日本人の民族性と食

September 03 [Tue], 2013, 17:06
 日本は島国であるがゆえに、禁教や、禁教のため、あるいはそれ以外の理由でとった「鎖国」という政策を実行したことからもわかるように、排他的思想の国家であったというのは間違いありません。しかしそれは、あくまでも歴史的背景であり、日本人が本質的に排他的精神の持ち主であることの証明にはまったくならないのです。
 それどころか、日本が島国であるがゆえに、「外を見たい」という欲求はより強まり、それはつまり言いかえれば、新しい文化に対して寛容であることも意味するのではないか・・・という憶測は十分に成り立つはずです。
 それを証拠に、かつては「手」で食物を口に運んでいた日本人が、いつしか「箸」を用いるようになり、しかも歴史的に見れば「手」で食べていたという事実はまるで抹殺されてしまったかのような意外性を感じさせるのです。日本人はそのくらい上手に「思想の転換」を行うことができる人種であると言えるのです。
 たとえば、自然的条件が「日本食」を生んだと言っても過言ではなく、しかもかたくなに「日本食の文化」を守り続けてきた日本人が、時代とともに他者の文化を寛容に取り入れ、今では「食の欧米化」が叫ばれるような時代になったのも、実は日本人の他者に対して寛容であるという民族性に由来する部分が大きいような気がしてくるのです。
 しかも、洋食が好きな人が和食を好まないかと言えばまったくそんなことはなく、その逆もまた成り立たずということで、日本人の鷹揚な性格が「食」を通して垣間見えたりもするのです。

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