藤子アニメ上映会に行ってきたの巻

2008年02月24日(日) 22:20/ 藤子不二雄の話
2月17日の日曜日、「藤子不二雄ファンサークル ネオ・ユートピア」様の藤子アニメ上映会とその後の集いに行ってきました。関係者スタッフの皆様、当日お会いした皆様、貴重な時間をどうもありがとうございました。それで、イロイロと書きたいことがありますが、とりあえず3行にまとめるとこんな感じです。

会場内の「藤子アニメ」「藤子不二雄」度がメチャクチャ高かった!今時この熱気に溢れた空間は凄い!

そういえば最近は強面の“押し売り”が街にやってくるアニメって見かけなくなったなぁ。あー懐かしい。

今まで見ることが出来なかった「日本テレビ版ドラえもん」を初めて見た。まさに「ヒャ〜〜〜〜アアア!」って感じ!


・・・さすがにこれではカンタン過ぎるので、もうちよっと具体的な感想を書いてみました。以下、読みたい方だけどうぞ。
* * * * *

上映会で見た作品の感想の前に、まずこの『藤子アニメ』について

今でもドラえもんを毎週見たり、藤子アニメのホームページは続けているものの、さすがにコレを開設したばかりの学生時代と比べると、自分の中での“藤子アニメ”度は下がってるんですよね。ホームページをせっせと作り出したころはまだ学生時代だったということもあって、子供のころ見ていた藤子アニメから、自分が生まれる前の白黒藤子アニメまで、とにかく見たい知りたい確かめたい!ってくらい熱かったんです。

「チンプイ」をリアルタイムに見ていた90年代前半から、このホームページを立ち上げた90年代後半にかけては、まだ80年代の藤子アニメ時代と地続きだった時代。私は子供のころリアルタイムに見ていた藤子アニメから卒業せず、その虜になったまま学生になって、更にそのまま藤子不二雄のファンになっていったんですが、今思えばこのころが一番モチベーション高かった。

その後、子供のころリアルタイムに見ていた藤子アニメに関してはCSテレ朝チャンネルでほぼ見ちゃってるし、「チンプイ」もめでたくDVD-BOXがリリースされたし、ソレである程度は満足しちゃってて、ガムシャラになるほどの食欲が沸かないっていうか。時が経つにつれて懐かし系の藤子アニメに関しても好奇心が薄れてきてたり、新しい藤子アニメもドラえもん意外には出てこなかったりで・・・んー、なんかやっぱり情熱度が下がってきてます(^_^;)

最近はそんな感じに思ってたんですが、今回のように藤子ファンが一つの場所に集まって藤子アニメをいっぱい見られるという機会は滅多に無いので、ぜひ行きたいと思って足を運んだ次第です。


今回は初めての上映会イベント参加でしたが、会場となった地区のホールには100人以上もの皆さんが集まったこともあって、やっぱり空気とか熱気で溢れてて凄い!

今時のテレビ雑誌とかアニメ雑誌とか、「ドラえもん」は見かけますけど、単なる「藤子アニメ」って言葉はまず見かけないし、藤子不二雄(A)先生はバリバリにご健在ですけど、二人で一人の「藤子不二雄」ってのもあまり見かけない過去の言葉じゃないですか。自分の場合、その「藤子アニメ」のホームページを作っていたりブログを書いている関係で、現在でも月に1回以上はキーボードで入力したり、それ系のホームページを見て回ってるので、ネット上では現在進行形の単語なんですけど、日常的には、昭和時代に流行った過去の言葉みたいな感覚がしてるんですよ。

それがこの日ばかりは、まぁイベント名からして藤子不二雄ファンサークルの「藤子アニメ上映会」だから超当たり前の話なんですけど、「藤子アニメ」「藤子不二雄」って言葉がイキイキとしてるスタンダードな空間なんですよね。過去にも藤子関係でのオフ会や映画のイベントなどには参加していますから、そういった空気は分かってたんですけど、やっぱり今時、こんなに盛り上がってる空間ってのは凄いです!

