モダン・ジャズ・カルテットほか 「MJQ」

2006年04月06日(木) 18時24分


○モダン・ジャズ・カルテット&
 ミルト・ジャクソン・クインテット 「MJQ」(プレステッィジ)


ご存知MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)と
MJQのヴィブラフォンのミルト・ジャクソン
のリーダー作を4曲ずつ収録したアルバム

MJQは名作「ジャンゴ」以降というイメージがあるし
僕もそう思ってたが、このアルバムの前半4曲のMJQ
はすでに自分の音楽を確立してるの分かる。
1952年ということはまだハード・バップ以前という事で
これはかなり先進性の進んだグループという事だ。
アレンジがしっかりしてる上でアドリブのスリリングさも
兼ね備えた4曲だなぁ。
お勧め曲はスタンダードナンバーの
「オール・ザ・シングス・ユー・アー」と「ヴァンドーム」の二曲。
よくジョン・ルイスが端正でミルト・ジャクソンがソウルフルと
いわれてそれが融合されてるといわれるが、
ミルト・ジャクソンもかなり洗練されてる、
ヴィブラフォンという楽器だからかもしれないが、
もろソウルフルという感じでなくオブラートに包んだやさしさのある感じ。

さて後半のミルト・ジャクソンクインテットの方は
ジョン・ルイスの代わりにホレス・シルバーがピアノに座る。
ここまでは問題が全然ないのだが、
問題はここでの無名のトランペット、
他のメンバーは一流なのに何故彼が入ったのか
よくわからないが、
このトランペットッター
何故貴様はここにいる!といった感じ
アレだ、このアルバムがあまり評価されないのは
この粗野なトランペットのせいだ。
プレスティッジなら(この時代なら)
アート・ファーマーやケニー・ドーハムでも
つれて来れば良かったのに・・・・。
後半は1954年録音だけど前半4曲と録音年数が
逆な錯覚を受けてしまう。
LPだったらコンセプトがA面とB面に分かれてるので
A面ばかり聴いてるアルバムかなぁ・・・。
(前半4曲はすごく良いですよ)

マイルス・デイビス 「Just Squeeze Me」

2006年04月02日(日) 21時00分


○マイルス・デイビス 「ジャスト・スクイズ・ミー」(ドキュメント)

えらい物が出回ったものだ、10枚組の割に軽いと思ったら解説が無く
録音日・サイドメンの表記も無かったが、これは1949年の「クールの誕生」
から1956年の「ラウンド・ミッドナイト」までの
マイルスのキャピトル・ブルーノート・プレスティッジ・CBSでのレーベルの
レコーデイングを10枚に入れてランダムにまとめた海賊盤である。
(プレスティッジがかなり多くを占めてるが)

初期のチャーリー・パーカーと演奏してるのはよく廉価で出回るが
こういった正規の録音でちゃんと製品として1枚1500円以上で
売られてるものが10枚まとめて1460円で出回るとは・・・・
天国のマイルス怒るよ・・・・。
そのうちこのレーベルごと海に沈められる可能性大。

持ってるアルバムと重なると分って買ったので、持っているアルバムも
多いけど手が出せなかったアルバムも多数収められてる。
さすがに気を遣ったのか、それとも単なる手抜きか、アルバム全曲
は入ってないが、かなり網羅できるのは間違いない。

今までの僕は、さすがに録音した物全部
出そうとするプレスティッジは全種類買える訳も無く
「ブルー・へイズ」・「ザ・ミュージック・オブ・マイルス」
「ブルー・ムーズ」(コレはDebutレーベルからだが)「アンド・ミルトジャクソン」
が抜けていた、ちなみに「コレクターズ・アイテム」はCD-Rだったし。
「コンセプション」のように4曲しかマイルスが入ってないアルバムも
このCDBOXには収められてるのネ。なかなかああいうの買えないからなぁ。

聴いてみると「クールの誕生」がかなり浮いてる感じがあるが、
あとはメンバーがクインテット以下ぐらいなので、順序がメチャクチャだが
まあ聴いていて極度に不自然な所はないかなぁ。

まあミュージシャンや録音日の表記が無いので
データーを知りたければ参考書代わりに
文庫本「マイルスを聴け!」を買ってみよう。

最後に笑えたのがここ

輸入盤なのに何故にレーベル表記に日本語入れるかな?
やはり日本のシェアも意識したのだろうか・・・・。

チェット・ベイカー 「星影のステラ」

2006年03月18日(土) 17時05分
本屋に立ち寄ったらこんなCDが

○チェット・ベイカー 「星影のステラ」 (A JAZZ HOUR WITH)

