nowhere land 

January 11 [Wed], 2006, 2:49
これからここに、話を書いていくよ。
少しずつになるけど、暇なときにでも読んでね。

多分、長い話になっちゃうけど、、、。苦笑

掲示板に書き込むのは、土足で踏み込むみたいできがひけたんだ。
さっき、随分書いたんだけど長く書きすぎて
ログインが取り消されてて、全部消えちゃったんだ〜(泣)。
ま、でもまだ序章に過ぎないから。笑
気長にチェックしてね。

恋愛のおはなし 

January 11 [Wed], 2006, 23:23
今の彼と出会って、私のそれまでの価値観は崩れてしまった。

それまでは、自分の中で正しいことは決まっていたから
例えば何かに迷ってもちゃんと判断できる自信があった。
何があったって、私は大丈夫だと思ってたし、
自分は強い子だと思ってたんだ。


私より二つ年下の彼には、彼より一回りくらい年上の恋人がいた。
もう6年近く付き合っていて、
でも、一か月に一度、会うか会わないかくらいだといっていた。

私と彼はバイト先で知り合った。
彼の印象は、
真面目で礼儀正しく、童顔のわりに大人びた感じの文学青年という感じで
今まで会ったことのないタイプの人間だった。

私は子供ぢみてるし、大人と付き合ったこともなかったから
大人と付き合ってる人とはこうなるものなんかなぁ、なんて思ったりもした。

彼とは出会ってから一年くらいしてから、
仲良くなってきた。
彼は私の知らないことをたくさん知っていたし、
興味をもつことや話が面白い人で、
とても賢いのに、バカみたいに無防備で子供な私の動向や話を楽しんでくれた。
その頃彼は夜勤をやってて、私はその後引継ぎで朝からで、
ちょうど交替だったから、色んな話をしたんだ。
彼は他人に出来るだけ興味を持つ努力ができる人だったから
他の人たちともよく話しているみたいだった。
けれど、私と話すほど長くはならないんだよと
しばらくたってから教えてくれた。
その頃の私たちはお互いに相手の弱さが見えていたのかもしれない。
比喩的だったり、内面的な話が多かった気がする。
私は価値観の違う彼の話をききながら
なるほどと関心したり、素直に腹をたてたりした。
でも一番楽しかったのは、
二人でくだらない話をしたり、くだらない物を作ったりしてる時だった(私はバイト中なんだけどね。笑)。
ある日は、バイト先にあった紙を折って、好きなように切って(紋切りの要領で)、蝶や蜘蛛やいかした模様を作った。
ある日は彼の作った話(彼は映画をつくる人になりたい)の登場人物の考察をしたり、
またある日は厚紙でキノコを作成し、キャラクターを作り出したり、
ある日は少し落ち込んでいて、僕は弱いな…なんて言って
彼は白い紙に小さく「弱」という字を書いた。
私は突然にひらめき、「でもほら見て!羽が生えてる!」と言って励ました。
すると彼は少しだけ笑いながら「でも飛べないね、上にへんなのついてるもん」
て言ったりした。
そんな風にしんみりす...

ピアニカを探しに 

January 12 [Thu], 2006, 0:05
私たちは御茶の水へ向かった。
途中で飴を買い、一粒ずつ交換して
感想や味から想像する風景を言いあったりした。
彼は黒飴を選び、私は梅味の飴を選んだ。
どちらからもイメージできたのは、『おばあちゃん』だった。

御茶の水に着いて楽器屋を巡ったけれど
目当てのピアニカは見つからなかった。
新宿にも行ったけれど見つからなかった。
でも私たちは目当てでない楽器に興奮したりして楽しんだ。
夕食にアカシヤのオムライスとドイツ(だったかなぁ)のビールをいただいた。
その日から三日間くらい、
何故だったかは思い出せないんだけれど
私たちは毎日一緒に遊んだ。
連続で三日間も遊ぶなんて、普通はありえなかった。
それからはいつも、どこか頭の右斜め後ろあたりに彼の存在を感じるようになった。

