
トイレトレーニング
2〜3歳の頃、日中おまるやトイレで、排泄の練習を行います。
今は品質の良い紙オムツがあるし、値段も以前に比べたらかなり安くなったので、オムツを使う事での親の負担が少なくなりました。また、成長発達が見直されたのか、今は保育園でもトイレトレーニングは、急がずのんびりやっています。
ちなみに中国では、紙オムツの普及率は低いので、1歳半にはとれるようにトレーニングするそうです。日本も13年前までは1歳半から2歳ごろにはずしていたので、オムツをはずす時期は、生活環境によって、左右されるようです。
今は、幼稚園に入学するまでに、昼間のオムツがはずれれば良いと思います。
夜間は、小学校入学まで、もしくは入学後学校などで外泊する機会がある時までに、はずれれば良いでしょう。

子どもの友達がはずれたと聞くとあせるかもしれませんが、トイレトレーニングのコツは、親が神経質にならないことです。‘そのうちはずれるだろう’と、のんびり行ってください。
13年前は・・子どもが歩けるようになると、朝オムツがぬれていない時はおまるに座らせる、食事の前・出かける前にオムツがぬれていなかったらおまるに座らせてみる・・と、私もがんばってやりました。
ある日保育園から職場に電話がかかって来ました。娘が、「お腹が痛い」と言っている、と言うのです。私は、早退させてもらって保育園に向かいました。保育園に着くと、娘が大量のおもらしをした後で、もうすでに元気になっていました。
実は、毎日一日に何度も私と祖母に「おしっこは?」と聞かれた娘は、ストレスがたまり、トイレに行けずに我慢したために、お腹が痛くなったようです。
それ以来、私は頑張るのをやめました。幸い、それ以降は問題も起こらず、長女は1歳半で昼間はオムツがはずれました。その後の子どもの時はますます私が頑張らなくなったので、どんどんオムツのはずれる時期が遅れ次女は2歳・三女は2歳半・四子は3歳です。(布オムツの使用率も長女の方が多く、四子の方が少なかったですしね。)
今3歳(年少)の息子は、3歳目前の夏頃から、昼間はパンツで、夜間はオムツです。
オムツをはずすには、やはり暑くなって来た夏前ぐらいからが良いですね。薄着で脱ぎ着が楽ですし、汚しても洗濯の乾きも早いですしね。(
おもらしについては「おもらし」の記事を参照して下さいね。)
同じような理由で、夜オムツをはずすのも、布団の乾きの良い季節が良いですね。
3~4歳頃になって、オムツが朝までぬれていない日が何回かあって、本人もパンツで寝たいと言うようになったら、試してみます。
おもらしもおねしょも、脳の機能が成長しなければ、しないようにはならないので、決して怒らないようにお願いします。本人の気持ちだけではどうしようもできないことなので・・。
おねしょに関しては、保育士さんに「布団を1枚つぶすつもりでやってもらった方が良いですね。」と長女の時に言われ、『そんなものなのだ・・』と思いましたね。でもそう思うとなんだか気が楽になって、『どうせ捨てるなら何回おねしょしたっていいやって』思えるようになりましたね。
それから尿の問題は、睡眠の熟睡の程度(脳の成長)に関係があるので、たとえ夜中おねしょをしても、子どもは起こさない方が良いそうです。体が冷えないように布団をかけて朝までそのままにした方が睡眠を成長させるためには有効のようです。(
睡眠については後述しています。「
睡眠の仕組み」をご覧下さい。)

寝る前に、トイレに行きたがらない息子に、私は今でもこう言います。「おねしょで流されて朝目が覚めたらサンシャインの下で寝ていたなんてママいやだな。お願いだから一緒にトイレ行こうよ。」すると息子は「ボクのおしっこはそんなに長くないよ」と笑いながら行ってくれます。
息子は4歳入ってすぐに夜もパンツでokになりました。
三女も、4歳(年中)の頃には夜もはずせるようになったし、便もトイレで行い自分で拭けるようになったので、そのうち息子もできるでしょう。便は「きたないからいやだな」と今一拭く気になってくれませんが・・。

便を拭く時は、
前の方から後に向かって拭くように教えてくださいね。女の子は特に大人になってから膀胱炎や膣炎を起こしやすいので。

子どもの排便がおまるやトイレで上手くいくコツは、「
便が出てよかったね。すっきりしたね。」という声かけをする事です。肯定的な声かけが、子どもが気持ちよく排泄を行うという行為を促します。

