佐橋佳幸とかんなん

September 20 [Tue], 2016, 9:07
技術力の足りない歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントが安定しなかったり外れたりする場合もあります。もちろんベテラン歯科医が施術してもそういったことは起こる可能性はゼロではありません、その確率の差は歴然です。万一に備えて保証制度があるのないのかは事前に確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。保険がきかなくて費用が高くても、治療期間が長期間にわたっても、外科手術を行う必要があっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、食事がとっても美味しくなります。味は当然ですが、歯ごたえや温度まで感じることができます。固いものも遠慮なく噛むことができますので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外にも請求される場合や、安全性に問題のある製品だったりという場合もあります。インプラントを選ぶときに優先させるべきものは、第一に信頼できる歯科医かどうかを判断することです。
インプラントの埋入は1本からできますが、たいていの場合複数本の手術となるケースが多いです。インプラントを希望するのは高齢の方が圧倒的に多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではall-on-4といった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の高度な技術です。今までの方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長引く理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。どちらにも言えることは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、ぱっと見では失っている歯はないように見えます。けれども実のところは表面的な事で、噛むという歯の本来の機能があるかと言えば、実はそうではありません。外見だけを気にするのか、またはきちんと噛める歯を望むのかは判断が難しいところでもあります。
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