浜さんの早田

February 20 [Sat], 2016, 10:05
腕の良くない歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろんベテラン歯科医が施術してもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は言うまでもありません。万が一のことも考えて保証の有無は手術に入る前にしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術が必須であっても、受けてみる価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見上だけは補ってくれますが、インプラントは歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は言うまでもなく、歯ごたえの違いや料理の温度までしっかりと感じることができます。固いものでも気にすることなく噛めるので、控えていたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外のものを請求されたり、安全性に問題のある製品だったりという場合もあります。インプラントを選ぶポイントは、第一に信頼できる歯科医かどうかを判断することです。
インプラント手術は1本からでもできますが、多くのケースでは数本の手術となるケースが多いです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、失っている歯が1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではall-on-4といった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、大部分の歯を失った方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長い治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長くなる理由としては、顎の骨に埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には以前と比較して生活の質がガラリと変わります。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが際立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、ぱっと見では歯は全部揃っているように見えます。そうは言っても見た目だけの話で、歯の機能を取り戻せるかと言えば、そんなことはまったくありません。体裁だけを気にするのか、それとも歯の機能自体を気にするのかはいろんな状況を考慮に入れる必要がありそうです。
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