service)CRMアプリケーションのおかげで、15人のファイナンシャルアドバイザーがライバル企業を離れ、NRPの系列に入った。

 それまで、NRPネットワークのファイナンシャルアドバイザーが顧客の資産を管理運用するためには、4、5つのWebサイトと3つ以上のシステムにアクセスしなければならなかった。100〜300人の顧客のために、四半期ごとに15〜30件の運用報告書をバラバラのシステムから作成するのは骨の折れる仕事だった。

 今では、ファイナンシャルアドバイザーが手持ちの運用資産の情報をいったん入力してボタンをクリックすれば、その情報がNRPの資産モニタシステムに送られてSalesforce.comで報告書が作成され、それを印刷したり顧客にメールで送れるようになった。

●SaaS CRMプロジェクトの教訓

 その過程で学んだ教訓も幾つかある。レイオフの可能性を見据えたSaaSベンダーとの契約交渉の大切さもその1つだ。社内で人員削減が実施された後も、NRPは使わなくなった分のライセンス料まで払い続けなければならなかった。

 SaaS CRMアプリケーションの開発についても、やり方を変えるべきだったプロセスが幾つかあるとソコリック氏は言う。

 「われわれは幾つかの事項について、(Salesforce.comが開発した)標準オブジェクトの利用を勧める助言に従った。しかし、一部機能の利用が限定されてしまうため、今になって振り返ると、カスタム版を開発しておいた方がよかったと思っている」(同氏)

 しかし全般的には、またやるとしても同じやり方を採用するだろうと同氏は言い、SaaSアプリケーションへの投資も続ける計画だという。「(SaaSモデルでは)すぐに機能を追加でき、予算が限られていたとしても開発が容易なので、少ない投資で多くのことができる」と同氏は話している。 4月16日0時9分配信 TechTargetジャパン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000072-zdn_tt-sci

40年続いた不適切な対応-下水道料金徴収漏れ総額1580万円 福知山市で45件発覚 

April 16 [Fri], 2010, 22:24
 福知山市の松山正治市長は15日に記者会見を開き、下水道使用料の徴収漏れが45件見つかったことを明らかにした。使用開始から30年近く経過しているケースもあり、未収総額は計約1580万円。このうち、さかのぼっての徴収ができない時効分は約820万円に達する。徴収漏れの調査はまだ3分の1 を終えた段階で、件数は今後さらに増える見込み。
 
 徴収漏れは、市下水道部が昨年7月から実施した下水道水洗化の普及率調査で見つかった。調査対象は、市内の未水洗化の家屋約2500 軒(昨年7月時点)で、09年度に約800軒を終えた。残る約1700軒を10、11両年度で実施するはずだったが、問題の発覚を受け、実態把握を早急に進めて7月をめどに結果を公表する。
 
 徴収漏れ45件の原因は、下水工事業者からの届け出がないなど市が下水道使用を把握できていなかった事案が29件(約1100万円相当)、内部調整不足や電算処理の誤りなど市の事務処理上のミスが16件(約480万円相当)としている。

■40年続いた不適切な対応■
 
 今回の下水道使用料徴収漏れ問題に絡み、市下水道部での不適切な対応が、40年近く続いていたことが明らかになった。徴収漏れはこれまでにも見つかっており、こうした場合、地方自治法では「最長5年さかのぼって賦課できる」とされているが、徴収していなかった。今回見つかった45件についても、当初は対象者に対して「さかのぼっての徴収はしない」との旨を伝えていた。
 
 下水道使用料徴収は1966年に始まった。71年の調査で161件の徴収漏れが見つかったものの、未収分の徴収はしておらず、その後も慣例として、同様の対応を続け、現在に至っている。
 
 これまで見つかった徴収漏れは、市民側からの申告によるものがほとんどであること、使用開始時期の特定が難しいことなど、下水道部側が対応に苦慮した一面はある。しかし、直近の過去5年間でも48件の徴収漏れの処理をしており、突発的な事案ではないにもかかわらず、71年以降の実態把握調査はなく、徴収漏れが発覚したその都度、慣例に従って処理する対応が、慢性的に続いていた。
 
