最近買ったCD 

2006年09月01日(金) 23時34分
相鉄ジョイナスの新星堂で久々にCDを買った。ここは意外だがトラッドジャズの品揃えが良い。HMVなんかよりはるかにいい。GHBから出ている、Alvin AlcornとPaul Barnes、Sing Miller、Alex Bigardという面白い組み合わせに、プロデューサー兼のBill Bissonnette(tb)、なにやら若者のベースという面子。Alcornって、昔から好きなラッパの一人だけど、Kid Oryなんかのバンドでやっているときと、Sweet EmmaとかこのCDみたいにイナタイ面子でやっているときに雰囲気が違って聞こえる(実際は同じように吹いているけど)から面白い。いろんな人になじみやすいスタイルなんですよね。このアルバムでも、素朴でリリカルなSing MillerのピアノにワイルドなAlex Bigardのドラムという絶妙なリズムに乗っかってアルコーン吹きまくる。サンフランシスコでのライブ録音とあって、「想い出のサンフランシスコ」なんかもやってる。もちろんSing Millerのボーカルつき。このおっさんもいいなあ。Smoky Mary レーベルからでている「An Old Times with Sing Miller」なんか涙もんだよね。甘い歌声に素朴なピアノ。こういう人たちが昔のニューオリンズの酒場にはいっぱいいたんだろうなあ。
アルコーンの実は素朴な一面が堪能できるアルバムです。
"Alvin Alcorn / Polo Barnes live at Earthquake McGoon's (vol.2)" GHB BCD-239

冥王星騒ぎで思ったこと。 

2006年08月30日(水) 22時14分
冥王星が惑星でなくなるそうですね。プラネタリウムではプログラムの変更に追われたり、「さよなら冥王星」なんて特集やったり。
でもちょっと待てよ、別に冥王星が消滅したわけじゃあるまいし、分類上惑星じゃなくしただけだろうが?なんでこんなに大騒ぎするんですかね。要するにジャンル分けの問題で、冥王星という存在はなんら変わらず残るわけじゃん。教科書は確かに冥王星は惑星だという記述を修正しなければならないだろうから理解できるけど、「さよなら冥王星」ってのはないんじゃないかね。
日本人は基本的にジャンル分けが好きな文化だと思っています。たぶんこれは村社会でどの村に属しているとか、どっちが年上だとか、そういったことがはっきりしないとなんか落ち着かないというところから発しているのかもしれない。音楽だってそうだ。検索の便宜上、レコード屋で分類しなければならないのは仕方ないけど、それにしてもジャンル分けをしないと音楽を聞けないと思っている人結構いるんじゃないかな。いいと思った音楽がいい音楽なんであって、別にジャンルなんてどうでもいいじゃん、と最近思う。ジャンル分けにこだわりすぎると、やれこういうジャンルの音楽はこういう風に演奏されなくてはいけないだとか、こういう曲をやっているからニューオリンズジャズではないですねとか、そんなことで音楽の可能性を封じ込めようとする人がたまにいる。音楽なんて所詮道楽の産物なんだから、楽しくやれればいいんですよ。あとは好き嫌いの問題だから、嫌いな音楽は聴かなければいい。
冥王星の話に戻るけど、日本人だけじゃなくアメリカでも大騒ぎしているらしい。でもこれはアメリカ人が発見した唯一の惑星が惑星身分を剥奪されるという感情論らしいから、また別物か。
久々の更新でした。相変わらず内容がないです。

新宿春の楽しいジャズ祭り 

2006年05月15日(月) 23時31分
5月13日(土)、恒例の「新宿春の楽しいジャズ祭り」が開催されました。今年で3回目になるんだったかな?だんだん盛大になってきて、秋の本祭(?)よりもこりゃ面白いかもしれないといった雰囲気になって参りました。会場は広いし、それぞれの会場は近いし。秋は秋で、会場それぞれに味があって楽しいんですけどね。なにぶん狭いもんで、なかなかお目当てのバンドが見られなかったり。お客さんが少ないバンドにとっては逆に助かるのかもしれないが。なんといっても、会場が広いからジャムセッション的なことがとてもやりやすいってのが魅力ですよね。フェスティバルイベントの醍醐味って、普段なかなか顔を合わせないミュージシャンが大集合して一緒に盛り上がれるってことですよね。そんな意味で、春のイベントはいろんな人が集まれるんで、とても楽しめました。私も口内炎が唇にできるという最悪の状態でしたが、なんとか5ステージ+乱入等々、多いに楽しみました。一緒に盛り上がってくれた皆さん、どうもありがとう!!
ところでサイトのBBSですが、海外の悪質なサイトからの書き込みが週末に8件くらいあったため、閉鎖しました。何かあったら、このブログやサイトのメッセージ送信ページなどをご利用ください。それにしても迷惑メールとかジャンク書き込みとか、何とかならんのでしょうか。人間のクズですよね。

