べびぃ整体

2009年02月16日(月) 19時05分
べびぃ整体:赤ちゃんご機嫌 手で温める・手遊び・胎児姿勢の抱っこ…

 赤ちゃんの向き癖やおっぱいをうまく飲めないといった育児の悩みの対処法として「べびぃ整体」が注目されている。整体といっても、赤ちゃんの体をさすって温めたり、手遊びをするだけでよい。どんなケアなのだろうか。【中村美奈子】

 「べびぃ整体」を行う整体サロン「mammy&baby高輪」(東京都港区)。近くの会社員、山本ゆかりさん(35)=仮名=は長男裕真ちゃんと08年9月から通う。生後2カ月だった裕真ちゃんの向き癖と湿疹(しっしん)が心配で訪ねたのがきっかけだ。

 裕真ちゃんは出生直後の黄疸(おうだん)が引かず、ほおは湿疹で真っ赤だった。左に向けず、両手は肩まで上げるのがやっと。うつぶせにすると嫌がる。

 初診の日、サロン代表で助産師の吉田敦子さんが、裕真ちゃんの背中の硬いところを探し、片手をふわっと当てて約30分、スタッフと交代で温めた。手遊びをしているうちに、裕真ちゃんは濃い黄色のおしっこをして、黄色かった顔が白くなった。帰宅後はうんちがたくさん出て顔が肌色に変わった。1カ月後、湿疹はすべて消えた。

 吉田さんによると、裕真ちゃんは骨盤がゆがみ、後頭部から背中まで硬く反り返っていた。老廃物が湿疹として皮膚に出ていたが、温めることで循環が良くなり、排せつされて治ったという。手を当てるのも「べびぃ整体」の一つで、軽く当てるのが大事。手遊びは赤ちゃんの機嫌のいい時にやる。他にも赤ちゃんを胎児姿勢にする抱っこや寝かせ方で体を緩め、姿勢と循環を改善する。

 都内の会社員、関根知子さん(39)の長女美鈴ちゃん=共に仮名=は、生後4カ月で耳鼻科医にのどの手術を勧められた。手足が冷たく、エビ反りになって寝る。おっぱいがうまく飲めず、関根さんの乳首から血が出ることもあったが、美鈴ちゃんの舌が前に出ない構造だからだという。

 関根さんは手術には抵抗があった。妊娠中から通っていたこのサロンで、美鈴ちゃんの首と後頭部を温めてもらい、授乳クッションと座布団の間に、美鈴ちゃんの背中が丸くCの字を描くように寝かせる方法を教わっていた。実践に努め、美鈴ちゃんは生後7カ月にはおっぱいを力強く飲むようになった。

 山本さんも関根さんも手遊びを気楽にやっていた。よくやる「かいぐり」という手遊びでは、赤ちゃんの両手のこぶしを胸の中央でくるくる回した後、そのこぶしで額の両脇を軽くたたく。簡単なようだが、首が硬いとできない。「パチパチトントン」は赤ちゃんの両足の裏を打ち合わせて、さらに足の裏を額に付ける。赤ちゃんの足首や足の指を1本ずつ回すと体が温まる。

 正しい抱き方を知らない人も多い。両手を前で組んで輪を作り、輪の中に赤ちゃんを入れる。横抱きの場合、向き癖のある方を大人の体側に向け、赤ちゃんの頭を大人のひじに載せ、ひざの裏は大人の腕に載せ、足先は少し上げる。お尻は支えない。重力でお尻が落ち、赤ちゃんの背中がCの字を描くようにする。

 「誰でもできるので、家庭でぜひやってほしい」と吉田さんは語る。

==============
 ◇べびぃ整体

 赤ちゃんの姿勢を健全な状態に保つケア。姿勢は発達の基礎である点に注目し、助産師らでつくるNPO法人「母子整体研究会」(事務局・京都市)が02年から広めている。胎児時代から一人歩きをする1歳過ぎまでが対象。継続的なケアにより、向き癖や反り返り、授乳困難な状態の解消例が報告されている。

毎日新聞 2009年2月15日 東京朝刊

宋医師の『きちんと知りたい妊娠の心得11カ条』

2009年02月14日(土) 22時30分
この『きちんと知りたい妊娠の心得11カ条』は、昨年(2008年10月)にブログにお書きになり、その後いろいろな所で紹介されていたようです。

