お鈴と護(まもる)

July 18 [Mon], 2016, 18:06
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろんベテラン歯科医が手術してもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は明らかです。万が一のことも考えて保証してくれるかどうかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。保険が効かないので高額な治療費を支払っても、治療完了までの期間が2年を超えても、外科手術を行う必要があっても、それ以上の価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を見た目だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは自分の歯と同じように噛めるという機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は当然ですが、噛んでいるという実感や熱さや冷たさまでしっかりと感じることができます。固いものも遠慮なく噛むことができますので、控えていたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は入れ歯の4倍もあります。
インプラントは自由診療なので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外にも請求される場合や、安全性に問題のある製品だったりという場合もあります。インプラントを選ぶときに忘れてはならないのは、何をおいてもきちんと任せられる歯科医かどうかを見極めることです。
インプラント手術は1本からでもできますが、実際は数本の手術となるケースがほとんどです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、ほとんどの歯がない方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。従来の方法ではインプラント1本に対して歯は1本でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。ソケットリフトなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが目立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、外見上では抜けている歯はないように見えます。ですがそれはあくまでも見せかけだけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、そんなことはまったくありません。外見だけを気にするのか、それともしっかり噛めるかどうかを気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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