4月30日(木)午前10時ごろ、メキシコ政府は官報にて
「保健省細則」なるものを発表しました。
第1条
メキシコ全国の連邦行政機関及び民間部門の業務を
5月1日〜5日の期間停止することを命じる。
その他、市民の最低限の生活に支障が出る分野や
基礎食品、医療関係の製造会社は例外的に
操業停止措置から免れる、等全7条からなる細則でしたが
疑問1)発表のタイミング
5日間の操業停止をその適応期間の前日に発表しています。
ほとんどの会社は対応に追われ慌しい1日となったことでしょう。。。
疑問2)細則の解釈
第1条では「停止することを命じる」となっていますが
その他の例外に入る分野の特定を含め
曖昧な表現で各分野に波紋呼んだのは事実です。
また官報において政府令として発表されたとはいえ
その「拘束力」に関しては各方面、認識がまちまちだったと言えます。
細則発表後、労務関係に詳しい弁護士に確認しても
一度は「企業がこれを守る義務は無のでは」という見解だったりしました。
その後、30日午後及び5月1日、2日には再度政府より
「企業はこれを遵守するのは義務であり守らない場合は
罰金対象とする」との通達がなされました。
だいたい、準備期間が無さ過ぎるために
それぞれ企業がそれまでに得た情報を基に判断せざるを
得なかったのではないでしょうか・・・・。
それで、操業と決定して、罰金が課される会社は
あまりにもかわいそうだと思うのですが・・・・・。
疑問3)国民の認識、温度差
カルデロン大統領は「この期間、家で過ごして
これ以上感染が広がらないように」と
強調していましたが、5月1日(金)の新聞を開けると
「国境にインフルエンザ無し」との見出しが・・・
連休を利用して多くの人がアメリカへ行き
陸路で通過するための国境橋は人、車でごった返していた、とのこと。
特にNL州ではそのときはまだ確認患者が出ていなかったりしていたため
(まぁもともと、1日〜3日までは連休であったため
アメリカ行きを計画していた人もいると思いますが)
皆の認識が低いように思います。
私は小心者のためアメリカへ行ってる間に
国境が閉鎖されても困るので不要不急の用事は避
けて出来るだけ家におりました・・・。
話はもどって、本当にこの5日間の操業停止は
感染の根を断ち切るのに役立ったのでしょうか・・・?
どちらにしても、明日から企業活動再開、
休校措置がとられていた学校も7日から大学、高校、
11日から中学、小学校、幼稚園、保育所を再開が発表されています。
さて、もう一つ気になるのが
メキシコ政府の情報操作。
確実にやってると思います。
私の住むヌエボレオン州では感染者はゼロと発表していました。
個人的には世界にこれだけも広がりを見せている
新型インフルエンザが同じメキシコ国内であるにもかかわらず
私の州に1人もいない、というのは納得がいってませんでした。
もちろん、感染される患者数が少ないにこしたことはないのですが。
でも、私は絶対いる、と思っていました、し思っています。
ヌエボレオン州にも。
疑い患者はいっぱい居るのに
検査能力、スピードが追いついていないと思います。
また、検査で陽性とわかったところで
対策や方針が決まっておらず、公にしていないのでは、と思います。
先々週に亡くなった感染が疑われていた女性も
検体結果を州政府は1週間経っても「調査中」としか
出しておらず、1週間過ぎたころに「陰性だった」と発表。
一番、感染者を出している国で、こんなに掛かっていいのでしょうか?
確認されるまでに1週間以上かかるのです・・・
それから今日5月5日になって突然4人の
感染患者が確認されました
が
全員、回復して自宅待機です、との報道。
本当に今日になって、4人の感染がわかったのであれば
病院→政府の連携が取れてなさすぎ。
もしくは亡くなられた女性と同じく1週間以上検査にかかっていたのであれば
結果がわかるまでどんな対策を(例えば隔離)したのか、かなり怪しいです。
アメリカが今回のインフルエンザは季節性インフルエンザと
危険度は変わりない、としたり、メキシコ政府は感染者の伸び具合が
減ったこと等を理由に、「最悪の時期は乗り切った」としています。
また大統領や州知事の演説を聴いていたら彼らは
「メキシコ政府は最大限の努力をし、この非常事態を乗り切ろうとしている」
そんなアピールしていますが、私はちょっと違うんじゃないか・・・
と思うんですけどね・・・