京都の街を舞台に繰り広げられる学生の日常という日常。 を綴る青春小説。 人は人気者になれる。人は変わる事ができる。

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どうも。来てくれてありがとうございます。
小説書いてます。是非ご覧下さい。不定期に更新しますが、仲良くして下さい。
おもしろいですよ。自信あります◯


『日曜日に、ホットケーキを。』
 京都の街を舞台に繰り広げられる学生の日常という日常。
 人は人気者になれる。人は変わる事ができる。




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 (ま、ないと思うけど一応ね)



NEWS!!
 『日曜日にホットケーキを』
 11月12日:一話掲載!!

一話:電波目覚まし時計くん / 2008年11月12日(水)
 「君の胸にキスをしたら、君はどんな声出すだろう〜♪」
 朝っぱらから、六畳一間の狭い部屋に音量マックスでコンポから響き流れるこの歌は俺の目覚まし(頼り度☆☆☆☆☆)の一つだ。ちなみに、最高が☆☆☆☆☆なのでこの目覚ましは俺の絶えまない信頼を受けている。そして、この目覚ましは早く止めないとヤバい。鳴った以上、部屋中に爆音を響かせるので近所迷惑にも充分に等しい。

 嗚呼、もう朝か。


 しかしあれだ、いつもならドゥゥゥン、というイントロの所で起きるのに今日は歌い出すまで起きなかったとは相当深い眠りについてたんだな。一体どんな夢を見てたのか。……いつもながら思い出せない。ま、どうでもいいけどね。

 六時間もの間俺の体温を暖めてくれた布団からコンポを止める為に歌を流している頭となってるi podに手を伸ばす。届かない。

 ピッピッピピッ……

 もう一つの目覚まし(信頼度☆☆)が鳴り出した。この目覚ましは電波目覚まし時計という現代的な目覚まし時計だ。電波で長針、短針、秒針が回ってるらしい。ま、どうでもいいんだけどね、早くこいつも止めなくては。ベッドの上にある電波目覚まし時計くんは手を伸ばす程度で届く距離にあるので、俺の手によって速攻で射止めた。

 続いて問題のi podは布団に「さよなら」を告げ、体を起こして射止めた。

 嗚呼、眠い。

 電波目覚まし時計くんが七時五十五分の時間を刻む。あと五分で学校へ行く用意を始めなければ遅刻は免れないだろう。だが、しかし電波目覚まし時計くんのスヌース機能によるロスタイムがあるじゃないか。何が起こるわけでもない、何のドラマも持ってないロスタイムが。俺は自分にそう言い聞かせると、まだ温い布団に潜り枕を抱きかかえ「ただいま♥」を告げ、夢の続きを思い出すタイム延長を試みた。

 これが、いつも通りの朝なのだ。所謂、寝起きが悪いのだ。ひどい時は電波目覚まし時計くんが鳴っていたのすらわからない。ましてや、この家には俺一人。そう、一人暮らしというやつだ。起こしてくれるお母さんも居なければ、可愛い妹の「お兄ちゃん、朝だよ〜、起きてよ〜」という朝から萌えるような言葉もない。
 「嗚呼、俺の可愛い妹よ。実家を離れて暮らすお兄ちゃんを許してくれ……俺は京都の街で頑張ってるよ……だから、お前も頑張れよ……」
 ま、妹なんて居ないけど……ね……


 ピッピッピピッ……

 たっぷり五分のロスタイムが無駄に過ぎ、結局夢の続きは思い出せず、俺は渋々布団を捲り、体を起こし布団に二回目の「さよなら」を告げた。

 さてと。今日も俺を作っていかねば。

 俺は超高速で歯を磨き、顔を洗って爽やか感を取り戻した。それから髪を洗い、ドライヤーで乾かし、ワックスをつけてセット、パジャマを脱いで今日着てく服をここ一週間を振り返り、適度に最近着てない服を素早く選び袖を通す。マフラーを適当にくるくる巻いて鏡の前に立った。出来上がり。これで誰がどう見てもいつもの「古賀宗孝(こがむねたか)」の完成だ。


 ショルダーバッグを肩にかけ、Mac Bookが入っているもう一つの肩に掛ける。そう、俺の肩には二つの荷物が掛かってあるのだ。モテる肩は違う、というやつだ。コンポのコードからi podを抜き、イヤホンに差し替え耳に付ける。昨日充電し忘れた携帯をズボンの右ポケットにしまい、財布を後ろポケットにしまい込む。自転車の鍵を取り、軽く頭の中で持ち物の確認をし、玄関に向かう……

 ピッピッピピッ……

 電波目覚まし時計くんのスヌース機能がまだ終わってなく再び鳴り出した。ロスタイムはいらないよ、朝との勝負俺の勝ち、と電波目覚まし時計くんのアラームの主電源を射止め、家を出た。

 八時四十分。急がなくては。
 
   
Posted at 22:44 / 日曜日に、ホットケーキを。 / この記事のURL
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日曜日に、ホットケーキを。

●●1話:電波目覚まし時計くん
●●2話:

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