都内に住む橋本明子(はしもと・あきこ)(59)の息子、知(さとる)に慢性骨髄性白血病の診断が下ったのは、86年の夏だ

December 08 [Mon], 2014, 12:22

橋本明子さん、愛猫「いちご姫」と

 骨髄移植は、がん化した骨髄液を、他の人の健康なものと入れかえる治療だ。白血病など多くの患者の命を救ってきた。

 他人からの移植を橋渡しする日本骨髄バンクが動き出したのは1991年の年末。設立までには、大勢の人の執念と善意、深い苦悩があった。その中に、わが子を守りたい一念から運動を起こした母親たちがいた。

 都内に住む橋本明子(はしもと・あきこ)(59)の息子、知(さとる)に慢性骨髄性白血病の診断が下ったのは、86年の夏だった。10歳なのにやせてきたので、病院に連れて行った。半年の治療でまずは退院できた。

 だが、橋本は医師に告げられる。「3〜5年で悪くなる。治すには骨髄移植しかない」

 他人の骨髄を体に入れるには白血球の型(HLA)が合わなければいけない。確率は、兄弟姉妹で4人に1人、他人だと数百〜数万人に1人。知の型は、妹と合わなかった。

 何人もの血液の専門家を訪ね歩くと、みんな口をそろえた。

 骨髄バンクが必要です。

 イギリスやアメリカにはあるという。日本にも作りたい。でも、息子に間に合うだろうか。

◇         ◇

 87年秋、橋本はとにかく動きだそうと考えた。活動を始めている人が京都府にいると知り、電話をかけた。受話器から聞こえる女性の反応は厳しかった。「頑張ってという励ましの言葉だけなら、もう結構です」

 橋本は驚いて言った。「私も死にものぐるいで頑張ります」

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