カースロット発動後・船内 

November 09 [Thu], 2006, 0:28
[カースロット発動後・船内]

ガ「おかしいな。ケセドニアを離れたらすっかり痛みがひいたわ」
ル「なんだよ。心配させやがって」
ガ「悪ぃ悪ぃ!」
テ「じゃあやっぱりカースロットの術者はケセドニアの辺りにいたのね」
ナ「よかったですわね、ガイ。早めにケセドニアを出て」
ガ「ああ、そうだな。そういや、この傷をつけたのはシンクだったけどまさかあいつが術者かな」
イ「おそらくそうでしょうね」

カースロット発動 

November 09 [Thu], 2006, 0:20
[カースロット]

「大佐。ルーク様。お待ちしておりました。グランツ謡将より伝書鳩が届いております。グランツ謡将は先遣隊と共にアクゼリュスに向かわれるそうです」
ル「えーっ!?師匠早すぎだよ!」
イ「僕たちも急がなければ」

シンク、建物の外から

ガイ倒れる

ル「ガイ!?」

ルーク、ガイに近寄ると振り払われる

ル「いてて……!お、おい。まさかおまえもアッシュに操られてるんじゃ」
ガ「いや……別に幻聴は聞こえねぇけど……」

ジェイド、ガイの隣にしゃがみ込み傷を見る

ジ「おや。傷ができていますね。……この紋章のような形。まさか「カースロット」でしょうか」
ル「カースロット?」
イ「人間のフォンスロットへ施すダアト式譜術の一つです。脳細胞から情報を読みとりそこに刻まれた記憶を利用して人を操るんですが……」
「医者か治癒師を呼びますか?」
ガ「……俺は平気だ。それより船に乗って、早いトコヴァン謡将に追いつこうぜ」
ル「……でも、ヤバくないのか?」
イ「カースロットは術者との距離で威力が変わるんです。術者が近くにいる可能性を考えればケセドニアを離れた方がいい」
「それではこちらからどうぞ」

イオンだけ残り、一人呟く
イ「ダアト式譜術を使えるのは導師だけ……。やはり彼は……」

外のシンク
「思ったより抵抗が激しいな。……まあいい。どうせアクゼリュスの一件に巻き込まれるだろう」

コンタミネーション1 

November 07 [Tue], 2006, 21:05
[コンタミネーション1]
「兄の仇!」
突然襲ってくる男。
ル「おまえ!どういうつもりだ!」
「港で話を聞いていた!お、おまえが死霊使いジェイドだな!」
ガ「話を聞いていたならわかっているだろう。こちらの方々は和平の使者としておいでだ!」
「……わかってる。だけど兄さんは死体すら見つからなかった。死霊使いが持ち帰って皇帝の為に不死の実験に使ったんだ」
兵士「た、大変失礼いたしました!すぐにこの男を連行します!」

ル「なんだ、あいつ。馬鹿じゃねぇの?」
ガ「……ルーク。そんな言い方はやめろ。あの人のしたことは許される事じゃないが、馬鹿にしていいことでもないだろう」
ル「ふん。そんなもんかねぇ。それよりジェイド前から聞きたかったことがあるんだけど」
ジ「――なんですか?」
ル「おまえの槍って、何もないところから突然出てくるよな。どうなってるんだ?」
ジ「コンタミネーション現象を利用した融合術です」
ル「こんたみ……?」
テ「コンタミネーション現象。物質同士が音素と元素に分離して融合する現象よ」
ガ「ああ。合成なんかに使われる物質の融合性質か」
ジ「ええ。生物と無機物とでは、音素はもとより構成元素も違います。その違いを利用して、右腕の表層部分に一時的に、槍を融合させてしまっておくんです」
ル「へぇ。それで必要な時に取り出すのか。便利だな」
テ「自分もやりたいなんて言い出さないで。普通は拒絶反応が出て精神崩壊を起こしかねないんだから」
ガ「そうだな。このおっさんだから出来てるんだろうよ」
ジ「はい。使いこなせるように努力するうちにおっさんになってました。はっはっはっ。さあ、行きましょうか」
ジェイド、ルーク歩いていく。