最初に書いたように、最近、藤子熱が冷めかけていた自分としては、現在進行形で「藤子アニメ」や「藤子不二雄」一色に染まっている空間がなんとも刺激的でした。刺激は受けましたが、ソレがきっかけで藤子熱とかモチベーションが再び上がったかといえば、今のところそんなに変わらないですけど・・・(オイッ)。


* * * * *

上映会で見た藤子アニメの感想

過去の藤子アニメを一通り見てて思ったこと。そういえば、昔っていわゆる強面のオッサンが“押し売り”として街にやってくるエピソードが定番のひとつだったなぁ〜、それが自分が見てる範囲の最近のアニメでは、そういう押し売りキャラを見かけなくなったなぁ・・・と、昭和のアニメ全体の懐かしさを改めて感じました。

それでは、以下に個々の作品の感想を書き出します。


新オバケのQ太郎 #40A「ブルトラマンよたのんだぞの巻」 #40B「オバQ騎士道の巻」

昭和60年のシンエイ版オバQが始まるまでは、アニメのオバQといえばこっちで、幼稚園のころに再放送で見ていた記憶が蘇ってくる。本編を見るのは90年代末の藤子系オフ会以来で、サブタイトル部分のアニメや、今見ると過激なまでにドタバタとしてるギャグシーンの雰囲気が懐かしい!

姿を消してる間のQちゃんが輪郭線だけの作画だったり、よっちゃんが後の「ど根性ガエル」京子ちゃん似の丸くデフォルメされた顔で、シンエイ版よりもオテンバな子だったり、あーそういえばこんな感じだったなぁとしみじみ。

ブルトラマン〜の方は、子どもたちが夢中になってる巨大ヒーロー「ブルドラマン」と「カメ仮面」が町内で戦うという話で、オバQのドタバタの中で昭和チックなヒーロー遊びの世界が描かれてて、これまた懐かしかった。

オバQ騎士道の方は、QちゃんがワガママU子さんのために、U子さんが憧れる頼もしい白馬の騎士になろうと奮戦する話。こちらはU子さんがフグ顔ではなくて、アメリカオバケ風の涼しい顔という点に終始違和感があっものの、QちゃんがU子さんの尻に敷かれてちゃってて、必死に好かれようと努力してる様子がイキイキと描かれていて面白い。


旧作・怪物くん #27A「島怪物の巻」 #27B「怪物学校の巻」

旧作の「怪物くん」は東京ムービーとスタジオ・ゼロが交互で制作しており、今回見たのはスタジオ・ゼロ版。オープニングアニメは、以前にビデオ「東京ムービー主題歌大全」で見たものと同じだったけど、エンディングアニメは東京ムービーのとは別物で、今回初めて見た気がする。

白黒の映像なので見た目は古いイメージがどうしてもあるものの、元気いっぱいでワガママな怪物くん(声:白石冬美)と、魅力溢れる不可思議な怪物たちの活躍や騒動を中心に描いていて、内容的に古臭さは無く今見ても十分面白かった。藤子FとかAは抜きにして今後また藤子アニメを作るとすれば、怪物くんを新しく見てみたいと思った。

超カン高いザマス声のドラキュラ(声:大竹宏)、本編中、怪物くんに「淀川くん!」と点呼されて、いきなり写真で登場する解説役の淀川長治さん、画面から伝わってくる白黒ならではの不気味さ、といった点が印象深い。

また、怪物くんが、怪物「ノンビラス」の名を呼ぶところで、絵的にどう見ても「ノンビラス」なのに、「ノウルス」と呼んでいた点がもっとも違和感あって印象的だった。なるほど、ノンビラスってのは後のカラー版になってからの名前で、もともとは脳みそが留守のおバカな怪物ということでノウルスっていう名前だったのかーッ。


テレビ朝日版・ドラえもん #100「オールマイティパス」

現在のドラえもんが平日の夕方10分帯で放送されていたころの初期の作品で、のび太の声が丸山裕子さんによる代役だった時期のレアな作品という意味合いで上映。

これは多分、子どものころに見てたかもしれないけど、もちろん記憶に残ってなくて新鮮な気分で見た。アニメの絵柄は見ていて懐かしい初期のシンエイドラなのに、のび太の声だけが、あの慣れ親しんだ声とはちょっと違うというギャップが見どころ。