 今回の徴収漏れ問題を整理する中で、下水道部の慣例が全庁的に知られることになり、法的には徴収できること、正規に使用料を払っている市民との公平性から、これまでの対応を不適切と認め、是正することを決めたという。
 
 今回の45件の市民に対しては、さかのぼっての徴収を依頼しているが、応じているのは現時点で6割程度。下水道部は「根気よく説明と依頼を続ける」としている。
 
 さかのぼっての徴収額は、一軒あたり平均約17万円で、最高額は約62万円になる。負担が大きく一括払いが難しい場合は、法律上、原則1年以内の分割払いもできるが、払う側にとっては非常に重い。最高額に近い市民の一人は「払わなければいけないものなので、わたしは払いますが、5年間分を1年でというのはおかしい。もう少し考えてほしい」と切実に訴える。
 
 松山市長は記者会見で、一連の問題について「市民の信用を失墜させてしまい、誠に遺憾で深くおわびします。背景に業者への指導不足、事務手続きの遺漏、前例踏襲の漫然とした事務処理などがあり、本件を教訓に、改めて法令順守と適切な事務の執行を徹底したい」と謝罪した。 4月15日17時13分配信 両丹日日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000302-rtn-l26

「2030年代に火星へ」 オバマ大統領が宇宙政策発表 

April 16 [Fri], 2010, 21:53
フロリダ州ケープカナベラル(CNN) オバマ米大統領は15日、フロリダ州のケネディ宇宙センターで新しい宇宙政策を発表し、2030年半ばまでに火星への有人飛行を目指すと表明した。

新政策では今後5年間で米航空宇宙局(NASA)の予算を60億ドル増額し、月より遠い宇宙空間の探査を推進する。向こう10年で宇宙へ送り出す飛行士の数は従来の計画よりも増やし、宇宙長期滞在に必要な物資輸送のための技術開発、ケネディ宇宙センターの近代化、民間宇宙産業の促進、雇用創出なども盛り込んだ。

火星飛行についてオバマ大統領は「2030年半ばまでに火星軌道に人を送り込み、安全に地球に帰還させることができると確信している」と述べ、続いて火星着陸を目指すとした。

一方、2020年までに再び月に到達することを目指した月面有人探査計画(コンステレーション計画)は、スケジュールの遅れや意義の低下などを理由に打ち切ると表明、「月には到達済みだ。宇宙には探索するべきものがほかにもたくさんあるし、学ぶことも多くある」と指摘した。

オバマ政権に入って開発が凍結されていた有人宇宙船「オリオン」は当初提案していた廃棄を取りやめ、国際宇宙ステーションの緊急脱出装置として利用する計画を打ち出した。

【4月16日12時0分配信 CNN.co.jp
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100416-00000003-cnn-int

チャン・グンソク 北京ファンミ全席完売 

April 16 [Fri], 2010, 20:50
韓国俳優チャン・グンソクの中国・北京ファンミーティングのチケットが、全席完売したと所属事務所が15日、明らかにした。

チャン・グンソクのプロフィールと写真

事務所関係者は「今月17日に北京チョヤン体育館で開かれるチャン・グンソクのファンミーティング<2010チャン・グンソク アジアツアーin北京>のチケットがインターネット販売され、数時間あまりで3,000席全てが完売した」と伝えた。

チャン・グンソクは、同イベントのために15日に中国に向け出国した。

昨年3月、台湾で2,500席規模のファンミーティングを行ったチャン・グンソクは、ドラマ『黄真伊』や『快刀ホン・ギルドン』などの作品で韓流スターとして急浮上。最近では、日本の某媒体が行った調査“新韓流4大天王”に選ばれている。


【4月16日10時39分配信 WoW!Korea
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100416-00000006-wow-ent

サーキットを走ってみたい!! なら…FSWが講習参加者を募集中 

April 16 [Fri], 2010, 19:51
富士スピードウェイでは5月31日に、4輪ビギナー向け FISCOライセンス講習プログラムである「第3回FSWファーストインプレッション」を開催する。参加者を募集中だ。