ガ「なあ、さっきの奴が言ってた噂……」
テ「そうね。軍人たちの間では有名な話よ。戦場で死体を回収して死者をよみがえらせようとしているって」
ア「マルクト軍の第三師団は死人の軍だって噂があったくらいだもんね。実際会ってみたら違ってたけど」
ガ「……死者を、ねぇ……」

ルーク邸・お帰りなさいガイ 

November 07 [Tue], 2006, 20:51
[ガイ、お帰りなさい]

「ルーク様!お帰りなさいませ!ガイもお帰りなさい!」
ガ「……あ、ああ。ん?泣いてたのか?目が赤いぞ」
「え?ああ、ルーク様がやっと戻ってくださったからつい嬉しくって……ガイったら相変わらず優しいのね」
ガ「だ、だから近付くなって!」

「ガイって素で気障なのよねv」

ガイ様モテモテ 

November 07 [Tue], 2006, 20:40
[ガイ様モテモテ]

「あ、ガイよ!」
「ガイ〜v元気〜v」
ガ「う、うわっ!キミたちか……」
「もうっ!キミたちって言い方がか〜わ〜い〜い〜v」
ガ「や、やめ……やめて……」
ガイ、へたり込む。
ジ「やー、幸せそうですね」
ガ「おい!ジェイドの旦那!助けてくれてもいいだろう!ルークでも……」
ル「うへへ。お幸せに〜」
ジ「人の恋路を邪魔するものは馬に蹴られて死んでしまえと言いますし」
テ「もう、可哀想じゃない!やめなさい。困ってるわ、彼」
「そこがかわいいのにぃv」
「ガイ!またね!」
「今度はそっちの素敵なお兄さんたちも紹介してね」
ガ「ティア、助かったよ!」
テ「大丈夫?」
助け起こそうとティアがかがみこむと、ガイ飛び退く。
ガ「ひゃっ!?」
テ「……あ。ご、ごめんなさい……」

バチカル到着・天空客車後 

November 07 [Tue], 2006, 20:39
[バチカル到着・天空客車後]
ル「ここが……バチカル?」
ガ「なんだよ。初めて見たような反応して……」
ル「仕方ねぇだろ!覚えてねぇんだ!」
ガ「そうか……。記憶失ってから外には出てなかったっけな」
ア「……すっごい街!縦長だよぉ」
ミ「チーグルの森の何倍もあるですの」
ガ「ここは空の譜石が落下してできた地面の窪みに作られた街なんだ」
テ「自然の城壁に囲まれてるって訳ね。合理的だわ」
ル(くそ……。ちっとも帰ってきた気がしねぇや)

ノ「……なるほど。そいつはあたしらの得意分野だ」
ウ「報酬ははずんでもらうゲスよ」
ヨ「しかしこいつは一大仕事になりますね、ノワール様」
ル「なんだ。またスリでもしようってのか?」
「!」
兵士「で、では頼むぞ!失礼します。導師イオン!」
ノ「へぇ〜そちらのおぼっちゃまがイオン様かい」
ア「何なんですか、おばさん!」
ノ「つるぺたのおチビは黙っといで。楽しみにしといで。坊やたちv行くよ!」
ヨ「へいっ!」
ア「なんなの、あいつら!サーカス団みたいなカッコして!」
ガ「そういや、あいつらどことなくサーカス団の「暗闇の夢」に似てるな。昔、一度見たきりだから自信はないが……」
ル「なんだよ!おまえ俺に内緒でサーカスなんか見に行ってたのかよ!」
ガ「あ、ああ、悪ぃ悪ぃ……」
ジ「……気になりますね。妙なことを企んでいそうですが」
テ「……ええ。それにイオン様を気にしていたみたい。どうかお気をつけて、イオン様」
イ「はい。わかりました」

バチカル到着 

November 07 [Tue], 2006, 20:26
[バチカル到着]

