落日

December 09 [Sat], 2017, 7:47
産まれる命があれば

終わる命もある


最期にあなたが思い出したのは

どんなことでしたか?


今となっては聞くこともできないけれど


私の涙をずっと横で見て

何も言わずにただただ頭を撫でてくれる

そんな人と幸せになったから

安心してしまったんだろうか


孫の顔すら見せられなくてごめんね


隣で眠る愛するひとを

私はずっと真っ直ぐ愛して

新たな命を

どんなことがあっても守って

いつも笑っていようと

心に決めた朝

残り香

October 12 [Thu], 2017, 1:50

September 04 [Mon], 2017, 2:36
窓際でいつも誰かの帰りを待っていた

寂しくて夕暮れから夜に変わって

暗くなっていく街並みにどうしようもない悲しみを抱いて

涙したこともあった


12年ぶりに会うそのひとは

なんとなくすぐに分かったけれど

自信がなくてすぐには声がかけられなかった


懐かしい匂いがして

思わず涙が溢れて

小さく細くなってしまった身体が

年月を感じさせた


変わらない優しい眼差しと

その話し方と

少しお茶目な性格と


私はこの人の娘なんだなと

改めて感じた


小さい頃

サンタさんに手紙を書いた

欲しいものをクリスマス前に手紙に書いて枕元においておけば

サンタさんは不思議と私の手紙をいつの間にか持って行って

クリスマスの朝にはちゃんと私の欲しいものが全部揃って置いてあった

私の中ではそれは幼い頃の神聖な思い出だった


「捨てるにも捨てられなくて全部まだ持ってるよ」

と笑って言ったその眼にも少しだけ

涙が見えた気がした


12年分のいろんな想いが全部こもっていて

私はようやく全てを許せた


これからはたくさん愛していけたらいい

隣にいる人も自分を愛してくれた人たちも

新たな生命も。

Mill

August 31 [Thu], 2017, 3:44
ちゃんと終わりはあった

悲しみの中で独りぼっちだった少女はもういない

大切なひとにたくさん出会った

愛しいひとにも幾度か出会った

大切な恋もあった


何も伝えられずいつの間にか終わった幼い恋も

砂が手から溢れ落ちてしまうような虚しい恋も

憧れから始まって幸せと哀しさが混ざり合った夢のような恋も

夏の終わりの花火のような儚くも美しい恋もあった


傷つけ合って苦しくて泣いて踠いて

そんな哀しい結末だってあった


一番好きなひととは結ばれなかったけれど

一番幸せにしてくれるひとに出逢えた


私はこれからずっとこのひとと歩んでいける

夏の終わり

幸せのはじまり


nostalgie

April 25 [Tue], 2017, 4:29
きらきらと瞬くような

そんなひと時だった


自然と涙が溢れて

目線の先には彼等がいて

目を閉じても

愛しい音が聴こえた


いろいろな想いが絵の具のように混ざり合って

最初から最後までその場所はあたたかさで溢れていた


彼はやっぱりいつも通り素敵で

久しぶりに会った感じもなくて

でも確かに私の好きだったままだった


3年は無駄じゃなかったし

昔も今もこれからも好きでいられるように

彼は私に想いを伝えさせてはくれなかった

終わりを知らせてはくれなかった


だから永遠ってあるの。

どんなに他の人に恋をしても忘れられない人がいるように

どんなに他に代わりがあっても

私にとってはあなたが一番憧れの人。
P R
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ヒト科ネコ的性格

20代

凛としていたい

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