しかし新品で777円とは・・・・
この「A JAZZ HOUR WITH」シリーズ
前はミュージシャンは古いし
ジャケットも劣悪で手が出なかったけど
最近はハード・バップやモードも出してるとは・・・・
ジャケットもだいぶ良くなってるし
ということで2枚購入(後一枚はまた後で)777円だし・・・・いいよね

ネットで調べた所、ジャズミュージシャンのヨーロッパのライブ
音源を買い取って廉価で出してる会社とのこと
そういう裏事情があるなんて。

音質は特に問題ないし(曲によって若干悪いが・・・)
60年代のチェットが聴けるのは嬉しい所、
ドラムスは若き頃のダニエル・ユメールも少し参加。
間の取り方とかチェット独特の哀調があっていい感じ・・・・
なにより「ディア・オールド・ストックホルム」を演奏してる
所に惹かれてしまった。
選曲も自分に合った曲を選らんでる感じだし
3曲マイルスの名演とかぶってますな
黄金の50年代から一転したチェットだが
60年代にもこういうライブ残してるんだよね
(60年代のチェットいえばイタリアのスタジオ録音に
「チェット・イズ・バック」とかあるが)

リタ・ライス 「クール・オブ・リタ・ライス」

2006年02月25日(土) 0時05分
この前横浜で買ったCDとLPはタイガー大越を除けばかなりいい内容、
(まああれはCDで440円だし仕方がないかなぁ)
ECMとマイルス、あとはアート・テイラーは
かなりの当たりでした。
ただ、まだレビュー書くには聴ききれてない感じ、
それでもって前にブログに書いた通り
ジャズボーカルを売るのと売らないので分けてたら、
こんないいアルバムも持ってたなぁ
ということで、ジャズ・ボーカルをけなしてばかりでも
しょうがないので好きなボーカル・アルバムを紹介。



○リタ・ライス 「ザ・クール・ヴォイス・リタ・ライス」(PHILIPS)

オランダの歌手だが正統派のヴォーカリストである
57年録音で何よりも好きな曲が多く
なおかつアート・ブレイキ&ジャズ・メッセンジャーズ
が歌の伴奏しているので、伴奏や歌が
大げさだったりとか媚びを売ったりとかないので
中々聴き応えがある優れものアルバム

選曲は「マイ・ファニー・バレンタイン」とか「ユービーソー〜」
「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」などかなりの有名曲に
挑んでて、結構ボーカルに辛い評価の自分もこれはいいと思う
スタンダード好きの方にもお勧めです。ハイ

マイルス・デイビス 「マイルス・デイビス・アンド・ソニー・スティット

2006年02月23日(木) 23時22分
マイルス・デイビスはコルトレーンの代役にソニー・スティットを選ぶのだが
・・・・・・・・・・・・・・・



○マイルス・デイビス 「アンド ソニー・スティット」(LASERLIGHT)

「マイルス、コルトレーンとの競演はこれ以上許されん」
「なに?」
「どうゆうことだ!」
「彼とセーーーーションさせろ!」
「できん」
「彼は独立した」
「裏切ったな!」
「金さえあればレーベルも移籍できるご時世なんだ」

というわけでウェイン・ショーターが着任するまで
@ソニー・スティット
Aハンク・モブレー
Bジョージ・コールマン
この順番で(ジミー・ヒースもいたが録音記録が無い)マイルスの下での
テナー・サックス奏者は流動的に変わることになる。
個人的にはハンク・モブレーはけっこう好きだけど
マイルスの下ではで緊張して本領を発揮できてないし
( ̄〜 ̄;)ウーン・・・
ジョージ・コールマンは中々いいテナーかな。

ウェイン・ショーター 「スーパー・ノヴァ」

2006年02月19日(日) 20時54分
ウェイン・ショーターを図書館で2枚借りたわけだが
かなりフュージョン色の強い「ファントム・ナビゲーター」
はともかく、名盤「スーパー・ノヴァ」が良く分らない・・・・・・



○ウェイン・ショーター 「スーパー・ノヴァ」(BLUENOTE)