私は今日メーリングリストで送られてきたメールで知りました。

川崎医科大学産婦人科医長の宋美玄先生は医療側から見た妊娠の実際を一般の人にわかってもらおうと「妊娠の心得11カ条」をまとめ、ご自身のブログに公開なさったようです。多くの方に読んで頂きたいとのことでコピー可・リンク可とのことです。

「きちんと知りたい妊娠の心得11カ条」-いつかお母さんになるあなたへ

http://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html#20595154




1.セックスをしたら妊娠します。

この世に100パーセント避妊する方法は、セックスをしない以外にありません。(ピルですら100%ではありません。でも、もちろん避妊することは望まぬ妊娠を大幅に減らすことが出来るので、妊娠したくない人は必ず避妊しましょう!!)
日頃セックスをしているなら、常に妊娠の可能性を考えましょう。
そして、子どもが欲しいと思っているなら、赤ちゃんの神経系の病気(二分脊椎など)を防ぐために葉酸のサプリメントを飲みましょう。(1日0.4mg)


2.「この男の子どもを産むためなら死んでもいい!」と思うような男の子どもしか妊娠してはいけません。

妊娠出産は何が起こるかわかりません。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病など、妊娠にまつわる病気になるかもしれません。また、お産も体にとっては大きな負担となります。
毎年、約60人の妊婦が出産で死亡しています。あなたが生きて出産を終える保証はどこにもありません。
妊娠をするにはそれなりの覚悟が必要ですよ!
(妊娠はよく考えて、覚悟を持って!、というたとえでシングルマザーなどの選択を否定するものではありません。)


3.妊娠しただけでは喜ばない。安易に他人に言わない。

妊娠が非常に初期に診断されるようになってから、妊娠初期の流産が15%以上と非常に多いことがわかりました。
最低でも妊娠4ヶ月に入るまでは手放しで喜んではいけません。職場で仕事を軽くしてもらいたいと上司にお願いするなど重要な時だけ人に言いましょう。
出来ることは赤ちゃんを信じてあげることだけ。
また、運悪く15%に入っても、あなたのせいじゃありません。不必要に自分を責めないでくださいね。

4.神様から授かったら、それがどんな赤ちゃんでも、あなたの赤ちゃんです。

この世に完全に正常な人間なんていません。重いものから軽いものまでいろんな障害を持って生まれてくる赤ちゃんもたくさんいます。
妊娠中に診断できる異常はごく一部。中には幼児になってからわかる異常もあります。
誰しも自分の赤ちゃんが正常だという保証のもと、出産することなんて出来ません。
親になるということは、どんな赤ちゃんが生まれても自分の子どもとして受け入れることです。

5.産む、産まないは自分たち夫婦で決めましょう。

とはいえ、妊娠中に赤ちゃんの異常や、もしかしたら異常があるかもしれないというサインがあると主治医に告げられるかもしれません。
それが中期(妊娠21週まで)であれば、望んだ妊娠であっても異常の程度によっては中絶という選択肢が出て来る場合もありますが、あくまでも夫婦二人でよく話し合って決めましょう。価値観や考え方は人それぞれ。大事なことは責任を持って自分たちで決めましょう。(大事なことを責任を持って決められる大人になってから妊娠しましょう。)
また、このことについては妊娠前から二人で話し合っておくべきです。


6.かかりつけ医をもちましょう。

当然ですが、ちゃんと妊婦健診を受けましょう。
きちんと初期に超音波で予定日を決めること、HIV、B型肝炎、血液型、梅毒などの初期検査を受けることは、妊娠中に管理方針を決めるのに後々重要であったり、あなたの赤ちゃんを守ったりするために必要です。また妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の早期発見には欠かせません。
もしあなたにお金がなくても、自治体が発行する母子手帳には最低限の妊婦健診を受けるためのチケットがついていますし、分娩費用も援助してくれる制度があります。
また、産科医不足からお産を出来る場所が限られています。妊娠が分かったら、病院などに早めに問い合わせてお産をする場所を確保しましょう。里帰りしようなどと思っていても、受け入れてくれる場所がないかもしれません。