丸山さんの少年声は・・・私的に、先月までYahoo!動画で「ヤットデタマン」を見ていたこともあり、その中のコマロ王子のイメージに似ている感じ。独特のヤンチャさや、ぐうたら感がにじみ出てて、ドジでダメ人間っぷりが出てるのび太のシーンにはピッタリ合ってると思う。逆に、劇場版などでの正義感の強いのび太や、明るく元気いっぱい飛び回るのび太には、爽やかさが足りなくて向いてないイメージだった。

ただ、のび太の声が違うという違和感よりも、この「オールマイティパス」の物語自体が懐かしくて、ギュンギュンのめりこんで見てしまった。

なんといっても、テレ朝版のドラえもん初期は脚本が原作と同じなのが思い出深い。のび太が喫茶店でウェイトレスに向かって、「お冷をふたつ」と注文する場面とか、しずかちゃんが半信半疑で緊張したままタドタドしくのび太に手を引っ張られて付いていく様とか・・・あと、この話で「お冷」「タクシーの乗り方」「落ちてるパチンコ球」といった、大人の世界のしくみを教わった自分としては、もうたまらなく懐かしかった!



日本テレビ版・ドラえもん

小学生の時に買ったケイブンシャ「昭和58年版・全アニメ大百科」にてその存在を初めて知った昭和48年放送の“初代”日本テレビ版の旧作ドラえもん(以下、旧ドラ)。

OP主題歌はコロムビアのアニメCDアルバムや、一部のカラオケにも収録されているくらいだから、映像の方もTBS「テレビ探偵団」とか、懐かしのアニメ特番の類でサラっと見られるものだとばかり思っていた。

ところがところが・・・90年代後半になってからインターネットの情報で、この旧作は後にテレビ朝日のドラえもんがスタートしてからは永久欠番みたいな状態になっていることが次第に解ってきたぞ・・・。あぁなんてこった!それがとても残念で、更に情報が少なく謎が多い分、一体どんなアニメなのか気になりまくり、いつかちゃんと見てみたいと思っていた作品がコレ。


・・・で、今回。ずっと見たかったモノを初めて見たという意味で感動や衝撃がスゴく、旧ドラの主題歌同様に「ヒャ〜〜〜〜アアア!」と叫びたくなるくらいだった。

イメージ的には初期のテレ朝版ドラえもんっぽい感じかなと思ってたけど、ダルい寝ぼけ顔で出オチキャラのドラえもんと、のび太くんたちが勝手に繰り広げる町内のドタバタギャグといった様子。ドラえもんのキャラクターたちと未来のひみつ道具(秘密兵器)こそ出てくるものの、起承転結のテンポが上手くまとっている原作の雰囲気と離れちゃってて、終始、昭和のアニメならではのご町内ドタバタギャグ色が強い。

物語の中心となるはずのとっても魅力的なひみつ道具も、テンションの高いキャラクターたちのドタバタ(グダグダ)騒動でかき消されてしまっていて、ドラえもんらしさが上手く出てない、画面から伝わっていないような感じ。せっかくドラえもんの初アニメ化にこぎ着けながら、これはもったいない。

ドラえもんのアニメとして見ると、後のテレ朝版と比べてツッコミどころが多くて面白く楽しめたけど、アニメとしては、とびっきり面白い!とか、何度も見たいキラっと光る部分がある・・・とか、そういうのは無かった。もし昭和48年の放送当時に自分が生きていたとしたら、迷わず毎週「マジンガーZ」(裏番組)の方を見ていただろうし、仮にもしもコレがDVDで出るとしたら、資料的な意味で借りて見るかもしれないけど、絶対に買いたい!とまでは思わないレベルかなぁ。以下は各話の感想。


#10B「ねがい星ながれ星の巻」

ドラえもんの声が男性声優の富田耕生さんの時期の話で、ドラえもんというより“どら衛門”。まるで、平成天才バカボンのパパが、自分で作った猫の着ぐるみの中に入って、のび太の世話をしてるようなイメージ。