デザイン的に今ひとつのジャケットはともかく、中身は
今一つつかめないのだ・・・・・・・・・・・・・・
なんとなく混沌としたギターの中からショーターのサックス
がブローしながら出てくる感じ・・・・・・
ああ言葉で表現しにくいなぁ〜このサウンドは。
確かにつかみ所のないのはショーターの特色でもあり
そこがいいんだけど、このアルバムは混沌と過ぎてるなぁ・・・。
まあ、ある日ビッチェズ・ブリュー見たいに開眼するかもしれないが。

本当は3月の再発のときに買う予定だったがCD-Rで十分な
気がしてきた、この感じだと。

チック・コリア 「ピアノ VOL.1」

2006年02月13日(月) 20時50分
自分の望むべきジャズのソロ・ピアノアルバム


○チック・コリア 「ピアノ VOL.1」(ECM)

久々に聴きたくなって取り出したが
やはり美しい・・・・・・・・
しかしその奥にジャズとしての
(題名通り)即興の緊張感がものすごく
張り詰めてるのを忘れてはけないと思う。
特に2曲目〜5曲目簡単にLPで言うとA面
チック特有の鋭いピアノのタッチングが素晴らしい。
それにスパニッシュな曲想が加わりいつまでも
古びる事のない名盤になった。
ただし最初聴くのは1〜5曲目までに
しておいたほうがいいだろう(全13曲だが)
自分もいつも1〜5曲目でループさせて聴いてるぞ。
(つまりLPのA面)
6曲目以降はドンヨリする可能性あり。

まあVOL.1ということはVOL.2もあるわけだけど
イイ子はVOL.1を最初に聴いてね。

しかしECMはアルバムコンセプトと録音が素晴らしい。
ジャズ不毛の70年代から現在まで名盤を数多く
送り出している素晴らしいレーベル。

アート・ブレイキー & ジャズ・メッセンジャーズ 「ジャズ・コーナーで会いましょうVOL.1」

2006年02月13日(月) 17時42分
意外だがアート・ブレイキーのレビューは初めてかも。



○アート・ブレイキー & ジャズ・メッセンジャーズ
 「ジャズ・コーナーで会いましょうVOL.1」(BLUENOTE)


なんとも情けない日本語タイトルが付いてるがバードランドのライブ盤である.
「ラウンド・ミッドナイト」を目的で買ったのだが2曲目のL・モーガン作
「ホワット・ノウ」などオリジナルも良くてW・ショーターはまだおとなしいものの
ボビー・ティモンズのアドリブは素晴らしく、
黒っぽさのジャズ・ピアノの王道を行くアドリブだった。

お目当ての「ラウンド・ミッドナイト」はマイルスのクールなサウンドと対照的に
熱いサウンドに仕上がってる。まあリー・モーガンがトランペットだしね。
御大のアート・ブレイキーも背後で熱いドラムスを演奏するが、フロントの二人が
やはり目玉かな。

あとはボビー・ティモンズ、こういうピアノは最近ほとんど現れないので
同傾向のウィントン・ケリーに比べて今ひとつ評価されてないが
やはり再評価したい所だ。

ウィントン・ケリー 「ケリー・グレイト」

2006年02月12日(日) 7時13分
さっそく昨日買ったCDのレビューを



○ウィントン・ケリー 「ケリー・グレイト」(VEE-JAY)

59年録音、
これはやはりリズム隊と仲良しのリー・モーガンやウェイン・ショーターの
参加が大きく光るアルバム。
特にウェイン・ショーターの作曲した「MAMA”G”」や「SYDNEY」
などは本当にすばらしく新しい時代の夜明けを感じさせる曲想である。
あとはリー・モーガンのトランペットも彼らしさ彼らしさが良く出てるし。

ウィントン・ケリーのピアノ自体を楽しみたいならトリオの作品が
良いが、グループとしてのまとまりはこのアルバムも中々いいなぁ。
同時期のBLUENOTEの諸作にも負けない好アルバムである。

キース・ジャレット 「メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー」

2006年02月10日(金) 21時58分
癒される〜。
買ってからかなり聴き込んでるのだが、
飽きのこないキースのスタンダード・ソロピアノ・アルバム



○キース・ジャレット 「メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー」(ECM)

スタンダードとは言っても「枯葉」や「マイ・ファニー・バレンタイン」などの
超有名曲は避け、渋めのラインナップになってるところがいいのかも。

ケルンとかにくらべると淡々と弾いてる感じするが、
しかし、とても聴いてて安らぐのだ。
買って得したアルバムだなぁ〜。
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