7.赤ちゃんは全ての運命をあなたに預けていることを忘れないで。

赤ちゃんは栄養や酸素など、生きて成長するために必要なものを全てあなたに依存しています。お母さんが煙草やお酒など赤ちゃんにとって毒となるものを摂取すると、胎盤を通して赤ちゃんに移行します。 
体型を気にして、妊娠中にダイエットをするなどはもってのほか。(妊娠前に標準的な体重だった人は9〜12キロ体重を増やさなくてはいけません。)
煙草が我慢できないような人は、お母さんになる資格はありません。
また、「出産したら遊べなくなるから」と旅行をするのもいいですが、何かあっても後悔しない程度に。旅先で何かあってもすぐに診てくれるところがあるかは最低確認を。
おなかの赤ちゃんのために時には自己犠牲を払うことも覚悟の上妊娠しましょう。


8.赤ちゃんが完全に元気であるか分かる方法はありません。

胎児心拍のモニターや超音波など、赤ちゃんが元気であるか評価する検査はありますが、どれも完全ではありません。
予定日を目前にお腹の中で突然死をしてしまう赤ちゃんもいます。もし動きが少ないと思ったら病院へ。
無事に産まれるまでお母さんも赤ちゃんも安心できないのが妊娠なのです。毎年5000人以上の赤ちゃんがお産の間際や生まれてすぐに死亡しています。
また、脳性麻痺になる赤ちゃんがいますが、その90%は分娩前にすでに原因があり、分娩を機に脳性麻痺になる赤ちゃんはわずか10%であることも知っておきましょう。


9.出産は出来うる限り安全な場所でしましょう。

妊娠経過にどれだけ異常がなくとも、出産の時に赤ちゃんやお母さんが急変することは誰にでもありえます。
専門家が考える安全な場所とは、緊急時に、高次の医療機関(産科医と新生児医と麻酔医が揃っていて、帝王切開や未熟児医療ができる体制)か、そこへすぐ搬送できるくらいの近さの産院です。
部屋がきれいだから、ご飯がおいしいから、好きな姿勢で産めるから、上の子を立ち会わせたいから・・
そんな理由で緊急時の安全性が劣る産院を選ぶのはおすすめしません。
もちろん、納得の上でなら構いませんけれども。
お産をなめてはいけませんよ。
(残念ながら現在産科医不足のため、妊婦さん全員が安全性の高い病院を選ぶとパンクしてしまいます。だから、リスクの低い妊婦さんには高次の医療機関ではなく開業の産婦人科を選んでもらわないといけない場合も多いです。でも、最低でも産婦人科医立会いの下お産しましょう。)


10.下から産んでも、お腹から産んでも、あなたはお母さん。

人によっては骨盤位(逆子)などの理由ではじめから帝王切開をしないといけない人もいます。また、陣痛が来て頑張っても、下から産まれなくて帝王切開をしないといけない人もいます。
どんな出産になっても、あなたが身を削って赤ちゃんを産んだことには変わりありません。
帝王切開で産むと子どもの性格が悪くなるとか、親子の愛情が無くなるとかいう悪意に満ちた色々な妄説に惑わされないで。
あなたと赤ちゃんにとって一番安全な方法でお産をしましょう。


11.妊娠・出産は一つとして同じものはありません。

妊娠・出産を経験すると、自分が何でも知ってる気になってしまう人がいます。年配のご婦人で「私のときはこうだったわよ」のように先輩面をする人もよくいますよね・・
でも、一つとして同じ妊娠・出産はありません。
同じ人が次にまた妊娠しても、同じようになるとは限りません。
自分の経験を別の人や別の妊娠にあてはめないようにしましょう。


このブログにはコメント200の賛否両論が寄せられていました。医師としての立場で書かれた11か条の意見であるので、読む方の立場や経験によってはいろいろな感情が湧き出るであろうと思います。

この11か条には、「性教育」と「妊娠・分娩」というテーマがあります。

医療の現場にいると、日本の社会における性教育不足というものを感じてしまうというのが本音のように思います。教育の現場においては、教育する事が性交のすすめになってしまうのではないかという懸念から、性教育を先送りされている所が多く、小学・中学・高校などで性教育を受けた記憶のある方の方が少ないと思われます。

ですから、親は少なからずご自分のお子さんには何らかの性教育を行う必要があると思います。11か条のような心得を思春期の子どもが読むことによって、その効果が得られれば良いですね。