決して冗談でも「臭い」や「きたない」とは言ってはいけません。多分この位の年齢の子どもにはこういう冗談は通じないと思います。排便を我慢する子どもになってしまいます。
息子は、便秘体質で、今でも週1〜2回の排便です。3歳の頃は、いきむのだけど自力で排泄出来なくて、週1回市販のイチジク浣腸を1回10gくらい使っていました。オムツに排泄したり、おまるにしたり・・、当時は浣腸を嫌がる息子と仕方なく格闘していました。
それから便秘の子どもには、食事や水分や浣腸でなんとか調節できるそうですが、逆にやわらかめの便を硬く調節する事は無理のようです。便がやわらかいとパンツに少量もらす事が多くて、小学校に行くと困るんじゃないかと心配します。おしりをきれいに拭くのもやわらかい方が大変です。でもこれはどうにもならなくて、身体の成長を待つしか無かったです。だんだんにパンツを汚す事も少なくなるようです。それまではかばんの奥にパンツを入れて置き、自分で処理ができるように教えておきました。
夜間トイレに行かなくても尿を膀胱にためられるかというのは、睡眠の発達と関係している事なのだそうで、親があせってもどうにもならない事です。大切なのは‘何も言わず’待つ事です。
睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠があります。ノンレム睡眠は、脳も体も眠っている状態。レム睡眠は、体は眠っているのに脳は起きているという状態と考えられています。
ですからレム睡眠は、浅い眠りのため、ちょっとした物音にも起きてしまうのです。赤ちゃんは、このレム睡眠がとても多く、総睡眠時間(1日20時間位)の50%を占めているそうです。 このレム睡眠は、2〜3歳を境に急激に減って総睡眠量(1日12時間位)の25%になり、ノンレム睡眠が増えて来るのです。(ちなみに大人は15〜20%位)
ノンレム睡眠の時には、尿をつくるホルモンも抑制され、膀胱にたまる尿の量も少なくなります。子供が4歳頃になり熟睡できるようになると、夜間に作られる尿の量が減って、朝までトイレに行かなくても大丈夫になるという仕組みです。
ps.
夜泣き・・生後7ヶ月頃から起こりやすくなります。レム睡眠中に起こる小さな筋肉の瞬間的な収縮運動が過剰に起こり、覚醒してしまうために起こります。睡眠が十分に発達すれば直る一時的な現象だそうです。
夜間に大事なのは、子どもの睡眠をじゃませず、長い時間熟睡できる環境にしてあげる事です。
時折、夜中に起こしてまでトイレに連れて行く事が正しいと信じている大人がいます。私の母もそうでした。それを実践するとどうなるか・・身をもって感じた私の体験です。
小学生なって、時間的に自由にトイレに行けなくなった時、自分がやけにトイレが近い事に気がつきます。50分授業のあいまの休みには必ずトイレに行かないと、次の授業の時間は尿を我慢する事だけで精一杯になります。卒業式・入学式など長い時間じっとしていないといけない時は、本当につらかったです。特に在校生として参加する時は・・。

皆がトイレに行かずに平気なのに、私はなぜ?・・。水分を控えるために、給食の牛乳を残した日々もありました。中学の時は、親に隠れて、養命酒をためしたこともあります(養命酒はまずくて飲めなかったけど)。結局現在までトイレが近いという体質は変わりません。こまめに行くしかないと悟った次第です。
我が家の娘3人と主人は、でかけても半日・一日平気でトイレに行かない事が多いです。

人間の歴史は長く、何万回と繰り返されてきた育児ですが、こんな基本的な部分で私のように悩む子どもは、もう出してほしくないですね。

『育てるものの目』津守房江著 婦人の友社の「排泄のあと」には、次のように書いてあります。
子どもはうんこが出ると必ず「見て見て」と言う。「タネみたい。ぞうさんみたい。」などと満足気に見ている。・・おまけにうんこが流れていく時、バイバイと挨拶する・・。その様子は母親に対して誇らし気でもあるし、自己の作品を鑑賞するようでもある。
また、トイレから出てパンツをはかせようとする私から逃げて、追いかけっこするのが楽しそうである。
パンツをはくのがイヤだというより、その時追いかけてくれる事が子どもには嬉しいのだと思う。母親が追いかけるに値するほどの自分だと確信しているのである。
1人の子どもが自分でうまく排泄ができるようになるには、パンツを脱がせたり、励まして一緒にトイレにいったり、出たといっては一緒に喜んだり、パンツをはかせようと追いかけたり、何と手の掛かる事であろう。しかしその中で、子どもは実に大切な事を学んでいる。それは、
愛され、存在するに値する自分自身についてである。・・
子どもを育てるものの、日々の努力と忍耐と、また、それを上まわるような楽しさによって、子どもの中に人間存在の基礎が築かれつつある事を思うと励まされる思いがする。
2009年10月21日追記
『トレーニングdeコミュニケーション』

乳幼児のトイレについてEC(エリミネーション・コミュニケーション)という考え方があるようです。ご参考になさって下さいね。