私事ですが。 

2006年01月23日(月) 23時03分
私事ですが(そもそも私事しか書いてないコーナーですけど)、1月21日に長男誕生いたしました。まだ役所の届出もしてないし、第一名前も確定していないような状況なので(一応候補は絞り込まれていますが・・)、人の親としての自覚もまだまだ薄いですが、携帯の待ちうけ画面とかパソコンの壁紙とかは早速子供の写真になってたりして、今まではまったく思いもよらなかった行動を早くもしております。でも、この子が仮に90年生きるとしたら、ぎりぎり22世紀まで生きるかもしれないんだなあなんて思ったりすると、なんだかフシギな気分ですね。明後日退院です。楽しみです。いろいろ大変なんでしょうけど。

あけましておめでとうございます 

2006年01月03日(火) 20時03分
皆様あけましておめでとうございます。ここのところ生活のパターンが変わってきたためかとんと更新がご無沙汰になっているのでアクセスも減ってきてるのかななんて思ったりもしてます。ま、ぼちぼちと更新していきますのでたまあに覗いてみてください・・・
さて、12月のチャリティーコンサートには多数ご来場いただきありがとうございました。NOJSの一メンバーとしても大変うれしく思います。ニューオリンズの台風被害という悲しい現象がきっかけだったのがなんとも皮肉ですが、図らずもニューオリンズの生のサウンドが聞けたことは純粋にうれしいし良い刺激になります。彼らの前座をやれたことも本当に幸せでした。
今年ももう少し気合をいれて演奏活動をしていきたいと思います。また1年、よろしくお願いします!!

ニューオリンズ救援チャリティコンサート 

2005年10月29日(土) 23時09分
ニューオリンズ関連のチャリティがたくさん開催されています。そんな中でも、こいつはパワフルなチャリティのお知らせです。
ニューオリンズジャズソサイエティ(NOJS)というトラッドジャズファンとミュージシャンのサークルがあるのですが、そのNOJSと早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブが共同で、ニューオリンズのバンドを招聘してチャリティコンサートを開催することとなりました。出演は渡辺真理ニューオリンズカルテット。渡辺真理さんは、ハイタイムローラーズのタイロン安在と早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブの同期。1985年に単身ニューオリンズにわたり、以後20年にわたり現地で演奏活動を続けているピアニストです。彼女の率いるメンバーは、ニューオリンズの名門音楽ファミリーの出であるルシアン・バーバリン(tb)を始め、ニューオリンズを代表する名手。日本では滅多に聴くことのできない「本当の」ニューオリンズビートが堪能できること間違いなし。その前座というか、スイカに振る塩のような役目をハイタイムローラーズが務めさせていただくこととなりました。皆様の温かいご声援をお待ちしています。
もちろん、コンサートの収益金はすべてニューオリンズ市に寄付されます。
詳細はNOJSホームページまたはこちらをご覧ください。

New Orleansその後 

2005年09月05日(月) 21時11分
日増しに惨状が明らかになってきています。ニューオリンズでは死者が1万人を超えるかもしれないという声もでているようです。
あわせて、ミュージシャンの消息もさまざまなソースからわかってきました。メジャーなミュージシャンたちはみな事前の避難命令にしたがって避難していたようです。一時Fats Dominoが行方不明と報じられましたが、無事が確認されています。フレンチクオーターは被害が少なく、Preservation Hallもほぼ無傷なようです。
でも、それらのミュージシャンをはぐくんだニューオリンズの8割方は、今も水に沈んだまま。水に巻き込まれて死んだ人々の遺体もまだ放置されたまま。現地紙Times-Picayuneのウェブサイトに、フレンチクオーターのすぐ北側のRampart Streetに、ベニヤ板のカートにのせられ粗末な毛布をかけられたまま放置されている遺体の写真が掲載されていました。本当に胸が痛みます。
先日、米赤十字社のサイトを通じて寄付をしました。自分のあこがれている音楽のルーツである街の人々が一日でも早く以前の生活に戻れるように、自分にできることはとりあえず寄付をすることぐらいしかありません。
連邦政府には、一日も早く「史上最大の救出作戦」の成果を出してほしいと思います。他の国はともかく、自分の国民の生活を守るのがまずその国の政府の最大の責任ですから。国連の援助の受け入れも決めたようですが、これを期にブッシュ共和党がユニテラリズムから少しでも脱却してくれればと思います。
ニューオリンズやビロクシなど、KATRINAの犠牲になった人々のご冥福を祈るとともに、今なお苦難にある大勢の人々が一日も早く以前の生活に戻れることを祈ります。

KATRINA 

2005年08月30日(火) 21時08分
巨大台風K A T R I N Aがニューオリンズを直撃したようだ。C N Nによると、ニューオリンズ市はミシシッピ川とポンチャートレインという大きな湖に挟まれるような位置にあるが、その湖から川に流れている運河(ニューオリンズには数多くの運河がある)が決壊し、ポンチャートレインの水が一気に流れ込んできたとのこと。もともと海抜がひくい土地で、湿地帯にできた街であるため本来地中に埋めるガソリンタンクも地上にあり、遺体も地上の石室に埋葬する土地。水がでたらひとたまりもないようだ。中心歓楽街のフレンチクォーターはさほど被害はないという報道もあった(現地紙のウェブサイトより)。が、C N N報道では堤防の修復のめどはたっておらず、水は低い土地に流れ放題の状況のようで、予断は許さないようだ。