分娩は、問題なく自然に分娩できる場合とそうでない場合があって、その判断が事前には難しい場合がありますね。だから、より安全性を分娩する施設に求めたくなるのでしょうが、本当に安全性を求めるのであれば、まずはご自分の生活を見直して母体を整えていくことが大事であると感じます。今の時代、赤ちゃんを産もうとする方にとっては、安全な魚と野菜中心の質素な食事や生活必需品、骨盤を整えること、これは最低限必要な知識なのではないかと感じています。

『ヘルシングあい』食品のからくり

時に、3人のお子さんを経膣分娩された方が4番目のお子さんの時、胎児の回旋異常で帝王切開になっているということもあるのですね。どうしてでしょうね・・・。もしかしたら、今までの妊娠分娩や育児などの生活習慣によって骨盤にゆがみがおきてしまっていたのかもしれませんね。

お母さんも赤ちゃんも元気にお産をすることは、その時だけ頑張ればよいのではなくて、普段の生活習慣が大切のように思います。できれば小さいうちから食事や生活必需品など気をつけて育ててもらえたら、その積み重ねはそのお子さんのより安全なお産へとつながると思います。

できれば、精神的に強いお子様(我慢強い部分がある)に育てていただければ、より自然なお産ができ、器械的な刺激や余計な医薬品などの使用からは守られていくのではないかと思います。



2009.2.19 00:42産経ニュースより

HIV感染 年間1113人で過去最高

 厚生労働省のエイズ動向委員会は18日、平成20年に新たに報告された国内のエイズウイルス(HIV)感染者が1113人で、昭和60年の報告開始以来、過去最高を更新したと発表した。新たに発症したエイズ患者も432人と過去最高となった。

 委員長の岩本愛吉東大医科学研究所教授は「男性の同性間性的接触による感染が増加しており、予防普及啓発を重点的に強化していく必要がある」と話している。

 感染者の内訳は男性が1049人と全体の94パーセント。感染経路別では同性間の性的接触が最も多く772人(69パーセント)、次いで異性間の性的接触が219人(20パーセント)と、性的接触が大部分を占めている。

 昨年9〜12月の四半期の報告数では、HIV感染者が292人で過去2番目、エイズ患者は110人と過去4番目に高い値だった。

母乳☆☆

2009年02月10日(火) 6時29分
『病院出産が子どもをおかしくする』 奥村紀一著 2008年1月洋泉社発行には、『なるほど』と思うことが書いてあります。


昨日、みのさんの番組では、マンガ家手塚治氏のことを放送していました。
「手塚氏は、戦争体験者なので、世の中が昨日まで善と思っていた事が、一夜にして悪と言われるようになった経験をしている。だから、物事を見るときには本当にこれが善で真実なのかを疑い、そして生涯にわたって、何が真実かを追い求めていたと思われる。」ということを聞きました。

今まで正しいと思っていた事が正しくなかった・・・。戦争のことだけでなく、普段の生活の中でも、時が経てば価値観をかえなければならない事がたくさんあるように思います。

この本には、出産育児について、そのような事が書いてあります。
ここでは、母乳に関する部分について記載したいと思います。

<母性を発現させる育児ホルモン>

育児行為に関連するホルモンはいろいろありますが、代表的なのは、その作用が明確かつ強力な3種類です。これらのホルモンには、別の働きもありますが、下記の行為が育児の要となるものです。

@オキシトシン(愛情ホルモン)…子どもを可愛がり、世話をさせる
Aバソプレシン(保護ホルモン)…子どもに注意し、外敵から守らせる
Bプロラクチン(母乳ホルモン)…母乳を生産し、育児に専念させる

@オキシトシン
心身の疲れを癒し、ストレスを緩和して、気持ちを安からにする働きもあり、忍耐を要する子育ての進行には不可欠なホルモンです。このホルモンの分泌は、出産時の陣痛に伴って増大し、子どもの世話が必要となる出産後に最大となることが知られており、母乳の射出を促す機能もあります。母乳を吸われる母親の母乳にもこのホルモンが含まれますから、これを飲む赤ちゃんの気持ちも安らかになっていきます。また、このホルモンには記憶力増強の作用もあります。

Aバソプレシン
子どもを守るための勇気を持たせます。このホルモンが多く分泌することによって、一夫一婦制が守られるため、両親の協力による安定した子育てには欠かせないホルモンです。母乳育児・添い寝などの伝統的な育児法を続けていれば、順調に分泌され、母親の注意力と記憶力が自然によくなり、明晰な判断力が身につきます。

