のび太の新魔界大冒険☆感想メモ(ネタばれ)

2007年03月11日(日) 19:50/ 藤子不二雄の話
映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜のネタばれ感想です☆

ひとことでいえば、スピーディなアクションが満載で、キラキラした月が素敵で、しずかちゃんがかわいかった映画。75点(え?)。
魔界大冒険というと、私は84年のオリジナル版を子どものころリアルタイムで映画館で観ており、それがたまらなく面白かったのか、その後に大長編の原作コミックの中で初めて買ったのも魔界大冒険。なんといっても次々と冒険の舞台が移り変わるゲームのような魔界がとても魅力的で、みんなで旅をして最終目的地にたどり着くという冒険らしい部分がだいすきでした。
そんなこともあって今回の新作は、あの魔界のステージが最新のデジタルアニメでどのように美しくまた不気味に描かれているのか超期待していたのですが、あれれ、そうですか・・・。「魔界大冒険」ですからね、旧作と比較しちゃあダメなんでしょうけど、うーむ

今作は上映時間112分と過去最長でしたが、派手なアクションシーンが多くってテンポも良く、次々と新たなシチュエーションが描かれていくので、今までの映画と同じ90分前後のような感覚。
単なるゲストヒロインだった美夜子さんをよりヒロインらしく掘り下げて新しい設定を加えた点は、先の物語が読めない新作のような気持ちで観られたので好印象。前半の地球編からアクション全開とばしまくりで、もうちょっとノンビリとした場面も欲しかったなぁ。内容と作画で十分楽しめたのでもう1回劇場で観たいかといえば絶対に観たいですが・・・さらに3回目まで観るのはやめようかな。


良かったところ

・キャラクターの作画

もともとシナリオはオリジナルのリメイク版だと思っていたからそんなに注目して無くて。ズバリ金子志津枝作画が最強
しずかちゃんは一層ヒロインらしく、美夜子さんも、しずかちゃんに見た目で負けないよう、たくましくかわいくデザイン。なんでしょうね、金子さんのあのかわいいキャラデザインのコダワリは(笑)。ドラミちゃんも“パックマン瞳”を活かしつつラブリーになってて、真っ赤なリボンにもチェックが入っててとってもキュート。

・のび太の『ドラえも〜ん!』をキッカケにしてOPテーマ

これこれ!やっぱこれじゃないと。昨年みたいに特にキッカケがないままOPが流れてきてもいきなりすぎて。
「ハグしちゃお」が2年連続で映画のOPに。テレビでも主題歌として流れているから当たり前の話だけど、使い捨ての歌ではなくってちゃんと大切にされている主題歌だったのが改めて分かって良かった。

・ネズミの美夜子さん

満月牧師の教会が消え去った後の場面。
美夜子さんが登場した後、さらにネズミの美夜子さんも登場。ネックレスの宝石の色の違いからピンとくるようになってるけど、これは一体どうなるんだろう・・・? と、この先の展開をあれこれとアタマの中で楽しく想像させられた。
これは84年版からは想像できない目新しいシチュエーションで、まるで完全な新作映画を見ているときのようなワクワク感があってグッド

・ネコの美夜子さんがのび太のほっぺに平手タッチ

魔界へ旅立ったドラたち。魔法のじゅうたんの上のシーン。
のび太がまさに映画ののび太らしく、1人センチメンタル浸る美夜子さんをカッコよく励ますんだけど、それに応えた美夜子さん、のび太のほっぺたを冗談半分でポンっと叩く!ネコだからその肉球の跡がのび太のほっぺに残るっていう芸のコマかさもナイスで、仲良しになってる二人の距離感が伝わってきて素敵

・美夜子&しずかちゃんのツーショット

男の子&女の子ではなくって、女の子同士のツーショットってのが素敵。じゅうたんの中の場面では、しずかちゃんが髪の毛を降ろしてて、もうね、この画はデスクトップ壁紙にして配信して欲しい。

魔界でのラストシーンはのび太&美夜子で締めるのかと思いきや、美夜子&しずかちゃん再び!
美夜子さんの方が年上で、本来ならば接点のない女の子2人が冒険を通じて仲良しに。この設定が2人のシーンからすごく優しく伝わってきて、魔法の世界が温かい平和な場所になったんだなぁというのがヒシヒシと感じられてとっても好き。ああ・・・その場面を思い出してたら涙が出てきた(´;ω;`)

・『あなた魔法が使える?悪魔と戦える?』

これこれ!これがないと!この辺りは忠実に再現してくれててとてもウレしかったし、のび太が荒野を一人で走り抜けるところはまさに今作でも名場面。

・ダイヤカットされた宝石のような月

うさぎは居なかったけれど、このメルヘンちっくで宝石のような月は大好き。魔物が月の光に弱いという設定、月光灯とかこの月の光に活かされてて好印象。
ラストシーンでは、この月が輝きを取り戻す画からゆったりと流れ始める映画主題歌「かけがけのない詩」がとても良いタイミングでバッチリ。今作の主題歌はこの歌になって本当に良かったと思った瞬間だった

この「かけがけのない詩」はサビに“月明かりの”ってフレーズがあって、それがまさに最後の戦いの舞台のひとつとなった月とシンクロしてて、エンディングに流れる曲として申し分ない。私的に映画ドラえもん最高のカタルシスはこのエンドロールが流れ始めるキッカケの部分だったりして、その点でこの新魔界大冒険はゾクゾクっときて、ほんと良かった

・満月牧師の声

これは・・・!スゴい。新鮮なおじさん声でしかもちゃんと本業の声優っぽく印象に残る声。河本準一さんは話題性で選ばれたのかもしれないけれど、いい人にやってもらえたね。

・藤子ネタの数々

ウワサのあの娘「魔法少女マミ」がいきなり出てきてビックリ!しかもセリフも多め!ミンキー○○ちっくな魔法の呪文まであるよ!あー、魔美の顔で髪の毛がピンクって新鮮でオサレですね
瞳は過去のアニメ魔美同様に三白眼で、しずかちゃん系の藤子目とは一線を画いたデザイン。気になるマミの声は瀬那歩美さん。いつもテレビのドラえもんで脇役の女の子で出てる方でした。コンポコのパロディキャラは・・・うーん、なぜブタに?
ちなみに金曜日に放送された前夜祭SPを今見たら、このマミの場面がほとんど流れてるではないですか。あぶないあぶない、事前に見なくってホント良かった!