「サーキットを一度走ってみたい」、「FISCOライセンスを取得したい」、「FISCOライセンスは取得したがまだこれから」といったビギナー向けの講習プログラムで、国際レーシングコース(4563m)にて実施する。

基本ルールの習得や緊急時対処法の安全講習など、サーキットを安全かつ楽しく走行するための基礎を学べるほか、専用枠でのフリー走行(50分間)も楽しめる。

●参加応募期間締め切り:5月30日(日)
先着20人
●参加費用
FISCOライセンス(4輪レーシングコース)保有者:6300円
同、非保有者4万7800円
ただし FISCOライセンス取得料4万1500円を含む。

●参加応募/問い合わせ先
富士スピードウェイ ファーストインプレッション事務局
担当:横山、勝亦(カツマタ)
電話 0550-78-1231
メール racing@fujispeedway.co.jp

《レスポンス 高木啓》

【4月15日19時46分配信 レスポンス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000044-rps-moto

見た目はカプセル錠剤でも中身はiPod用マイク 

April 16 [Fri], 2010, 19:23
 リンクスインターナショナルは、台湾OZAKI製のiPod周辺機器として、第4世代iPod nano/第2世代iPod touch専用のコンパクトマイク「iPill」(型番:IP017RED/WHITE)を発表。4月17日から発売する。価格はオープンで、予想実売価格は1,580円前後。

iPodとの接続イメージなど

 同製品は、径11×長さ35mmのカプセル型の錠剤をイメージしたデザインのコンパクトマイク。対応iPodのイヤホンジャックに挿し込むだけで、ボイスレコーダーなどとして利用できる。

 サードパーティ(他社製品)のアプリケーションと連動して使うことができ、たとえばSkypeのアプリケーションと合わせてスカイプホンとして利用することも可能となっている。持ち運びに便利なストラップホールを装備する。

【4月16日12時6分配信 RBB TODAY
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100416-00000009-rbb-sci

投資を抑えチャンスを勝ち取るSaaS CRMの活用法 

April 16 [Fri], 2010, 18:26
 資産管理サービス業の米National Retirement Partners(NRP)は、金融危機と景気悪化の影響を受けなかったわけではない。しかしSaaS CRMを使って他社に差を付け、投資を抑えながら収益を伸ばすことができた。

 NRPはSalesforce.comと契約し、ファイナンシャルアドバイザー400人のネットワークが利用している10種類ほどのアプリケーション用に、シングルサインオン(SSO)のCRMフロントエンドを構築した。

 プロジェクトを率いるアダム・ソコリック製品管理担当副社長は、ライバルから1人でもファイナンシャルアドバイザーを引き抜くことができれば、NRPが初期投資した25万ドルは1年以内に回収できるだろうと試算した。プロジェクトは2008年9月にスタートし、2月までにはこのSaaS(Software as a Service)CRMアプリケーションのおかげで、15人のファイナンシャルアドバイザーがライバル企業を離れ、NRPの系列に入った。

 それまで、NRPネットワークのファイナンシャルアドバイザーが顧客の資産を管理運用するためには、4、5つのWebサイトと3つ以上のシステムにアクセスしなければならなかった。100〜300人の顧客のために、四半期ごとに15〜30件の運用報告書をバラバラのシステムから作成するのは骨の折れる仕事だった。

 今では、ファイナンシャルアドバイザーが手持ちの運用資産の情報をいったん入力してボタンをクリックすれば、その情報がNRPの資産モニタシステムに送られてSalesforce.comで報告書が作成され、それを印刷したり顧客にメールで送れるようになった。

●SaaS CRMプロジェクトの教訓

 その過程で学んだ教訓も幾つかある。レイオフの可能性を見据えたSaaSベンダーとの契約交渉の大切さもその1つだ。社内で人員削減が実施された後も、NRPは使わなくなった分のライセンス料まで払い続けなければならなかった。