Bプロラクチン
出産が近くなった時期に急激に高まり、分娩直後に必要な初乳の生産を用意します。また、このホルモンはオキシトシンを補助して、母親の関心が子ども中心になるように働くので、母性愛の発現を側面から促進強化します。子育てに追われて自分の好きな事も満足にできない母親にはいろいろストレスがたまりますが、母乳の分泌を促進させるこのホルモンは、これを平然と乗り越える強力な抗ストレス作用を発揮します。母乳で子どもを育てる人は、イライラすることなく、ゆったりと子育てができます。赤ちゃんを抱いておっぱいを吸わせれば幸せな気持ちになり、落ち着いて充実した毎日を送ることができるのです。(ミルク育児の人は、不平不満がたまりやすくなります)

この3種類のホルモンは、さまざまな時期に男女双方に分泌されます。
男性も赤ちゃんを抱っこしたり笑顔を見て癒されるのもこれらのホルモンがより分泌されるからなのですね。o(^-^)o

早産や低体重児などで、直接授乳や母児同室ができない状況にある方は、面会時に赤ちゃんに触れたり抱っこをしたり、搾乳をしたりして、これらのホルモンを高め・維持する必要がありますね。

<母乳育児が母親にもたらす利点>

@乳がん・卵巣がんになる確率が下がる。骨粗しょう症と骨折の危険性が減少する。
A出産前の体型に戻りやすくなる。母乳だけで赤ちゃんを育てている人は、800kcal/日消費するそうです。
B心理的に安定した大人になる。育児ホルモンの働きによって自己中心的な志向が薄れ、他人に親切で寛容な心情が養われる。
C金銭的な負担が減る。外出の際にも手間が省ける。

これらの利益は、母乳育児の期間が長いほど大きくなる。(世界的平均2~4歳。6〜7歳まで行う地域もある。)

<スキンシップの重要性>

マッサージや指圧をうけると体が楽になり気持ちよくなるのは、適度な皮膚刺激によってオキシトシンの分泌が促され、愛情ホルモンのリラックス効果が発揮されるからです

人間は一生涯のうちにさまざまなスキンシップを体験します。その最初のものが、母親などの保護者によるおんぶや抱っこ、添い寝であり、次が子ども同士のじゃれあい遊びや、スポーツ、男女の交わりへと進みます。スキンシップは成長・学習・親交を促進します。

人間の脳の成長が最も速いのは生後の2年間であり、この時期に脳の神経細胞の連接部(シナプス)が一番盛んに増殖します。この時期に母親を中心とした十分なスキンシップが保証され、オキシトシンが豊富に分泌されていれば、脳細胞をはじめとして全身の成長・発達が順調に進み、親子の愛着と信頼関係はしっかりと確定します。

昔の日本では、3歳頃まで授乳するのは一般的でしたし、おんぶも添い寝も当然でしたから、この時期のありあまるオキシトシンのおかげで、心身ともにすこやかな子どもが巷にあふれ、モースやその他の外国人から「泣き叫んだりぐずったりすることのない世界一よい赤ん坊」と賞賛されていたのです。


「乳離れが早すぎたり、独り寝ばかりさせていると、その触れ合い不足を埋めるために特定のぬいぐるみやタオルなどに執着する現象が見られます。指しゃぶりと同じように、母子接触の欠乏を示唆する反応」であり、
「一般に、子どもが必要とする刺激を全て与えられている原始的な社会では、指吸いや指しゃぶりがめったにないのは興味深い事実である」そうです。

また、母子関係という人生の出発点となる人間関係において、いちばん信頼すべき親を信頼できなかった人は、その後に出会う多くの人々に対しても、疑念と警戒心が先立つこととなり、互いの信頼に基づく温かい人間関係を築きにくくなります。最近の研究では、オキシトシンの分泌が多い人ほど他人を信頼する度合いが高くなり、分泌の少ない人ほど他人を警戒し、信用しない傾向が強まるわかりました。

ですから、出生直後から母乳と添い寝で育てられた子どもは、母乳に含まれたオキシトシンを吸収し、さらに昼夜のスキンシップから十分なオキシトシンの分泌が保証されますから、それだけでも人間に対する信頼の基盤はしっかりと構築されることになるのです。