「ズコッ!」なんて今時の子供にはわからないような往年の藤子アニメギャグまで入っててウレし過ぎ(´;ω;`)
そんな中、冒頭に出てきた栗まんじゅうは見逃してしまったようなので、これは次回の課題に。


残念だったところ

・冒頭に出てきた現実世界の設定

現実世界では魔界星がブラックホールに置き換わってて、パラレルワールドらしさを見せてるんだろうけど、それをやるんならもうちょっと魔法の世界に入る前に描写が欲しい。いきなりブラックホールて。満月博士が出てくるまで、まだドラ本編じゃなくて別のアニメの予告編をやってるんだと油断して見てしまった。・・・そのせいもあって、栗まんじゅうネタを見逃してしまいましたよ(´・ω・`)

・地球でのクエストがややこやしくてゴチャコヂャしてた

魔界に旅立つ前、地球に隠された「魔界歴程」を入手するというクエストが追加。ドラえもんが「どこでもドア」使って美夜子さんを追いかけようって展開になるんだけど、てっきり魔界に旅立った美夜子さんのじゅうたんに直に移動したのかと思ってしまった。次のエピソードへの場面転換が息つく間もなく早過ぎて、ちょっとついて行けない
前半ですらマッタリとした場面がほとんどなかったような感じで、落ちついた「静」の場面がほしい。

・美夜子の声

魔界へ入ってからの後半は紗季ちゃんも演技に馴れてきたのか、まぁよかったんだけど。初登場のシーンとか、棒読みとは思わないけど萌えない声というか、華のない声というか。しずかちゃんがかわいらしい声だから、年上の美夜子さんはこれくらい落ちついた声で良いとしても、もうちょっと、わざとらしいくらい抑揚をつけてしゃべってほしかったかな。

・マチャミの声

メジューサ役だけなら申し分の無い怖い魔女ボイスでバッチリ。事前情報が無ければ誰が声をやってるのか気にならないくらい。
しかし呪いが解けた後の優しいお母さん声があまりにもそのキャラとミスマッチ(>_<)
これならば魔女声と優しいお母さん声を使い分けられる本業の声優さんにやってもらったほうがよかったかと・・・。例えば鈴木弘子さんとか。

・お風呂のシーンが無し

しずかちゃんが、魔法のじゅうたんにお風呂が付いていると知ってあんなに喜んでいたのに(笑)。


以下の2点は残念というか、84年版とか原作で思い出深い場面が今作に無くて残念という話。

・魔界に突入してから長旅のシーンがごっそりカット

ええーっ、もう魔王の城に着いちゃったの?! 魔王の城にたどり着くまで、魔界ならではの冒険のステージが次々と移り変わる光景を一番楽しみにしてたからショック大きすぎ。魔界で大冒険する話なのに、目的地の城に着くまでが手際よすぎて、醍醐味が無くなってしまった。

南極圏→人魚の住む島(海)→上陸→帰らずの原→魔界の森→城の手前の荒野→あれが大魔王の城か・・・ 

異世界を冒険してるワクワク感が伝わってきたこのステージの数々。せっかくCGとかデジタルアニメを使ってるんだから魔王の城以外の魔界の光景も最新の綺麗な作画で見たかった!

特に帰らずの原で「北風のテーブルかけ」を使ってドラたちがのんびりとご飯を食べる場面。緊迫した魔界大冒険の後半でもほのぼの和気あいあいとした名場面で、最高に好きだったのに。食事のシーンがあると冒険してる時間経過もわかりやすくっていいのになぁ。ジャイアンがカツ丼を美味しそうに食べるところが見たかった!

さらに頂けないのは、魔王デマオンによってドラたちが城の中から荒野に吹き飛ばされる場面。
今作ではいきなり城の地下から進入しちゃってるから、森を抜けて荒野を歩いて城までたどり着いていない。いったん城を追い出されたドラたちはどこで落ち合うことにするのかと思ったら、城の反対側に魔界の森があるからそこで落ち合うことになっていた。
ウーン・・・これではステージが1つ前に戻されるゲーム的な雰囲気が無くなってて(´〜`)

・あの名セリフが聞けなかった

『千里千年を見通す予知の目よ!』
美夜子さんが夜空の上で水晶玉を高々と掲げてこのセリフを叫ぶシーンが、私的に前半(地球編)の盛り上がりポイントというかカタルシスだったのに、それが無かったからメリハリがないまま魔界へ旅立っちゃった感じ。

『たのむぜ名投手!』
あれれ、新魔界のヒーローはジャイアンじゃないんだ・・・。ノーコンののび太が決着を付けるのも悪くはないけど、どうしても84年版の思い出がありすぎて。。

* * * * * * のび太の新魔界大冒険 2回目の鑑賞メモはこちら * * * * * *
URL:http://yaplog.jp/erisama/archive/972
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