ゴ「お初にお目にかかります。キムラスカ・ランバルディア王国軍第一師団師団長のゴールドバーグです。この度は無事のご帰国おめでとうございます」
ル「ごくろう」
ゴ「アルマンダイン伯爵より鳩が届きました。マルクと帝国から和平の使者が同行しておられるとか」
イ「ローレライ教団導師イオンです。マルクト帝国皇帝ピオニー陛下に請われ親書をお持ちしました。国王インゴベルト六世陛下にお取り次ぎ願えますか?」
ゴ「無論です。皆様のことはこのセシル将軍が責任を持って城にお連れします」
セ「セシル少将であります。よろしくお願い致します」
ガイが反応。
セ「どうかしましたか?」
ガ「お、いや私は……ガイといいます。ルーク様の使用人です」
テ「ローレライ教団神託の盾騎士団情報部第一小隊所属ティア・グランツ響長であります」
ア「ローレライ教団神託の盾騎士団導師守護役所属アニス・タトリン奏長です」
ジ「マルクト帝国軍第三師団師団長ジェイド・カーティス大佐です。陛下の名代として参りました」
ゴ・セ「!」
セ「貴公があのジェイド・カーティス……!」
ジ「ケセドニア北部の闘いではセシル少将に痛い思いをさせられました」
セ「ご冗談を。……私の軍はほぼ壊滅でした」
ゴ「皇帝の懐刀と名高い大佐が名代として来られるとはなるほどマルクトも本気という訳ですか」
ジ「国境の緊張状態がホド戦争開戦時より厳しい今本気にならざるを得ません」
ガ「…」
ゴ「おっしゃるとおりだ。ではルーク様は私どもバチカル守護隊とご自宅へ……」
ル「待ってくれ!俺はイオンから伯父上への取り次ぎを頼まれたんだ。俺が城へ連れて行く!」
イ「ありがとう。心強いです」
テ「ルーク、見直したわ。あなたも自分の責任をきちんと理解しているのね」
ル「う、うん……まあ……」
ゴ「承知しました。ならば公爵への使いをセシル将軍に頼みましょう。セシル将軍、行ってくれるか?」
セ「了解です」
ル(よし、これで英雄になるチャンスができたな)
イ「では、ルーク。案内をお願いします」
ル「……おう、行くぞ」

ディスト戦前後 

November 07 [Tue], 2006, 20:09
[ディスト戦前]
ル「……敵のボスはどこにいるんだよ!とっとと終わらせようぜ」
デ「ハーッハッハッハッ!ハーッハッハッハッ!野蛮な猿ども、とくと聞くがいい。美しき我が名を。我こそは、神託の盾六神将薔薇の……」
ジ「おや、鼻垂れディストじゃないですか」
デ「薔薇!バ・ラ!薔薇のディスト様だ!」
ア「死神ディストでしょ」
デ「黙らっしゃい!そんな二つ名、認めるかぁっ!薔薇だ、薔薇ぁっ!」
ル「なんだよ、知り合いなのか?」
ア「私は同じ神託の盾騎士団だから……。でも大佐は……?」
デ「そこの陰険ジェイドはこの天才ディスト様のかつての友」
ジ「どこのジェイドですか?そんな物好きは」
デ「何ですって!?」
ジ「ほらほら怒るとまた鼻水が出ますよ」
デ「キィー!!出ませんよ!」
ル・ガ「…」
ル「あ、あほらし……」
ガ「こういうのをおいてけぼりって言うんだな……」
デ「……まあいいでしょう。さあ、音譜盤のデータを出しなさい!」
ジ「これですか?」
ディスト、データを奪い取る。
デ「ハハハッ!油断しましたねぇジェイド!」
ジ「差し上げますよ。その書類の内容は全て覚えましたから」
デ「!ムキー!!猿が私を小馬鹿にして!この私のスーパーウルトラゴージャスな技を食らって後悔するがいい!」

[ディスト戦後]
ディスト、吹っ飛んでいく
ル「おい……あれ……」
ジ「殺して死ぬような男ではありませんよ。ゴキブリ並の生命力ですから。それより船橋を見てきます」
ジェイド立ち去る。
ガ「俺も行く。女の子たちはルークとイオンのお守りを頼む」
ア「あれ?ガイってばもしかして私たちが怖いのかな?」
ガ「……ち、違うぞ。違うからなっ!」
ガイ立ち去る。
ル「俺たちは……」
テ「怪我をしている人がいないか確認しましょう」
イ「そうですね」
ア「平和の使者も大変ですよねぇ……」
ル「……ホントだよ」

ケセドニア・シンク急襲 

November 07 [Tue], 2006, 19:46
[ケセドニアにて・シンク急襲]

