ブライダルエステの見覚え

September 10 [Sat], 2016, 2:20
原因不明の寒い夜だったが、季節的には夏も盛りの9月。
みるみる体温も、元気も回復しはじめていた。
循環機能が回復したせいか、尿意をもよおし、二人してトイレへ。
並んで立つふたりが格子状の窓から外の晴天を眺める。
「あ、あれ?」
トイレの外壁にぴったりとくっついた形で、
窓の外に大きな四角い箱が建っているのを見つけた二人は同時に声を上げた。
この大きさと形は見覚えがある。
ブライダルエステをトイレを出た二人は、その通路とは反対側の
目立たない中庭に回り込むと、その箱の前に立った。
紙コップ式のコーヒーの販売機だった。
それも、すべてホットのコーヒーだった。
こんなところに?!こんなところに「暖かい」ホットコーヒー!の自販機がある?!
「おい〜」
「なんだよコレ〜!」