乳幼児期に大切な事 (*・ ・*)♪
2006年05月04日(木) 15時50分

昨年保育園主催の講演会で、小学校の校長先生のお話を聞く機会がありました。

テーマは、「小学生の姿を通して、乳幼児期に大切にしたい事を考える」です。
内容は、・・・
小学生の生活を子どもが意欲的に行うためには、子どもに‘感性’が必要なのだそうです。その感性を育てるために、乳幼児期に親にしてほしい事は、次の事だそうです。
1.親は、どういう子どもに育てるかというビジョンのもとに、一貫した態度をとる。

2.毎日の生活では、‘子どもへの勇気づけ’を行う。
・子どもの良い面をみつけてほめる。
・アドラー心理学の
オセロ効果を実践する。・悪い事をした時は、人格を否定せず、行為を否定する。
「‘あなた’がだめ」ではなく、その「‘やった事’がだめ」という言い方にする。

・言葉の使い方を気つける。
新聞を読んでいる時に、子どもが「遊ぼう」とじゃれてくる。その時、
「うるさい」ではなく「私は今新聞が読みたいんだよ」の方が良い。
「おばちゃんに怒られるから静かにしょうね」ではなく、
「うるさくするのは人に迷惑をかける行為で、
お母さんがはずかしいからやめようね」と、
‘人に迷惑をかけるのは悪い行為で、それは私も困るし恥ずかしい’
という表現で説明する。
・兄弟・姉妹を比較しない。どの子どももOnly oneであるという意識をもつ。
「お兄ちゃんは良く出来たのに、あなたはどうして出来ないの」という、
子どもを卑下する事は言わない。
ほめる時も「お兄ちゃんよりすごいね」と、比較して言わない。
子どもの自信を失わせたり、やる気をくじいたりしないよう心掛ける。
・「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから、・・。」という理由で、我慢させない。
3.親自身の感性を、みがく。ユーモアのセンスをもつ。
・・・ です。次に、感性について、お話します。

感性とは、‘外界の刺激に応じて、なんらかの印象を感じ取る、その人の直感的なこころの働き’の事です。
もしも感性がなければ、どんな事がまわりで起こっても、何も感じないので、‘行動しない’という状況になります。極端な話、親がいくら勉強が必要だと言っても、やろうとはしないという事も起こり得ます。
では、感性を育てるには、どうしたら良いのでしょうか。
子どもに、たくさんのいろいろな経験をさせる。特に、自然体験をさせることが良いそうです。

(自然体験・・釣り・川や山や海で遊ぶ・田んぼや畑で手伝いをする・自然の中で昆虫や爬虫類や小動物とふれあう・満天の星やいろいろな空の様子や美しい景色をながめる・花や木の実を摘む・自然で自分が収穫した物を食べる・・その他)

それらの自然体験は、子どもに、好奇心を与える・物事を行うことへのプレッシャーを軽減する・失敗への耐性をつくる・人間関係を円滑に行う力をつける・難解な事や問題が発生した時に、解決のためのアイデアや解決しようとする意欲を、与えてくれるのだそうです。

「今の時代は、家庭で、子どもに自然体験をさせる事が難しくなっているけれども、なるべく多くの経験をさせてほしいし、年齢に応じた経験の機会を与えてほしい。」との、お話でした。

「未知なものに出会う」by『育てるものの目』津守房江著 婦人之友社
「未知な出来事や、物や人に出会うということについては、大人よりも子どもの方がその機会は多い。関心を持つが、そこには好意や、拒否や、恐れが入り混じっている。どうやって未知なものと付き合っていくか。相手が自分を受け入れてくれるかどうか、自分もまた相手を受け入れるかどうか。困惑する機会もまた、子どもの方が多いのである。」
未知なものに出会った時に子どもが感じている困惑は、大人が思うより大きい事を大人は理解し、静かに気長に子どもを見守る必要があるように思います。
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