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[大人の夏休み]レーサーになる…戦うためのチューニング / 2010年08月03日(火)
●エンドレス Ewig N84M(ブレーキパッド)

[写真13点:ブレーキからヘルメットの中まで]

アイドラーズ12時間+9分間耐久レースは、早朝7時に全車がローリングスタートして19時すぎにフィニッシュを迎えるイベントだ。7月18日当日は、気温35度以上、路面温度は60度を超える時間帯もあった。

それより何より会場となるツインリンクもてぎは、日本一ブレーキに厳しいサーキットとして知られている。ツインリンクもてぎ(フルコース一周=4.8km)の特性がハードブレーキングを頻繁に強いる反面、温度の上がったブレーキがなかなか冷えてくれないサーキットレイアウトだからだという。これはフォーミュラニッポンでもSUPER GTでも理屈らしいから、市販車をベースに改造したレースカーだとさらにその厳しさは増すのではないだろうか。

フィアット江戸川/アルファロメオ江戸川の社長でありAIOCのサポートを行っている染谷社長は、ことさらブレーキの重要性を強調した。「アルファロメオを使ってホビーレースを戦いたいユーザーが集まっているわけです。われわれが彼らの活動をサポートするうえで最も注意を払っているのは、安全性以外にありません。とくにツインリンクもてぎでは耐久性を含めたブレーキ性能が非常に重要で、その部分が速さにも安全性にも直結するため、ブレーキチューニングのパーツ選定はもっとも重要視しました」。

数あるブレーキメーカーのなかでチョイスされたのがエンドレス。同社は言わずと知れたジャパンオリジナルのブレーキ専業メーカーである。「Ewig」はエンドレスのラインナップにおける輸入車向けのブランドで、さらに10種類近くの設定(摩材を含む製法等の違いにより推奨するシチュエーションやローター適性温度などが異なる)がなされている。

AIOC145が選んだのは「N84M」と呼ばれる耐久レース用パッドだった。実際にニュルブルクリンクやスパフランコルシャンの24時間耐久レース等で実績を挙げているレース用パッドということだが、ローター適性温度が300度からという設定なので駐車場から出てすぐはノーブレーキ状態で大変なことになるだろうから注意が必要だ。

さてエンドレス Ewig N84Mの評価に関しては、実際に耐久レースで走ったAIOC145のドライバーたちの声を聞くのがいちばんではないだろうか。プロドライバーの評価も大事なのだろうが、使うのはあくまでもアマチュアドライバーの彼らだ。「あの暑さのなかで長時間不安無く乗れました。コントロールもしやすかった」K氏談。「ブレーキタッチ、制動力ともに過去最高のフィーリング。担当スティント内でも全くフィーリングの変化がなかったのに驚きました」O氏談。「私はドライバー12名中8番目に乗車したにもかかわらず、制動力にまったく不安を感じませんでした」I氏談。「安心感はこの上ない感じ。ブレーキに関して不安な要素は微塵もなかった」M氏談。「今回のAIOC145が持っていた最大の武器だったと思います。ブレーキングで何台パスしたか覚えていないくらい素晴らしいブレーキ性能でした」N氏談。

アマチュアドライバーでも使いこなせて、さらに抜群の制動力と安心感をもつブレーキパッドはそうそう多くはないという。ジャパンオリジナルパーツへの誇りすら感じるところだ。


●ブリヂストン ポテンザRE11

タイヤの重要性と優先順位は、ホビーレースであってもF1であっても変わらないという。葉書一枚ほどの面積でしかないタイヤのコンタクトパッチで、制動力もコーナリングフォースもトラクションも、すべての限界が決まってしまうからだ。

レース専用タイヤとしてすぐにイメージできるのが晴天用のスリックタイヤだろうが、ほとんどのホビーレースではスリックタイヤの使用が禁止されている。そこでアマチュアドライバーが走る舞台で主流となるのが通称「Sタイヤ」と呼ばれるセミスリックタイヤである。

ところがSタイヤは、レーシングスリックに極めて近いコンパウンドとコンストラクションを持つため、市販車ベースのレースカーに組み合わせる上では最強のチョイスと言えるだろうが、いかんせんその巨大なグリップ力と引き替えにライフが極端に短く、それゆえランニングコストが嵩んでしまう。12時間という長丁場を考えた場合に、必ずしもSタイヤがベストとならない。

近年では過去の常識を覆すスポーツラジアルタイヤが、日本のタイヤメーカーを中心にリリースされている。ブリヂストンが世界に誇るブランド、「ポテンザ」からリリースされている『RE11』は、ハイグリップを誇るスポーツラジアルタイヤの代表格だ。もちろんSタイヤに対してグリップ力は劣るのだろうが、ライフとグリップのバランスがどのレベルにあるかが重要だ。

再び、フィアット江戸川/アルファロメオ江戸川の染谷社長にRE11をチョイスした理由を尋ねてみた。

「実は他のイベント走行を通じてRE11のデータは持っていたのです。ただ前回は3時間程度の耐久レースで、今度の12時間耐久レースとなると単純に4倍のスティントになるわけですから、やはりタイヤチョイスも慎重に考えました。アイドラーズ12時間耐久レースの場合、安全面からの配慮で電動ツールをピット作業で使えず、レース中のタイヤ交換はタイムロスになるために、避けたかった」