 SaaS CRMアプリケーションの開発についても、やり方を変えるべきだったプロセスが幾つかあるとソコリック氏は言う。

 「われわれは幾つかの事項について、(Salesforce.comが開発した)標準オブジェクトの利用を勧める助言に従った。しかし、一部機能の利用が限定されてしまうため、今になって振り返ると、カスタム版を開発しておいた方がよかったと思っている」(同氏)

 しかし全般的には、またやるとしても同じやり方を採用するだろうと同氏は言い、SaaSアプリケーションへの投資も続ける計画だという。「(SaaSモデルでは)すぐに機能を追加でき、予算が限られていたとしても開発が容易なので、少ない投資で多くのことができる」と同氏は話している。 4月16日0時9分配信 TechTargetジャパン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000072-zdn_tt-sci

40年続いた不適切な対応-下水道料金徴収漏れ総額1580万円 福知山市で45件発覚 

April 16 [Fri], 2010, 17:58
 福知山市の松山正治市長は15日に記者会見を開き、下水道使用料の徴収漏れが45件見つかったことを明らかにした。使用開始から30年近く経過しているケースもあり、未収総額は計約1580万円。このうち、さかのぼっての徴収ができない時効分は約820万円に達する。徴収漏れの調査はまだ3分の1 を終えた段階で、件数は今後さらに増える見込み。
 
 徴収漏れは、市下水道部が昨年7月から実施した下水道水洗化の普及率調査で見つかった。調査対象は、市内の未水洗化の家屋約2500 軒(昨年7月時点)で、09年度に約800軒を終えた。残る約1700軒を10、11両年度で実施するはずだったが、問題の発覚を受け、実態把握を早急に進めて7月をめどに結果を公表する。
 
 徴収漏れ45件の原因は、下水工事業者からの届け出がないなど市が下水道使用を把握できていなかった事案が29件(約1100万円相当)、内部調整不足や電算処理の誤りなど市の事務処理上のミスが16件(約480万円相当)としている。

■40年続いた不適切な対応■
 
 今回の下水道使用料徴収漏れ問題に絡み、市下水道部での不適切な対応が、40年近く続いていたことが明らかになった。徴収漏れはこれまでにも見つかっており、こうした場合、地方自治法では「最長5年さかのぼって賦課できる」とされているが、徴収していなかった。今回見つかった45件についても、当初は対象者に対して「さかのぼっての徴収はしない」との旨を伝えていた。
 
 下水道使用料徴収は1966年に始まった。71年の調査で161件の徴収漏れが見つかったものの、未収分の徴収はしておらず、その後も慣例として、同様の対応を続け、現在に至っている。
 
 これまで見つかった徴収漏れは、市民側からの申告によるものがほとんどであること、使用開始時期の特定が難しいことなど、下水道部側が対応に苦慮した一面はある。しかし、直近の過去5年間でも48件の徴収漏れの処理をしており、突発的な事案ではないにもかかわらず、71年以降の実態把握調査はなく、徴収漏れが発覚したその都度、慣例に従って処理する対応が、慢性的に続いていた。
 
 今回の徴収漏れ問題を整理する中で、下水道部の慣例が全庁的に知られることになり、法的には徴収できること、正規に使用料を払っている市民との公平性から、これまでの対応を不適切と認め、是正することを決めたという。
 
 今回の45件の市民に対しては、さかのぼっての徴収を依頼しているが、応じているのは現時点で6割程度。下水道部は「根気よく説明と依頼を続ける」としている。
 
 さかのぼっての徴収額は、一軒あたり平均約17万円で、最高額は約62万円になる。負担が大きく一括払いが難しい場合は、法律上、原則1年以内の分割払いもできるが、払う側にとっては非常に重い。最高額に近い市民の一人は「払わなければいけないものなので、わたしは払いますが、5年間分を1年でというのはおかしい。もう少し考えてほしい」と切実に訴える。
 
 松山市長は記者会見で、一連の問題について「市民の信用を失墜させてしまい、誠に遺憾で深くおわびします。背景に業者への指導不足、事務手続きの遺漏、前例踏襲の漫然とした事務処理などがあり、本件を教訓に、改めて法令順守と適切な事務の執行を徹底したい」と謝罪した。 4月15日17時13分配信 両丹日日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100415-00000302-rtn-l26

