「愛と悲しみの12歳」
エリザベス・ダイヤーク著
愛、そして悲しみ。
壮大な題名に感じませんか?
全国学校図書館協議会選定図書とか、基本図書とか、
感想文コンクールの課題図書にもなったまじめな小説。
それも頷ける題名じゃないでしょうか。なんていうか…こう、まじめで硬いじゃないですか。
内容もそれらしいように感じません?第一印象。
…実際にそうなのかもしれませんが、わたし的には結構ギャグの要素が強い内容と思っています。
もうこう思う時点で、自分の感性がおかしいんじゃないかって思ったりするんですけど……
確かに内容は「愛」も「悲しみ」も「12歳」も大事なキーワードなんですが、
もちっと他の題がなかったのか…とか思ってしまう。
だって、この題だとちょっと硬すぎる気がするんです。内容と比べて。
中身はもっともっと親しみやすいんですよ!何か題名が硬すぎるの!
…はっ……それも含めてのギャグなのか。
あ、誤解を招きそうな表現かもしれません。この小説は決してふざけた話ではないのでご了承を。ギャグ本でもありません…いたって普通の小説です。
ただ所々にシュールな笑いがあって面白いんですよ。
お話のあらすじは、
11歳のネイディーンはもうすぐ誕生日を迎える元気な女の子。趣味はモノポリーと懐中電灯でモールス信号でメッセージをやりとりすること。親友ムーンと誕生パーティーの計画を立てるのが楽しい今日この頃。
そんなところへ数々の奇行を繰り出す祖母がやって来ることになりました。高齢になり一人で生活することが困難になったため、ネイディーンの家で同居することになったのです。
そんなおばあちゃんと同室になったネイディーン。
大好きなペットアヒルにちょっかいを出してきたり、部屋中におしろいの粉を充満させたり、
外の水道の蛇口を爆発させて噴水を作ったりと色々とやらかしてくれます。
そんな時に頼れる親友ムーンはといえば、少女から乙女への階段を上るのにまっしぐら。
モノポリーを赤ちゃんのゲームと言い出したと思えば、わけの分からない化粧品に大金を使ったり、ダイエットに勤しんでは失敗してみたり、
オシャレすぎる服に挑戦したり、挙句の果てに恋までする始末。
おまけに占いやら霊感に敏感にもなって、スピリチュアルな診断でネイディーンを導こうとしたりと、あまりの進化の速度についていけなくなりそうになります。
美人でその上美しい名を持つ母のリディアは「おばあちゃまはなぜ砂糖壺の中に小石を入れるのかしら?」とかとんちんかんなことを言い出したかと思ったり、(実際小石が入ってるんですけどね。)
父はぼんやりクッキーなんかを焼いたり、
兄は今日も庭でおんぼろの車の修理ごっこをして木に衝突したり、
こんな愉快な仲間たちとネイディーンは無事に誕生パーティーを開催することができるのか!?
そして、そんな時に”おばあちゃま”がやらかした最大の事件とは!?
ざっとこんな話でしょう…
おばあちゃまの奇行とか言われていますが、こう書いてみると主人公以外はみんな奇行しかしていないですよね。っていうか親友のムーンがか。
彼女の方がやっていることよっぽどおかしい気がするんですけどね。かわいいけど。
日本ではなじみのない言葉が登場するのでとても新鮮です。
モノポリーとか。(今じゃ有名かな?わたしが小学生のころは名前も聞いたことなかったけど…)
クレープペーパーとか、シャルトルーズグリーンとか。
クレープペーパーとは紙の種類で、主にラッピングなんかをする薄い紙なんですけど、
この本でその名前を知りました。「あの薄い紙〜」とか呼んでいたから名前を知って使いまくってたな、やたら。
シャルトルーズグリーンは色の一種で明るい黄緑色のこと。リキュール「シャルトルーズ」の色に由来するとかなんとか。
まぁこんな感じで雑学もざくざく入ってくるので読んでいて楽しいんですよ。
この話の言い回しが特にお気に入りです。母の言う「おばあちゃま」とか。
作者の持つ作品の雰囲気なのか、訳者の久米穣氏のセンスなのかは分かりませんが、非常に上品なユーモアが数多く存在します。
そんなわけでけっこうくすっと笑えるシーンの多い話でお気に入りの一冊です。
まぁ…「悲しみ」ってついている位だから悲しいエピソードもあるんですけどね…
それでもそこ以外の楽しいシーンが好きなんです。
小学生向けなのかもしれませんが、大人も十分楽しめます。
エリザベス・ダイヤーク著
愛、そして悲しみ。
壮大な題名に感じませんか?