顔のヒゲには張りが無くいつも下に垂れてて、目には眠たそうな瞼(まぶた)が付いてる、寝ぼけ顔ドラえもん。しかも声はどんより曇ったオジサン声なので、ある意味、間の抜けた出来損ないの中古ロボットらしいけども、これが主人公キャラクターだなんて、ちっとも愛着が沸いてこない(笑)。

ストーリーの方は「ねがい星」の話のままかと思ったら、後半はアニメオリジナル。しずかちゃんが両親に対して「私も弟が欲しいわ」と言い出し、たまたまその願いを「願い星」が聞き入れちゃって、どこからともなく赤ちゃんを連れてきてしまい珍騒動が繰り広げられるという話に。

この辺りのドタバタ展開はギャグアニメとしてまぁアリだけど、なんといっても、この旧ドラの静香(しずか)ちゃんが可愛くない。顔の輪郭がフックラしすぎているわりに瞳は小さめで、いわゆる藤子F顔の女の子ではないのである。お下げ髪でピンク色のワンピースを着ているから“しずかちゃん”と認識できるものの、ガールフレンドの子としては魅力に欠ける。もし子供のころ、このしずかちゃんを見ていたとしても、なんらトキめかなかったであろう。

#21B「お天気ボックスの巻」

ドラえもんの声が野沢雅子さんの時期の話で、ドラえもんというより“ダラえもん”。

声が女性になって、さらに声自体も後の「ビリ犬」のような感じの、愛嬌があってちょっと可愛らしい系の野沢雅子ボイスなので、1本目よりもまともに見られる印象。ただ、ドラえもんのヤル気のなさそうな態度や、寝ぼけ顔は相変わらず。しかもしゃべり方の語尾に「〜なのよ」を多用してて、今で言うところのおネエ言葉になってて、軟弱でなよなよとした雰囲気に違和感があった。のび太以上にダラっとしてる感じが強い、頼りないドラえもんだった。

ストーリーの方は・・・「お天気ボックス」を使って、しずかちゃんが見たがっている虹を作りだそうと、お天気カードの組み合わせをアレコレ考えて奮闘するのび太とドラの話。うーん、これもこのアニメのオリジナル話になってて、ギャグアニメらしい感じだけど、なんかノリが悪いというか、見てて、早くキレイにオチが付いてくれ!と思った。

#18A「潜水艦で海へ行こうの巻」

原作漫画の方でも幻のキャラクターとされる、アヒル型ロボットのガチャ子(声:堀絢子)が登場する話で、周りの水に合わせて大きさが変わる「瞬間移動潜水艦」のエピソード。これはドラとのび太が不思議な乗り物に乗って冒険をするという面白い話のハズなんだけど・・・なんだろう、なんかあまり印象に残ってない。

話の展開としては今回見た3本の中ではもっとも原作寄りで、のび太だけ仲間ハズレにして海水浴&ドライブに誘わないイヤミったらしいスネ夫とか、後のテレ朝版ドラにも近い。うーん、ツッコミどころが少なかったから、逆に印象に残らなかったのかも(笑)。

ガチャ子はというと・・・ドラえもんの天敵キャラにしたかったのかな?お邪魔キャラとしてスネ夫が目立ってたから、ガチャ子の存在感がまるで無いように感じた。うーん、ガチャ子は、たとえばドラミちゃんみたいに、たまに未来からドラえもんのツッコミ役でやってくる監視ロボット、とかにすればキャラが活きて面白かったりして。

* * * * *

上映会で見たアニメの感想は以上です。今回のように大勢の人と一緒にひとつのアニメを見ると、会場の笑い声やどよめきなどで、観客の反応がダイレクトに分かって良いですね。

上映会のあとは、居酒屋での飲み会、カフェでの2次会と続き、夜11時過ぎに解散しました。改めて関係者の皆様、ご同行された皆様、ありがとうございました。また、このつたない長文を最後まで読んでくれた方もありがとうございました。

旧ドラの話は、もっと別にも書きたい事があって、ソレはまた後日書けたら書きたいと思います。
URL:http://yaplog.jp/erisama/archive/1283
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