「2030年代に火星へ」 オバマ大統領が宇宙政策発表 

April 16 [Fri], 2010, 17:30
フロリダ州ケープカナベラル(CNN) オバマ米大統領は15日、フロリダ州のケネディ宇宙センターで新しい宇宙政策を発表し、2030年半ばまでに火星への有人飛行を目指すと表明した。

新政策では今後5年間で米航空宇宙局(NASA)の予算を60億ドル増額し、月より遠い宇宙空間の探査を推進する。向こう10年で宇宙へ送り出す飛行士の数は従来の計画よりも増やし、宇宙長期滞在に必要な物資輸送のための技術開発、ケネディ宇宙センターの近代化、民間宇宙産業の促進、雇用創出なども盛り込んだ。

火星飛行についてオバマ大統領は「2030年半ばまでに火星軌道に人を送り込み、安全に地球に帰還させることができると確信している」と述べ、続いて火星着陸を目指すとした。

一方、2020年までに再び月に到達することを目指した月面有人探査計画(コンステレーション計画)は、スケジュールの遅れや意義の低下などを理由に打ち切ると表明、「月には到達済みだ。宇宙には探索するべきものがほかにもたくさんあるし、学ぶことも多くある」と指摘した。

オバマ政権に入って開発が凍結されていた有人宇宙船「オリオン」は当初提案していた廃棄を取りやめ、国際宇宙ステーションの緊急脱出装置として利用する計画を打ち出した。

【4月16日12時0分配信 CNN.co.jp
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100416-00000003-cnn-int

円ベースで27年ぶりの高値に 金が投資家に注目を受ける理由 

April 16 [Fri], 2010, 17:03
 今月9日、金の小売価格が1グラムあたり3660円になった。1983年以来、27年ぶりの高値である。
 1983年の金の小売価格は3296円(年平均)だった。その後、金の小売価格は下落傾向が続き、2000年には1014円(年平均)まで下がった。ところが、2006年頃から高騰。リーマンショックによって一時下落したものの、3000円前後の高い水準を保ってきた。

 近年、金の小売価格が高騰している背景には、新興国の経済成長にともなう需要増とインフレがある。特に宝飾品としての金の需要は、インドで年々高まっている。経済成長でインフレが進む中、インフレに強いとされる金を求める人も増えている。

 また、世界的なテロへの不安や、ギリシャの財政問題など依然として尾を引く世界金融危機も影響している。「有事の金」と呼ばれるように、金は安全資産の代名詞とされてきた。そこで、金を買う動きが高まっているのである。

 さらに、年明けから円安傾向にあることも、円ベースでの金の小売価格高騰に拍車をかけている。ドルベースの金の小売価格は昨年12月をピークにここ数カ月は高止まりしているが、円安になっているため、円ベースの金の小売価格は上昇を続けた。

 ドルベースの金の小売価格は、昨年12月に史上最高値を記録している。一方、円ベースの金の小売価格は、1980年の4499円(年平均、年最高は6495円)が史上最高値である。1980年代半ば以降の長期的な円高傾向などが影響して、ドルベースに比べて円ベースの金の小売価格は低く抑えられてきたため、まだ史上最高値を更新するには至っていない。

 1980年に円ベースの金の小売価格が史上最高値となった背景には、インフレの悪化に加えて、旧ソ連によるアフガニスタン戦争(1979〜1989年)、イラン・イラク戦争(1980〜1988年)といった要因が影響した。

 1978年から1979年にかけて金の小売価格は2倍に急騰し、1979年末から1980年初にかけてさらに2倍に跳ね上がった。わずか1年ちょっとの期間で、4倍に値上がりしたのである。

 1980年頃と現在を単純に比較することはできないが、いずれも安全資産としての金への信認が高まっている点は類似している。1980年の局面では、その後、金の小売価格は下落して、長く低迷する時期が続いた。現在の局面で、円安がさらに進むなどして、円ベースでも史上最高値を更新するかどうか、成り行きが注目される。

【4月14日15時0分配信 MONEYzine
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000000-sh_mon-bus_all