きっと悪魔が棲んでる 

August 19 [Wed], 2009, 0:55
罪のない瞳で、みんな幸せになれば良いと笑う。

自分は光輝くどの場所にもそぐわないって
ひとつ、ふたつ、みっつ、あきらめて
人からだめだって言われるより
自分でだめだって言っちゃった方が傷つかないからね。

本当はそうじゃない方が良いけど
「そんなことないよ」って否定で肯定する言葉がほしいわけでもない。
誰か私を見て、かまって、大切にして、って心の底では思っているのだけど
それを表に出せるほど、素直じゃない。

嗚呼、もう少し恥をかける女の子で在れたら―。

幸せの熱 

August 16 [Sun], 2009, 14:07
赤ん坊は幸せのかたちをしていると思う。
だから、だからこそ、私は触れるのがときどき怖い。
触れたとたんに壊れてしまうような気がするから。

抱きしめた小さな身体は、自分よりもずいぶん熱くて、
ふんわりと母乳の匂いがした。
何か許された心地がして、涙がこぼれた。

おわりとはじまり 

August 13 [Thu], 2009, 0:11
if がほんとの話になってしまった。伝えてしまった。
言ってしまったら、本当に顔が上げられなかった。
思わず、ワンピースを指先で握りしめた。

涙はこぼれなかった。
ただ、何かがひとつ終わる匂いがして
少し悲しくなった。

悲しいきもちは、ただ悲しいだけじゃなくて
ぼわり、とした温かい熱を一緒に運んできた。
こんな風に人を好きになれる私はもう充分に幸せなのかもしれない、と
そう思わせてくれた。

絶対に届くはずのない気持ちを、投げてしまった。
あの人は、はねっかえすでもなく、もちろん受け取るでもなく
ぽすっ、と正面でとめて、すとん、と地面へ落とした。
本当にどうしようもなくあの人らしくて、笑ってしまう。

ああ、良かったね。これできっとあなたにも名前が付く。
地面に根を張って、芽をのばして、いつか花でも咲かせたら
私はもっと自分を愛せる日がくるだろうか。

if 

August 02 [Sun], 2009, 2:49
「ずっと、好きだったよ」

昨日の晩ご飯について話すくらいの気安さで
軽口を叩くみたいに、さらりと伝えるはずだった言葉は
思ったよりもずっと重く湿気を含んで、唇から零れ落ちた。

はっと、視線を上げる貴方を見返すことができなくて
私は、地面を見つめたまま、指先でワンピースを引っ掻いた。

違う、違う。困らせたいわけじゃないの。

ただ、ぼんやりしている間にずいぶんと高く積もってしまった気持ちを
行き場のないまま、時間の波に押し流されてしまいそうなこの気持ちを
どこか風の通る場所に置いて、ちゃんと名前を付けてあげたかった。

本当は、そんな自己満足にこの人を巻き込むべきじゃなかったのに。

「違うの。あのね。返事がほしいわけじゃないの。なんの期待も
 してないよ。彼女いるの知ってるし。伝えるだけ、伝えたかったの。
 でないと消化しきれない気がして。だって、好きな人なんて
 めったにできるもんじゃないし。ここらでなんとか区切らないと、
 とか思ってしまって。ごめん。私、すごく勝手なこと言ってるね。
 ごめん。ごめんね。」

言い訳みたいに畳み掛ければ畳み掛けるほど、瞳に水分が集まってくる。
笑い話にするくらいの気持ちだったのに。
口に出した途端、自分の気持ちの大きさを自覚してしまった。
駄目だ。本当に馬鹿みたい。

できるだけ軽く聞こえるように、へらへらとした笑顔を保とうと
必死だったけれど、実際の所、今目の前に鏡をつきだされたら、
一瞬で自分のことを嫌いになれそうだった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

この気持ちに名前を付けて呼ぶことは、
「さよなら」を告げるのに等しかった。

この人が、軽口を叩いて私の腕を小突くのは
この人が、一緒に寝転がって、笑い転げてくれるのは
この人が、泣きつけば夜中でも飛んできてくれるのは

それは、私への信頼。この友情への、この関係への信頼故なのだから。

想い出 

June 30 [Tue], 2009, 14:20
私は持て余してる。この気持ちを。
いっそ好きだと告げて、逃げてしまおうかと
ずるい私が、顔を出す。

多分、ずっと好きなんです。
諦めようとか、忘れちゃおうとか何度も何度も思ったけど
どうしてもできないんです。
あなたと同じくらい好きになれる人探したけど、だめなんです。