朝から昼近くまで話をして、夕方から夜まではメールをしていた気がする。
彼の言葉はよく心に刺さった。
いつだか『何故こんなにも、あなたの言葉は心に刺さるのか?』ときいた。
答えは明確だった。『真剣だから、ですかね』


懺悔と拷問が同時に行われた夜 

January 13 [Fri], 2006, 0:34
彼はいつも私の心配をしては、真剣な言葉で時には救い出したり、時には戒めたりした。

私は彼を褒めたたえた。
言葉は下手でも、伝わるか否かが肝心だと思ったし、私から彼に出来るのはそういう単純なことしかなかった。
私の賛美はとても伝わったようで、照れる彼のメールは大慌てだったっけ。笑

そんな対話が続いて、ある日彼は私を飲みに連れ出し、自分の悩み事を少しだけ打ち明けたんだ。
でも、話は全般にわたって抽象的な印象だった。

前にも小出し小出しで、何となくは聞いていた話だった。
年上の彼女とのことだ。
あまり良い関係を築けてないような事はきいていた。

話が前後しちゃうけど、
まだ仲良くなる前に、彼が言ってたことがあったんだ。
その日私はバイトのシフトを間違えて、休みなのにバイトに行ってしまった。
彼は夜勤を終えたところだった。
私は休みだったのを喜び、朝からお気に入りの喫茶店に行った。
美味しい珈琲を啜りながら本を読んでいるとふと、彼のことを思い出した。
その頃も、彼とは気が合いそうと思っていたので
この店を教えたくなった。
『今いきつけの喫茶店にいるのですが、美味しい珈琲と面白い本がありますよ。11時くらいまではいるつもりですので、もし良かったら来ませんか?』
とメールをした。
彼は10時半過ぎくらいにやってきて、
それほどまだ仲良くないのに、私たちはお茶を飲んで
私は何だかおかしかった。
その時彼が少し気になるようなことを言っていた。
「僕と彼女にはある秘密があって、僕はそれを一生隠して生きていくか、若しくは彼女と心中するなんてのもいいかな、と思っているんだ」って。
私はその時は太陽みたいな生命力に興味があったから
そんな月夜の水辺みたいな話をきいて
『ほんとに文学青年だな、君は』
と少し意地悪な感じに思ったし、全く気持ちを理解出来なかった。
二人で生きてく気がないなら、それもいーんじゃないの?
と、冷めた気持ちすらあった。
「まぁ、そういうのもいーんじゃない?」
とかなんとか気のない返事をしたと思う。

話は戻り酒場での場面…、

その彼と彼女の二人だけの秘密。
それは二人にとってトラウマのようなもので、
彼はそれを「呪い」とよんだりしていたけれど
具体的に何があったのかは話してくれなかった。
(今も話してくれない。その話になると喧嘩になって、しんどいからきかなくなってしまった。)
抽象的で具体性に欠ける彼の...

抽象的で具体性に欠ける彼の... 

January 18 [Wed], 2006, 23:43
「抽象的で具体性に欠ける彼の...」
の続き。
前に書いたのに、容量一杯なのか投稿できなかった(泣)。

抽象的で具体性に欠ける彼の話をききながら、私はとても苛々した。
具体性を帯びるのは決まって彼らの幸せな話ばかりだったから。
彼らがいかに必要とし合って支え合ってきたか、
彼らがどんなにお似合いといわれたか、
彼女が可愛いといわれただの、
ある時の三角関係のお話だの。
私はもうその頃はすでに恋に落ちていたから、
彼のそんな話を穏やかにきけなかった。
なんだ、二人はちゃんと愛し合ってるんじゃないか。
そう思った瞬間に私は心に蓋をした。
酷く惨めで哀しくなった。
「好きならこれからも支えてあげればいいじゃない。
 君がそんなに弱くてどうするの??」
蓋をした時から私の言葉は友人の顔をした。
完璧に自分を騙そうと思った。
大切な友達にするように接しようと思った。
彼がそれを望んでいたことに気づけなかったことが恥ずかしかった。
「好きという気持ちだけじゃ、どうにもならないことってあるだろ??」
彼の返事に私は苦しくなった。
「もう一生やってろ!!」
恥ずかしさと苦しさと哀しみでいっぱいだった私は、そんな酷いことを言った。
せっかく心を開いてくれたのに、そんなことを言ってしまった。
すぐに後悔した。
でも本心でもあった。
いつもならここで立ち去ってしまうものだけれど、
私は気まずい気がしながらも、話をききつづけた。

