西田酒造

January 29 [Mon], 2007, 13:52
土曜日に弘前に行ったので注文した外ヶ濱にごり純米原酒を買いに酒屋へ。
偶然この日が田酒古城乃錦の店頭発売日で完売前に一本手に入れることができた。

外ヶ濱は田酒になる一歩手前の原酒でありいわゆる笹にごりの辛口。
飲んでみると田酒とは違って酒そのものにパワーがある。
海鮮の珍味にも負けない力強さを持ち、これはこれで個性のある酒である。
原酒は度数が高いがつい飲みすぎてしまった。

古城乃錦は初めて飲む。
なので杜氏が代わった今年とそれ以前の比較はできないものの、味は悪くはない。
巷では杜氏が代わって田酒が不味くなったという話もあるそうだが、西田社長の新たな挑戦を今後期待することにしよう。
田酒は基本的に定価で買ってうまい酒であると考えているのでプレミアがつかなくなることに期待しよう。

年末に飲んだ十和田の酒、八甲田おろし大吟醸斗瓶取り熟成秘蔵酒は非常にうまい酒であった。
田酒ばかり有名になってしまったがほかにも気合の入った酒蔵が青森県にはあるので評価されて欲しいものだ。

陸羯南展

January 26 [Fri], 2007, 11:16
先週弘前市立郷土文学館に行って展示を見てきた。
陸羯南(1857-1907)について私は約10年前に某図書館の書庫から資料を調べ全集(みすず書房)も相当量を読んだ。
展示物については数にかなりの不満もあるが、スペース上仕方ないのであろう。
展示は入れ替えながら12月まで続くという。
個人的には日露戦争直後に赤石定蔵に宛てた手紙を公開してもらいたい。
戦勝に沸き、その後の補償を屈辱外交と国民が叫ぶ中、「屈辱ともいえぬ」と冷静に分析している。

最近、羯南に生涯面倒を見てもらい、世に出ることになった正岡子規との関係で注目されているが、松山の子規記念博物館には羯南コーナーがあるなど地元よりも四国での知名度が高い。

弘前の展示で興味深いのは、陸羯南の妻が大韓帝国皇帝から下賜されたチマチョゴリを娘の巴さんに着せて子規を見舞うと、子規が早速写生したその絵が紹介されている。
チマチョゴリの美しさに感動した子規は、日本も友禅などやめてこのようにしたくと書き、続けて「芙蓉ヨリモ朝顔ヨリモウツクシク」と詠んでいる。


その正岡子規と友人の秋山兄弟を描いた「坂の上の雲」(司馬遼太郎)がNHKにより映像化される。
原作は読んだことはないが、司馬遼太郎は生きている間、坂の上の雲の映像化が持ちかけられるたびに全て断っている。
死んだあとに映像化を許す遺族もどうかしている。故人の遺志はどこへやら。

第二次大戦中、「日米開戦すれば日本必ず敗れる」と言い続けた人がいた。
子規と同じ松山出身の水野広徳である。日露戦争にも海戦に参加した軍人、後に大佐となる。
東京大空襲をその20年も前に予言しているが、著書は発売禁止。かくして空襲は現実となった。
敗戦の年、71歳で亡くなった水野こそ全国ネットで映像化すべき(ローカルでは映像化されている)だと思う今日この頃である。

モッコ

January 19 [Fri], 2007, 10:48
先週土曜に姉が仲間と飲みで夜不在であった。
三歳の姪を寝かしつけるのは姪のばあば。
普段より寝る時間が遅くなってしまい、モッコの話をして寝かせることにしてるようだ。
「悪い子にはね、巌鬼山からモッコ来るんだよ。泣げば山がらモッコくるど〜」
・・・あっさり寝た。

数日後の夜。
食後に姉がいくら強く言っても寝そべって歯磨きはしないわ米を温める電子レンジ用のタッパーぺろぺろ舐めて言うことを聞かない。

そこで私が「モッコ来るよ」。ひと言ぼそっと。
すると顔色を変えて椅子に着座し口を開けて歯磨き体勢。
目に涙をためながら(泣けば来ると思っているので泣かないように必死でこらえている)「モッコ、来ないよね」。
皆「いい子にしてれば来ないよー」。
姪が岩木山に向かって「ここには悪い子はいませーーん!!」と必死に叫ぶ。

モッコ恐るべし。

新年のご挨拶

January 05 [Fri], 2007, 13:24
ここをご覧になっているマニアックな方々に支えられ(?)、なんとか無事に昨シーズンを乗り越えられることができました。
年男である本年も、事故無く熊無く、できることなら竿折れ無くシーズンを楽しみたいと思います。

なお、武富士の連載については資料が全て札幌でございますので再開までいましばらくお待ち下さるようお願い申し上げます。


                                           蝦夷桃