全国学校図書館協議会選定図書とか、基本図書とか、
感想文コンクールの課題図書にもなったまじめな小説。
それも頷ける題名じゃないでしょうか。なんていうか…こう、まじめで硬いじゃないですか。
内容もそれらしいように感じません?第一印象。
…実際にそうなのかもしれませんが、わたし的には結構ギャグの要素が強い内容と思っています。
もうこう思う時点で、自分の感性がおかしいんじゃないかって思ったりするんですけど……
確かに内容は「愛」も「悲しみ」も「12歳」も大事なキーワードなんですが、
もちっと他の題がなかったのか…とか思ってしまう。
だって、この題だとちょっと硬すぎる気がするんです。内容と比べて。
中身はもっともっと親しみやすいんですよ!何か題名が硬すぎるの!
…はっ……それも含めてのギャグなのか。
あ、誤解を招きそうな表現かもしれません。この小説は決してふざけた話ではないのでご了承を。ギャグ本でもありません…いたって普通の小説です。
ただ所々にシュールな笑いがあって面白いんですよ。
お話のあらすじは、
11歳のネイディーンはもうすぐ誕生日を迎える元気な女の子。趣味はモノポリーと懐中電灯でモールス信号でメッセージをやりとりすること。親友ムーンと誕生パーティーの計画を立てるのが楽しい今日この頃。
そんなところへ数々の奇行を繰り出す祖母がやって来ることになりました。高齢になり一人で生活することが困難になったため、ネイディーンの家で同居することになったのです。
そんなおばあちゃんと同室になったネイディーン。
大好きなペットアヒルにちょっかいを出してきたり、部屋中におしろいの粉を充満させたり、
外の水道の蛇口を爆発させて噴水を作ったりと色々とやらかしてくれます。
そんな時に頼れる親友ムーンはといえば、少女から乙女への階段を上るのにまっしぐら。
モノポリーを赤ちゃんのゲームと言い出したと思えば、わけの分からない化粧品に大金を使ったり、ダイエットに勤しんでは失敗してみたり、
オシャレすぎる服に挑戦したり、挙句の果てに恋までする始末。
おまけに占いやら霊感に敏感にもなって、スピリチュアルな診断でネイディーンを導こうとしたりと、あまりの進化の速度についていけなくなりそうになります。
美人でその上美しい名を持つ母のリディアは「おばあちゃまはなぜ砂糖壺の中に小石を入れるのかしら?」とかとんちんかんなことを言い出したかと思ったり、(実際小石が入ってるんですけどね。)
父はぼんやりクッキーなんかを焼いたり、
兄は今日も庭でおんぼろの車の修理ごっこをして木に衝突したり、
こんな愉快な仲間たちとネイディーンは無事に誕生パーティーを開催することができるのか!?
そして、そんな時に”おばあちゃま”がやらかした最大の事件とは!?
ざっとこんな話でしょう…
おばあちゃまの奇行とか言われていますが、こう書いてみると主人公以外はみんな奇行しかしていないですよね。っていうか親友のムーンがか。
彼女の方がやっていることよっぽどおかしい気がするんですけどね。かわいいけど。
日本ではなじみのない言葉が登場するのでとても新鮮です。
モノポリーとか。(今じゃ有名かな?わたしが小学生のころは名前も聞いたことなかったけど…)
クレープペーパーとか、シャルトルーズグリーンとか。
クレープペーパーとは紙の種類で、主にラッピングなんかをする薄い紙なんですけど、
この本でその名前を知りました。「あの薄い紙〜」とか呼んでいたから名前を知って使いまくってたな、やたら。
シャルトルーズグリーンは色の一種で明るい黄緑色のこと。リキュール「シャルトルーズ」の色に由来するとかなんとか。
まぁこんな感じで雑学もざくざく入ってくるので読んでいて楽しいんですよ。
この話の言い回しが特にお気に入りです。母の言う「おばあちゃま」とか。
作者の持つ作品の雰囲気なのか、訳者の久米穣氏のセンスなのかは分かりませんが、非常に上品なユーモアが数多く存在します。
そんなわけでけっこうくすっと笑えるシーンの多い話でお気に入りの一冊です。
まぁ…「悲しみ」ってついている位だから悲しいエピソードもあるんですけどね…
それでもそこ以外の楽しいシーンが好きなんです。
小学生向けなのかもしれませんが、大人も十分楽しめます。
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