「高いグリップを誇るRE11がどこまで持ってくれるかが勝負ではありましたが、7スティント目の直後でセーフティーカーが入ってくれたので、安全面を第一に考えてフロントをニュータイヤに交換しました。想像で言えば無交換だったらギリギリ行けたような気もしますが、後半戦のスパートを考えても適切な判断だったと思います」

各ドライバーの声を総合しても、RE11の優秀性は確かなようだ。「いつもはSタイヤで、初めてRE11に乗りましたが、追い込んでいっても破綻しないし乗りやすかったです。みんながブレーキパッドの性能を絶賛していましたが、RE11との組み合わせがあって初めてあのブレーキも生きてきたように思います」と語るのは、11人中でベストタイムを出したO氏。「RE11のポテンシャルは相当高いですね。とくに縦方向のグリップレベルは(Sタイヤと比較しても)充分でした」とK氏も絶賛。F1を頂点とするモータースポーツ活動から得た豊富なノウハウは、このように確実に製品レベルに生かされているようだ。


●ワコーズ WR-R(エンジンオイル)、WR-G(ギヤオイル)、CORE-501(エンジンオイル添加剤)

自動車やオートバイを問わず、内燃機関を持つすべての乗り物に欠かせないのがルブリケーション(油脂類)の存在だ。油脂類の性能がエンジンやトランスミッションの性能を引き出し、そして保護する役割までカバーすることになる。とくに長時間耐久レースでは、その性能次第で結果を左右すると言っても過言ではない。

エンジンオイルにセレクトしたのは、レース使用を前提としたワコーズのスペシャルオイル、『WR-R』。製品ポリシーがもっとも表れたエンジンオイルとワコーズが自負するだけあって、レース中の“熱ダレ”は微塵も感じられなかったと各ドライバーが語ってくれた。10万kmの走行距離を軽く超えていたという「AIOC145」のエンジンだけに、安定した油圧維持性能は、まさに走る実験室だったようだ。さらに言えば12時間の長丁場において度々ピットインの際にオイルレベルをチェックしたものの、結局一滴のオイルも足さなかったという。

また『CORE-501』はエンジンオイル性能を向上させる話題の添加剤で、AIOC145のエンジンにも注入されていた。これはエンジン内部の磨耗低減性能を向上させる効果があり、確実に燃費向上等の性能向上が認められるというから、燃費が成績を左右する耐久レースでは必須アイテムなのではないだろうか。サーキットでの使用では効果を確認できないだろうが、注入後すぐにエンジンメカノイズの低減など、効果が確認できるという。難点は300ミリリットルで1万円を超えるプライスだけか?

ギヤオイルに関しては、『WR-G』というこれまたレーススペックの100%化学合成オイルを選んだ。LSD装着車を対応の設定で、デフの効きを重視したブレンドがなされている。ただし、今回のAIOC145にはLSDが装着されてなく、ギヤの保護とシフトフィーリングの向上に貢献するに留まったようだ。


●ユニコルセ

レース車両変貌への道は、軽量化と要所の強化だと言っても過言ではない。関西アルファロメオチューナーNo.1としての名声を誇るユニコルセからは、『145』に限らずアルファロメオのラインナップに対応する気の利いたパーツが各種リリースされている。

一般的にアルファロメオ145と聞くと2世代前の古いモデルだと思うかもしれないが、パーツに関していえばすでに開発されし尽くした感もありレースカー作りにおいては断然有利だと言えるのかもしれない。

AIOC145に装着された強化トルクロッドはユニコルセの定番商品とも言えるボディー強化パーツのひとつ。ストリートユースでも効果はすぐに体感できるというが、とくにサーキット走行においてはトラクションの向上やシフトミスを防ぐ機能パーツとして役立つという。

また、ユニコルセでは足回りからエンジンに関するエキゾースト等のパーツまで幅広くラインナップ。レース専用部品ならワンオフ製作の相談にも乗ってくれるそうだ。アルファロメオのホビーレースの世界において、勝利への近道はユニコルセという格言は、ハッタリでもないらしい。


●アンダーレ

さて、レースともなれば走行後のホスピタリティも非常に重要となるのは言うまでもない。とくに夏の耐久レースではレースカーの車内は40〜50度にも達する。いずれのドライバーもクルマから降りてくると大汗をかいているのは当たり前だろう。ヘルメットの内装パッドを外せば染みこんだ汗を絞れるのだろうが実際にはそんなことはできない。

そこで登場するのが『ショックドクター・パワードライ』というアイデアグッズなのである。ショックドクター・パワードライは、オゾンを含んだ温風を強力に送風することでヘルメットの内部をすばやく乾燥させるという仕組みで、さらに様々なオプションパーツを組み合わせることによってシューズやレーシングバック全体も乾燥エリアとすることができる。

このグッズを取り扱うのは、関西を拠点としてモータースポーツイクイップメントを販売するアンダーレ。ショックドクターに限らずヘルメット、スーツ、グローブ、シューズに至るまでインターネットを通じた全国通信販売に対応しているそうなので、レーサー気分を味わうためにネットショッピングしてみてはいかがだろう?



《レスポンス 編集部》

【8月3日12時0分配信 レスポンス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100803-00000011-rps-moto
 
   
Posted at 14:55/ この記事のURL
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