報告書の検討を通じて,こ

August 05 [Tue], 2014, 12:56
調査報告書では,小保方氏によって提出され,国会図書館に収められている博士論文が極めて杜撰な内容であること,その作成過程および審査過程に重大な過誤が認められること,さらに早稲田大学ならびに先進理工学研究科の指導体制・審査体制に欠陥があることなどが厳しく指摘されましたその一方で,私たちが学位論文の中で重大な問題点とみなしてきたものが,この調査報告書の中では軽微に扱われている場合が散見されました自身の責任問題を含めて厳正に臨まなければならないと考えていた私たちにとって,後者の部分には強い違和感と困惑を覚えざるを得ませんでした

今後,大学ではこの調査報告書の検討を通じて,この問題に対する見解や処分を公表することとなっております私たちは,その過程で,様々な論点について透明性を確保しながら,学内外を問わずできるだけ多くの議論が活発に行われるべきだと考えています

そこで,数人の有志の見解ではありますが,今回の調査報告書で特に問題と感じた点を,別紙に6項目掲げました大学の担当部署に提出させていただくとともに,学外の方々にも意見の一つとして公表させていただくことにいたしますここでは,主として当該博士論文に対して厳正な判断を求める内容となっておりますが,一方で,十分な指導が行われなかったこと,このような論文に学位を授与してしまった責任は極めて重大で,研究科の構成員として重く受け止めております

この問題は小保方氏一人の問題に限らず,研究・教育に関する構造的な問題が背後にありますその一翼を担っているものとして,今一度痛切に猛省しなければいけないと考えています科学研究・大学教育の原点に立ち戻って,この問題の背景や責任を明らかにしようとすること,また,再発の防止や,より厳格かつ健全な研究・教育・学位審査プロセスの立て直しのために全力で臨むことを誓います

早稲田大学大学院 先進理工学研究科 有志一同
岩崎秀雄(電気・情報生命専攻 教授)
小出隆規(化学・生命化学専攻 教授)
寺田泰比古(化学・生命化学専攻 教授)
勝藤拓郎(物理学及応用物理学専攻 教授)

調査報告書に対する所見(改訂版)
2014年7月24日
(2014年7月25日一部訂正)

1. Tissue Engineering誌論文におけるデータの改竄疑惑への言及が存在しない点
科学研究論文において,データの信頼性を損なう改竄・捏造が致命傷であることは,改めて言うまでもありません

しかし,博士論文のもととなっているTissue Engineering誌の論文には,明白と言ってよい画像の改竄(報告書における「実験結果欺罔行為」)が認められています具体的には,Tissue Engineering誌論文の図2、図3、図4に電気泳動写真が掲載されていますが,まったく異なる遺伝子群の発現パターンに関して,同じゲルの写真を上下反転したり,一部切り抜いて流用したりするといった改竄・捏造が既にネット上でも指摘されていますこのうち,図3は,博士論文においても図16として採録されています

Tissue Engineering誌の図3は,ネット上での指摘を受け,責任著者のVacanti教授によって,改竄が指摘された4つの遺伝子群のデータを削除真の学位論文」なるものが存在し,それをもとに学位取得の妥当性を議論していることに関する疑義
調査報告書では,国会図書館に保管された正本(と通常は受け取れる論文:調査報告書における「本件博士論文」)が,実は草稿に過ぎず,「本来提出すべきであった博士論文」が実在するとの小保方氏の弁明が最終的に支持されています

しかし,「本件博士論文」は,3年間にわたって修正されることなく正本として保管・開示されてきたものですこれに対して,調査開始後,委員会に要請されてからかなりの期間を経て提出され,しかも提出一時間前に修正された形跡もある文書を「真の学位論文」と認定する根拠は薄弱に感じられます

たとえば,学位審査の公聴会の際に副査が指摘した不備が修正されていないことをもって,「本件博士論文」が公聴会前の論文であるとの弁明を支持していますしかし,最近明らかにされた経緯によると,その後の小保方氏らのNature論文における不備は,Cell誌,Science誌の査読過程で指摘されていたにも関わらず修正されていませんこの対応を見ると「学位論文に関しては副査の指摘に素直に従い,これを修正した」との前提が自明であるとは必ずしも思えません(むろん,それを指導する責任が指導教員にあったはずであることは,調査報告書の指摘通り)また,公聴会時に回覧されたはずの論文(報告書中における「公聴会時論文」)については,現存が確認されておらず,プレゼンテーション資料が確認されているのみですプレゼン資料とそれに基づく公聴会時の副査とのやりとりをもとに,「本件博士論文」が草稿であり,それとは別に修正を踏まえた「真の博士論文が存在する」との推論を導いていますが,プレゼン資料が「真の博士論文」とされる論文の内容をそのまま示しているとの前提は,必ずしも自明とは思えません

この判断に基づいて草稿と認定された「本件博士論文」の重大な問題点が,調査報告書では最終的に軽微に取り扱われ,事実上免責されていることに大きな違和感を覚えます代表的なものとして,以下のようなものがあります

i) 「本件博士論文」の図10に示されている,三胚葉分化の二つの図は,企業のカタログからの許諾を得ない転載が認定されていますこの図は,学位論文全体の中で最も重要な図であるはずなのですが,常識的に本文に照らして読めば自分が出したデータのようにも読める記載となっており,実験の実在性が問われる部分でもありますしたがって,調査報告書にも述べられているように,著作権侵害行為,創作者誤認惹起行為に加え,科学における重大な不正行為である「捏造」(調査報告書に言う実験結果欺罔行為)に該当する可能性が高いと考えられますしかしながら,上記する形で修正(correction)されていますその理由は,「類似した見かけのデータを,複数の著者が編集したために起きた過失」とされています

しかしながら,同様の図の改竄は,多くの場合Correctionで済むものではなく,様々な科学論文誌においてRetraction(論文撤回)の対象となってきました実際の写真を検討すると,「過失」というレベルではないことは明らかで,学位取り消しの条件である「不正の方法」に相当するのではないかとの疑義があります

にもかかわらず,調査報告書では,「そもそも博士学位論文の条件として査読付き欧文論文が前提となっており,このTissue Engineering誌論文には修正がなされていること」を理由にデータの意図的な改竄(調査報告書に言う実験結果欺罔行為)には該当しないと結論付けていますしかしながら,Tissue Engineering誌において,Vacanti教授は強い影響力を持つと推測されるFounding Editorであり,軽微な「過失による修正」にとどめている編集方針には疑義がありますしたがって,この論点については改めて独自の調査がなされてしかるべきと考えます

今後,大学ではこの調査報告書の検討を通じて,この問題に対する見解や処分を公表することとなっておりますヴィトンの財布

今後,大学ではこの調査報告書の検討を通じて,この問題に対する見解や処分を公表することとなっておりますシリコンケース

今後,大学ではこの調査報告書の検討を通じて,この問題に対する見解や処分を公表することとなっておりますiphone ケース ブランド
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