<なぜアレルギー体質が増えたのか>

戦前の日本人にはアレルギー患者は少なく、1950年の調査でも100人に1人以下でした。それまでのアレルギーといえば、青みの魚(サバなど)を食べて蕁麻疹になるくらいでした。
それが、今や国民の3人に1人という異常な率になり、幼児では2人に1人という割合に近づきつつあります。

アレルギーというのは、外部から入ってきた異物に対して免疫系が過剰反応を起こす現象です。免疫系は外部の敵に対する体の防衛システムであり、細菌やウイルスが進入してくると、これに抵抗する抗体をつくって攻撃するわけですが、このシステムに異常が生じると、無害なものにまで抗体をつくって攻撃するという現象が現れます。この種の体質になると、卵・牛乳その他いろいろな食品に対して湿疹などのアレルギー反応を示したり、花粉やハウスダストで鼻炎や喘息を起こしたりしやすくなるのです。

アレルギーになる人は、人生のある段階で免疫系に障害が生じたわけです。

ミルク保育の欠点は、母乳に含まれた免疫物質を摂取できないことに加えて、まだ消化器官が十分発達していない新生児の段階で、母乳以外のものが体内に入ることが大問題なのです。少なくとも生後8ヶ月前後までは、母乳以外のものを消化吸収できるほど成熟していません。乳児の腸は、入ってきた食物を未消化の状態で吸収するので、その時期に乳製品や卵が入ってくると、それを異物と認識した免疫系が抗体をつくってしまいます。こうして乳児は、ミルク保育や早期の離乳食によって1歳にもならないうちにアレルギーの種をまかれてしまいます。

その一方で、アレルギーにならないように母乳だけで育てられた赤ちゃんが、生後まもないうちにアトピーになる例があります。これは、誕生する前の胎児の段階でアレルギー体質になっていたからです。

「胎児は妊娠8ヶ月には免疫グロブリンEの抗体をつくることができます。ですから、母親がアレルゲンとなりやすい食品を大量に食べると、その一部は母親の血液から胎盤を通して胎児の血液中へと移行して、胎児に抗体をつくらせてしまう可能性があるわけです。」『アレルギーの話』矢田純一氏1985年岩波新書発行

さらに、授乳中のお母さんも注意が必要です。母乳中に含まれたアレルゲンが赤ちゃんの体内に移行して、赤ちゃんの肝臓や脾臓で異種蛋白に対する抗体がつくられてしまうからです。

ミルクと離乳食がまいたアレルギーの種をさらに拡大・促進したのは、抗生物質の開発と大量生産・乱用でした。自己治癒力を虚弱にし、免疫系の未熟な人間を増産することになったのです。

その他の面でも、アレルギー体質を増す理由はいくつもあります。ディーゼル車の排気ガスに含まれる微粒子(DPE)、着色料その他の食品添加物、肉・卵・牛乳を常用する洋食なども、抗体を確実に過剰生産させる方向性を持っています。冷暖房を完備した通気性のよくない住宅は、ダニを大繁殖させる温床になっています。

東京都がディーゼル車の代表であるトラックの乗り入れを規制し、排ガス微粒子の除去装置を義務づけたのは、タバコの害と同じように、排ガス微粒子の害を証明するデータがそろっているからなのです。

日本は国土が狭いのにトラックが多すぎます。車の保有台数は、1位アメリカ、2位日本、3位ドイツ。日本とドイツを比べると、乗用車2割り弱多い(5000万台と4000万台)だけですが、トラックは5倍も多いのです。(1900万台と370万台)さらに日本は、国土面積あたりの道路延長が世界1なのですから、狭い国土のすみずみまで大量のディーゼル排ガスが振りまかれ、花粉症が国民病になる下地が出来上がっていたといえます。

<アレルギー体質を克服するために>

主要な原因がはっきりすれば、これを除去することによって体質改善は可能になります。原因になりうる生活全ての面を徐々に適切に改めていけば、アレルギーがまれな社会を再現することも決して夢ではないはずです。そうした動きはすでに始まっています。例えば米国小児科学会では、母乳育児を推進しています。

