『教室の悪魔』を読んで・・ひどいいじめへの対応

2007年02月12日(月) 21時32分


 『教室の悪魔−見えない「いじめ」を解決する為に−』を読んで  
     by   東京児童相談センター心理司 山脇由貴子著 ポプラ社

 先日美容院で読んだ週刊誌で、この本の記事を見つけました。ネットで購入し読みました。
 この本は、最近の自殺にまで追い込んでしまう程のひどいいじめの解決策を、明確に提示しているとても画期的な本でした。
 また、自分のいじめへの考えの甘さも感じました。
 
 最近のひどいいじめは、いじめを始めるきっかけを作るリーダー核の子供はいるけれども、結局は、いじめに合う子供以外のクラス全員が加害者になっているのだそうです。しかも被害者と加害者の立場は、些細な事から代わってしまう事もあるそうです。子供達は自分がいじめの対象にならないように皆に同調し、加害者側に加わって、その集団心理により自分の罪の意識を弱めているようです。

 「はじめに」には、「・・いじめの報道に触れるたびに思うことは、大人が知っている‘いじめ’と子供達のいじめの現実との、あまりにも大きなギャップである。これだけ報道されていても、いじめの本質はほとんど伝わっていない。いじめによって子供が自殺するのは、その子供が弱いからではなく、現代のいじめがそれほど残酷だからである。・・
 では、なぜ子供のいじめがこれほど残酷かつ巧妙になったのか。
 ・・大人の社会でもいじめはある。・・いじめで会社を辞めてうつになってしまう人は少なくない。・・子供達は、あらゆるメディアや通信ツールを使って、大人達の負の側面を驚くべき速さで吸収し、濃縮し、持ち前の柔軟さで残酷な「いじめ」の手段を開発し続けている。・・」 と、あります。

 大人は、自分達の家庭や職場での言動に、もっと人間としての思いやりの心を持つべきであると感じます。普段大人が、仕事をいきいきと行い、家庭に帰ったら温かい心で子供に接していれば、子供の心にお友達をいじめるなんて考えは出現しないのではないでしょうか・・。
 お子さんのいじめの予防や早期発見の視点を親として身につける為にも、1時間位で読んでしまう事のできる本ですので、お薦め致します。

 以下は、‘「いじめ」を解決する為の実践ルール’からの抜粋です。

 「自分の子供がいじめにあっていると感じた時、知った時、親は何をすべきか。してはいけないか。いじめの解決に取り組むにあたっては、2つの視点から考える必要がある。」
1.被害者(自分の子供)を守る、という保護の視点
2.いじめをなくす、という根本的解決への視点

1.被害者を守る
@学校を休ませる
   ・・自分の子供がいじめにあっているかもしれないと感じたら、最初にやるべき事は、学校を休ませる事である。・・親の側に学校に行かせなければならないという気持ちが強いと、子供の様子の変化が目に入りにくくなる。おかしいと思っても学校を休ませる事に抵抗があり、ついつい大丈夫だろうと都合よく考えてしまいがちである。だが、大事なのは、自分の子供の身の安全である。
 その際に、いじめの有無や内容について、子供に問いただしてはならない。被害者である子供は、必死に隠そうといている。・・現代のいじめは、被害者が「死んだ方が楽」と本当に思うほどに、陰湿で悪質なのだ。大人はその事を知っておかなければならない。
 多くの子供達が、いじめにあいながら親に相談しようとしないのは、いじめの事実が発覚しても、親が学校に行かせようとする為だ。・・いじめの事実が露見してしまったら、・・いじめは絶対に悪化する。・・いじめの事実を担任が子供達に伝えれば、いじめはますます陰湿化し、担任の見えない所で行われるようになる。・・

A親としてのメッセージを伝える   学校を休ませる理由は子供にきちんと伝える必要がある。・・親が行かなくても良いと言っても、子供は「行く」と主張するかもしれない。でもそれは、「休めばもっといじめられる」と思っているからにすぎない。いじめの被害にあっている子供は、正常な判断力を失っている。・・学校を休ませるのは、子供の安全を守る為であるという事をきちんと伝える。・・安全が保証されるまでは、学校に行かなくて良いときちんと伝え、子供を安心させる。両親は自分の絶対的な味方であって、自分を守ろうとしているのだという事を子供に理解させる。それが親子の信頼関係をより確かなものにする。

B子供一人で外出させない
   ・・加害者達は、被害者が学校を休むようになれば、当然自分たちのいじめが発覚したのだと思う。だから、被害者と接触しようとする。・・子供が外出する際には、必ず同行しなくてはならない。友人、クラスメイトとの接触も控えさせた方が良い。クラスメイト全員が加害者なのだという事を、親は、忘れてはならない。

Cいじめに関して、無理に聞き出さない
   ・・被害にあった子供は、思い出すだけでもつらく、思い出すことで頻繁なフラッシュバックに襲われる事になるかもしれない。・・子供の心のダムが決壊するまでじっくりと待たなくてはならない。

D家の中では、明るく、楽しく、子供と過ごせる時間をたくさん持つ  ・・できるだけ親子で楽しい時間を持つようにする事が望ましい。そうしていれば、いずれは子供は自発的にいじめについて話し出すはずである。

つづき      
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