関係ないんですけど・・ 

2005年08月08日(月) 21時08分
ぜんぜん音楽とは関係ないんですけど。
この間ついにSTAR WARS EPISODEVを見た。なんでこんな話かというと、実は結構好きなんですよ私。1作目(EP4)が発表されたときは小学校5年生。シンガポールで中国語字幕つきのやつで見たんですけど(中国語タイトルは「星間大戦」だった。)、そのとき以来の付き合いで。EP5と6は劇場で見ることはできなかったのですが、テレビ放映は何回も見たし、もちろん1998年のデジタルリマスター版はしっかり劇場(今度はグアムだったが)で見て、オリジナル版との違いを楽しんだし、EP1・2もしっかり見て、全部DVDも買いました。んでもってEP2とEP3の間のかくれエピソードのアニメ版をテレビでやってたのでそれもチェックし、万全の体制でEP3を見てきました。
このサイトを見てくれている皆さんがどれだけスターウォーズのことを気にしているかわかりませんが、とりあえずHTRの某メンバーの奥様はスターウォーズファンだし、どうせ好き勝手なことばっかり書いてるこのコーナーなので、お許しいただいてEPVについて駄文を書き連ねてみようかと。
EPVは、周知のとおり1977年に封切られた第1作のEPWへつながるストーリーなだけに、どのようにして話がつながっていくのかがもっとも興味深いところであります。その視点から感じたことを・・・
<EPVで解決しなかった問題>
1.なぜレイアは養父母の姓(オーガナ)を名乗り、オーガナ夫妻の子供として育てられたのにルークはラーズ夫妻の甥として、しかもジェダイを裏切ったことで銀河中に悪名がとどろいたはずの「スカイウォーカー」姓を名乗っていたのか?皇帝やダースベイダー(アナキン)の目から隠すために辺境のタトゥインにかくまったのではないだろうか。だいたいアナキンは自分の母親が最後に暮らしたラーズ家をよく知ってるんだから、そんなところにルークをかくまうとはなんと無用心なんだ、オビワン。
2.オビワンはさんざんR2-D2に世話になっておきながら、EPWで何十年かぶりに会ったときにまったく初対面のような反応をしているのはなぜか?(この疑問については、「スターウォーズ解体新書」という本を製作した研究グループが「オビワンはアルツハイマーだった」という仮説を出しているが、確かにそうとしか考えられない。)

Jack Teagarden's BIG EIGHT 

2005年06月11日(土) 13時21分
久しぶりに好きなアルバムの話し。
トラッドジャズのトロンボーンには2つの流れがあって、簡単に言えばテールゲート系とそれ以外。テールゲートスタイルというのはブッ・ブッ・ブ ブブブッブッブていうような感じでリズムを中心に吹くスタイル。音は大きく、アタックもしっかりつける。19世紀後半にはじまったといわれるニューオリンズのブラスバンドでの吹き方で、キッドオリーが代表的なテールゲートスタイルの奏者と言われてますね。この系譜はニューオリンズでずうーっと引き継がれていて、有名なJim Robinson、生きてるところではFreddie Lonzo、そしてニューオリンズのモダンブラスバンドのトロンボーンも、音がでかくアタックも鋭いという意味ではこのテールゲートの系譜に含まれると言っていいんじゃないかなと思います。
で、もうひとつのスタイルはテールゲートに比べて音は小さく、アタックもそれほど強くはつけない代わりに、まろやかな音色で流れるようなフレーズを吹くスタイル。この始祖ともいえるのがJack Teagardenです。
Jack Teagaden、略してJack Tは1905年テキサス州生まれ、アメリカ先住民の血をひく白人。ルイアームストロングの自伝にも、このニューオリンズでは聞いたことがないスタイルの素晴らしいトロンボーン吹きに出会った話しが記されています。シカゴやNYのジャズシーンで活躍し、数多くの録音を残していますが、中でもルイの初期のオールスターズでの共演が有名です。
このBIG EIGHTの名前で吹き込まれたアルバムは1940の録音。LPの再プレス盤はA面にJack T、B面がクラリネットのPee Wee Russelのリーダーセッションになっています。JackTの方は、共演にRex Stewart(cor)、Barney Bigard(cl)、Ben Webster(ts)といったエリントンバンドのスターたち、Barney Bigardとともに後にルイのオールスターズの主要メンバーになるBilly Kyle(p)などが参加しています。1曲目はいきなりキーAでトローンボーンのイントロから始まる"Shine"。TのソロのあとBenが渋いソロを決め、おいおい、なんちゅうキーでやってんねん、と思っているとBilly KyleがつなぎのフレーズでA→Bb7とあがってEbに転調。やるねえ。そしてRexの熱いソロ!Jack Tのリーダーアルバムだけど、Rexもめちゃめちゃ引っ張ってます。
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プロフィール
  • ニックネーム:曽我清隆
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トランペットプレイヤー。ニューオリンズジャズバンド"The High Time Rollers" リーダー。横浜ベースのバンド、Mooney and his Lucky Rhythmにも参加。 http://www.htrjazz.com
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