兵士「こちらにおいででしたか。船の準備が整いました。キムラスカ側の港へ……」
テ「危ない!」
ガ「うわっ!」
ガイ、シンクにカースロット刻み込まれる
シ「それをよこせ!」
シンク、ガイにスライディングするもガイ逃げる。
ジ「ここで諍いを起こしては迷惑です。船へ!」
ル「くそっ!何なんだ!」
シ「逃がすかっ!」

兵士「ルーク様。出発準備完了しております」
ル「急いで出港しろ!」
兵士「は?」
ル「負われてるんだ!急げ!」

ルーク飛び乗り、出港

シ「……くっ、逃がしたか」
デ「ハーッハッハッハッ!ドジを踏みましたね、シンク?」
シ「アンタか」
デ「後はこの私に任せなさい。超ウルトラスーパーハイグレードな私の譜業で、あの陰湿なロン毛メガネをぎったぎたの……」
「…」
デ「待てーっ!待て待ちなさいっ!私の話がまだ終わっていない……」
シ「あのガイとかいう奴はカースロットで穢してやった。いつでも傀儡(くぐつ)にできる。あんたはフォミクリー計画の書類を確実に始末してよね」
デ「ムキー!偉そうに!覚えていなさい!復讐日記につけておきますからね!」

キャツベルト船内・シンク急襲後 

November 07 [Tue], 2006, 19:45
[キャツベルト船内・シンク急襲後]
ル「ここまで来れば追ってこれないよな」
ガ「くそ……。烈風のシンクに襲われたとき、書類の一部を無くしたみたいだな」
ジ「見せて下さい。同位体の研究のようですね。3.14159265358979323846……。これはローレライの音素振動数か」
ル「ローレライ?同位体?音素振動数?訳わからねー」
テ「ローレライは第七音素の意識集合体の総称よ」
ア「音素は一定以上数集まると自我を持つらしいですよ。それを操ると高等譜術を使えるんです」
ガ「それぞれ名前が付いてるんだ。第一音素(ファーストフォニム)集合体がシャドウとか、第六音素(シックスフォニム)がレムとか……」
ジ「ローレライはまだ観測されていません。いるのではないかという仮説です」
ル「はー、みんなよく知ってるな」
ガ「まあ……。常識なんだよ、ホントは」
テ「仕方ないわ。これから知ればいいのよ」
ア「なんか……ティアってば突然ルーク様に優しくなったね」
テ「そ、そんなことないわ。そ、そうだ!音素振動数はね全ての物質が発しているもので指紋みたいに同じ人はいないのよ」
ガ「ものすごい不自然な話の逸らせ方だな……」
テ「ガイは黙ってて!同位体は音素振動数が全く同じ二つの個体のことよ。人為的に作らないと存在しないけど」
ジ「まあ、同位体がそこらに存在していたら、あちこちで超振動が起きていい迷惑ですよ」
ル「!」
ジ「同位体研究は兵器に転用できるので軍部は注目していますねぇ」
ア「昔研究されてたっていうフォミクリーって技術なら同位体が作れるんですよね?」
ジ・イ「…」
ガ「フォミクリーって複写機みたいなもんだろ?」
ジ「いえ、フォミクリーで作られるレプリカは、所詮ただの模造品です。見た目はそっくりですが音素振動数は変わってしまいます。同位体はできませんよ」
ル「あーもー!訳わかんねっ!難しい話はやめようぜ。その書類はジェイドが……」
兵士「た、大変です!ケセドニア方面から多数の魔物と……正体不明の譜業反応が!」
テ「いけない!敵だわ!」

戦闘

テ「やっぱり、イオン様と親書をキムラスカに届けさせまいと……?」
ガ「船ごと沈められたりするんじゃねぇか?」
ミ「ご主人様、大変ですの!ミュウは泳げないですの」
ル「うるせぇ。勝手に溺れ死ね」
ジ「しかし水没させるつもりなら突入してこないでしょう」
ア「じゃあ船を乗っ取るつもりだ!」
ガ「やれやれ、制圧される前に船橋(ブリッジ)を確保しろってか?」
ジ「そういうことです」
ル「神託の盾(オラクル)の奴らそんなに戦争させたいのかよ。めんどくせーなぁ……」
ジ「面倒くさがらずに。行きますよ」