あとは自分でやることです。みんながそうしていなくても、自分が始めればいいのです。自分自身と子どもの健康のために、できることから1つ1つやっていきましょう。

<脳の構造に影響を与える魚の油>

驚くべきことに脳細胞の3分の2は、魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)という必須脂肪酸から構成されています。だから、妊婦の魚摂取量が多いと、胎児の脳の発育が良くなり、児の脳の重量も増え、これが出生体重の増加をもたらすわけです。
2007年2月『The Lancet』誌に発表された「妊娠中の魚類摂取と子どもの脳の発達(エイボン親子長期調査研究・英国)」では、妊娠中に週340g以上魚を食べていた妊婦さんの方が、8年後のその子ども達の社会性やコミュニケーション、情緒や行動その他の安定性、知能テストなどにおいて一番成績が良く、悪かったのは全く魚を食べなかったグループのという結果がでたそうです。「これらの結果は、魚介類に含まれている汚染物質の害よりも、食べずに失う栄養分の損失の方が大きい事を示している」と報告されています。

日本では、2005年厚生労働省が、クジラ・イルカ・サメ・黒マグロなどの大型魚類について食べ過ぎないように注意を促しています。

脳細胞に必要なDHAなどの脂肪酸を多く含んでいるのは、イワシ、サバ、サンマ、ブリ、二シン、アジ、その他の青みの大衆魚ですから、これらの魚を食べる機会を増やすのが賢明なのです。(ツナ缶には黒マグロなどの高級魚は入っていないので安全と考えられるそうです。)

また、母乳で育った子どもの方が知能テストの結果が良かったという報告もあります。お母さんが魚を食べ、母乳を与える期間が長いほど、その子どもの脳はよく発達すると言えます。

ミルクにもDHAなどが添加されていますが、「母乳のものとは構造が違っていて、吸収もされにくい」ということが、『よくわかる母乳育児』水野克己氏他著 2007年9月へるす出版発行に記載されています。

胎児の脳も、乳児の脳も、児童の脳もこの必須脂肪酸がないとその潜在能力を最大限に発揮できません。妊娠中から育児中の女性、子どものいる家庭では、魚を食卓にのせる機会を増やすべきでしょう。

また、野菜も脳の発育に大きな役割を果たしています。野菜や海藻には、α‐リノレン酸という脂肪酸が含まれています。これは体内に摂取されるとDHAやEPAに転換されます。穀類の胚芽にもα‐リノレン酸が含まれています。

魚・海藻・野菜・雑穀まじりの米を主体とする和食は、脳の育成に最適なのです。また、これらの必須脂肪酸は、記憶力と学習能力を高めるという調査結果も米国にあります。

魚を食べている人の血液はさらさらしていますが、肉などの脂肪を多く食べている人の血液はドロドロして血流が流れにくい状態になっています。学習能力を高めるには、脳の血のめぐりを良くする必要があります。

血流を良くし、脳に良い脂肪…魚の油・オリーブ油・亜麻仁油・しそ油・くるみ油など。

母乳には、細菌などの感染から赤ちゃんを守るだけの免疫だけでなく、もっと多くの機能や効果があることが分かって来ました。早産で出産したお母さんの母乳の成分は、早産のその週数に応じた赤ちゃんに必要な成分の母乳が分泌されるそうです。例えばビタミンAやEなどが多くふくまれており、これらは未熟児網膜症や慢性肺疾患を予防する効果があるそうです。児の免疫反応を高める亜鉛や他の成分も正期産児の母乳より多く含まれているそうです。DNAも2倍多く含まれ、この違いは6ヶ月間続くそうです。母乳は、その生まれた赤ちゃんの状況に合わせてオーダーメイドされているようですね。

正期産児の母乳の初乳と成乳の違いは、成分の濃度の違いがいくつかあることで(含まれる量は減るかもしれないが)、構成されている成分に違いはないようです。ですから、初乳だけ与えたら良いという訳ではなくて、与え続けられることが大切のようですね。

また、母乳の全成分はまだ完全に解明されているわけではないようです。ですから、人間の赤ちゃんにとって母乳よりも最適なものはなく、母乳が見直され推進されはじめた理由もここにあるようです。


おでびびはうす♪←アレルギーと母乳について詳しく書いてあります。

日本小児科学会栄養委員会「母乳の話」



さて、この本の題名は『病院出産が子どもをおかしくする』です。興味がある方はお読み下さいね。
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