立大生死亡事件 発生から14年 父親らがビラ配る 池袋(毎日新聞)

April 12 [Mon], 2010, 15:42
 東京都豊島区のJR池袋駅ホームで96年4月、立教大4年の小林悟さん(当時21歳)=埼玉県春日部市=が男に突き飛ばされ死亡した事件から、11日で14年たつ。殺人罪の公訴時効まで1年となるのを前に10日、父邦三郎(くにさぶろう)さん(64)や警視庁捜査1課の若松敏弘課長ら約60人が池袋駅などで情報提供を求めるビラ6000枚を配った。邦三郎さんは「多くの目撃者がいたのに犯人が捕まらないのはおかしい。たくさんの人に関心を持ってほしい」と訴える。

 邦三郎さんは「情報の提供をお願いします」と池袋駅中央改札前で声を張り上げ、容疑者の似顔絵や特徴が書かれたビラを通行人に手渡した。

 悟さんは96年4月11日午後11時半ごろ、山手線の池袋駅ホームで、男に突き飛ばされ転倒し、頭を強打して5日後に死亡した。男は当時24〜38歳くらいで、身長170〜180センチ。がっちりした体格のスーツ姿だった。

 邦三郎さんは56歳で銀行を早期退職し、時効延長を求める署名活動に取り組んできた。現在、殺人罪などの時効を廃止する刑事訴訟法改正案が国会で審議されている。法案が成立すれば悟さんの事件も時効がなくなるが、邦三郎さんは「未解決のままなら、いつ誰が責任を取るのかあいまいになる」と複雑な表情もみせる。

 情報提供は池袋署捜査本部(03・3986・0110、内線3332)。事件解決につながる情報提供者には上限300万円の報奨金が支払われる。【山本太一】

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