堂々巡りの終焉。それは終わりか始まりか。 

January 19 [Thu], 2006, 0:02
答えのない、堂々巡りの話。
実に不毛だった。
彼は誰かにきいてほしかっただけなのだ、と思った。
太陽みたいのが好きな私なら、きいてくれると思ったのかな。と思った。
でも、その思いだけがその時の私をそこにいさせてくれたんだ。
そして、その不毛で堂々巡りの話を少しうんざりしながらも、
真剣にきいていると、彼の話のベクトルが少しずつ見えてきた。
彼はただきいてほしかっただけじゃなかった。
私に話すことで何かが変わると思っているんだった。
感情的になりやすい私は、すぐに大切なことを忘れてしまう。

話の最中、彼の携帯は沢山鳴っていた。
私は見兼ねて「彼女からでしょ?出てあげなよ」と言った。
彼は、ごめんね。と言って電話に出た。
彼らの状況を殆ど知らない私でも、何となく分かるような会話がきこえた。
「え?!何?どうしたの?!大丈夫??大丈夫?!」
彼の見たことのない顔を見た。
心が壊れてしまいそうだった。

彼は彼女のもとへ行くことになった。
店を出て駅までの道のりを歩いた。
よく分からない感情で、とにかく寒かった。
彼はとても不安そうな泣き出しそうな、申し訳なさそうな顔をしていた。
踏切を待っているとき、私は彼を抱きしめた。
出来るだけ優しさを込めて、出来るだけ温かさを伝えたかった。
「頑張ってきなね?応援してるから」
友達の顔をした私の言葉は、完全に私を騙した。
「彼女と良い関係になれることを願っているよ」
彼は震えていた。
それが何に対する震えだったのかは分からないけれど、
私の激励を素直に受け入れてくれて、
「うん。ありがとう。頑張ってくるね!」
と、その日一番の元気な声で言った。
私は頭の片隅では、一体この人はこれから何をどう頑張ってくるつもりなんだろう、、、
とも思ったけれど、
私は精一杯の愛情を彼に伝えたぞ、と思い
もうそれがまた自分に出来る精一杯のことだった。

蓋を開ける、という勇気。 

January 19 [Thu], 2006, 0:21
帰り道は、何だか清々しささえあった。
心から彼の幸せを願っていた。
それは結局自分を騙して、という前置きがあってのことなのだけれど
そういう私は、そう思えることが嬉しかったんだと思う。

家に着いてすぐ、友達から電話があった。
私は今起こったことを話した。清々しく。
でも電話の友達は言った。
「それで自分はいいわけ?
 彼は、あなたを良い人だとは思うかもしれないけれど、
 あなたの本当の気持ちはきっと分からないよ?」
心に蓋をしたり、自分を騙したりしたその時は無意識だった。
自分が傷つきたくないから、一生懸命そうしていただけだったんだ。
私は友達のその、当たり前みたいな言葉をきいて初めて、
それに気づいた。
「嫌だよ、そんなのさ」
本当の言葉が出てきた。
その日の夜、私は無意識に閉めた蓋を意識的に開けると決めた。
見ないふりをして受け入れたような気になるのは、何か違う気がしたんだ。
ちゃんと受け止めたかった。
彼は時々面倒な人だけれど、そのくらい真剣な人だったから。

でもね、その蓋を開けるってことは大変なことだった。
その時の私はまだその大変さなんて、全然分からなかった。
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