だから、伝えてみることで、この気持ちをなんとか消費できないものかと。
いい加減、前へ進めないものかと。

いいんです。いいんです。わかってるから、深く考えないで。
またこいつわけわかんないこと言ってるよ。っていつもみたいに笑って。
大丈夫。大丈夫だから。明日になったら全部なかったことにしてくれて構わない。
困らせたいわけじゃないの。こんなことで0にしたくない。

そうやって頭の中で用意した言葉を告げられないのは
彼の薬指に収まってる銀色のリングがちらちらと視界に入るからだ。
その小さな金属に、覚悟が吸い取られてしまうのは、もう少し夢を見ていたいから。

世界で一番大切な 

April 27 [Mon], 2009, 15:23
あなたへ

いつも笑いながら、逞しく生きているようにみえて
本当は、弱い部分をたくさん抱えて、自分に自信が持てない、
そんなあなただけれど

今まで育て続けてきた感性と
好きなことに対して見せる集中力と情熱
それから、人を安心させてしまう空気に自信をもってください。

あなたの言葉と表現力には、人を頷かせる力がある。
それは、もっと磨いていけば、きっと誰にも負けない武器になる。

それは、本当は甘えたで、不器用で、偏っていて、
他人に認めてほしいと願いながら走りつづけている、
弱いあなただから持てる力だと、私は思っています。

そんなあなただから、逃げることも上手くできず
壁に当たるうちに、少しは強くなったでしょう。
他人の痛みに気づくこともあるでしょう。
これからも、前へ進み続けるでしょう。

あなたがいてくれる世界は、今日も明るいです。

てくてく 

April 10 [Fri], 2009, 12:28
「あ、その日、誕生日じゃなかったっけ?」って、
そんな一言で私を掻き乱すのは止めてほしい。

私は、どうでもいい人の誕生日を覚えていられるほど賢くないから、
そんなこと言われたら、たとえ違うとわかっていても、小さく、期待してしまう。
「なんかあったらいつでも連絡しろ」って言葉に、瞳が熱を持ってしまう。

あなたの薬指が、埋まったり空いたりするだけでぐらぐら揺れる自分に気づくたび、
また動けなくなってしまう。そうやって、期待と失望をくりかえして、結局前に進めない。

在る人の話 

November 30 [Sun], 2008, 2:35
「彼女には女としてすごく惚れてるんだ。で、あいつには、人間としてすごく惚れてる。 そもそも比べるってことが、両方に失礼な話なんだけど。 この場合さ、つきあったら、どっちが上手くいくと思う?俺は想像しかできないけどさ、多分彼女の方なんだよなぁ。 どちらのが好きがでかいとか重いとかそういう次元じゃなくて。多分、俺のこと解ってるのも、おしゃべりが成立するのも 彼女じゃなくてあいつだよ。 でも、不思議な話でさ、それだけじゃ上手くいかないんだ。どうしてだろうな。」 そう言って遠くを見たこの人の瞳を、私は何にも言えずに横から見ていた。 だったらなんでいつまでも、あの子を愛しい瞳で見てるの。 軽口叩きながら、どつきあいながら、泣きそうな顔でお互いの背中を見てるあなたたちの視線が ひとつになればいいって、私は夢見てしまうのだけど。きっとそんなに簡単にはいかないのだろうね。

かえりみち 

October 31 [Fri], 2008, 23:49
「将来どうすんの?」と尋ねる声に曖昧な返事。
彼の描く未来には、やっぱりあの子がいたりするんだろうか。

家とは反対方向なのに、話しているうちに下ってしまった坂道。
「おまえの家逆だろ」って笑う声に、たった今気づいた風を装って
バイバイをする、私はなんてばかなんだろ。

何度も何度もほかのひとを
素敵だと、愛したいと、ほしいと思ったけど

あなたに会うだけですべてがリセットされてしまう。
私はなんてばかなんだろ。

私がしっくりはまるピースを持っていても、彼はその絵を作ることに興味がないのだから。

ばかみたいに下った坂道を、ひとり、風を切って上る。

もういっかい 

November 05 [Mon], 2007, 21:35
誰にも知られたくないのに
どこかに残しておきたくて
本当は誰かに知ってほしいこと。

そういう言葉を綴りたくてはじめた日記なのに
最近、いろんなことを億劫に感じて
少し嘘つきになっていたみたいです。

とりあえず、
小さな後悔とか季節の匂いとか
忘れたくない記憶や想いを

少しずつでも残しておこう、って
きのうね、突然、思いました。

................................................................


何度も何度も躊躇って
結局言えなかった一言は
今も宙ぶらりんのまま

もしも、とか、いつか、とか
都合の良く心の隅で考えれば
心が軽くなるけど
同時に自分の浅ましさに失望する。
なんて惨め。

今もどこかで笑っているんでしょう?

次に会える日に、私は何を思うのかな。
何が変わって、何は変わらないままなんだろ。
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