『イケメン学園』 冴島 林間学校 @+ 

December 29 [Tue], 2009, 0:54
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―――――――・・・・




キーンコーン
カーンコーン…







ガラッ





「おらお前ら、さっさと席つけ」





騒がしかった教室内が一気に落ち着く。






(相変わらず○○の周りには寮生がいるな・・・たく邪魔くせぇ)




教室に入ると一番に○○を探す癖がついてしまった。



それが良かったか悪かったか・・





なんだか○○の様子が変だ。






「おい〇〇」



「は、はい!!!」





いきなり名前を呼ばれ瞬時に緊張したのがすぐわかる。





アイツはすぐ顔に出るからな、ホントわかりやすい。


「具合でも悪いのか?」



○○「い、いえ大丈夫です…」



亮「お前朝メシ食ってねぇから腹減ってんだろ」


すぐさま龍海が○○にちょっかいを出す。



まるで小学生だ。



好きな子に悪戯しちまうってヤツだな。






○○「う、うるさいな…」

(まぁ、何かあったら寮生に言うだろう…)



「おい。俺様が話してんだろうが…ったく」


一喝すると渋々前を向く龍海。



そんなに○○が好きなのか?







それよりもこの俺様がこんなに○○に振り回されるとはな・・・自分でも驚くぜ。





そんな気持ちを悟られないようにいたってクールに振舞う





「よし、1時間目は化学だな。さっさと化学室へ移動しろ。…遅れたら…わかってんだろうなぁ…」


教室中に緊張が走る。





急いで移動教室する生徒を見て自分も化学室へ向かう。


――――――・・・





キーンコーン
カーンコーン…






「ん?」





教室を見渡すと




いつもいる○○がいない。





「おい、○○はどうした」





寮生に聞くが誰もわからないらしい、それどころか寮生も○○がいないことに驚いている。





(何かあったか?)





隣のクラスの男に絡まれてなければいいが・・・





そんな心配を悟られないように授業を進める。






○○がいない教室は





なんだか殺風景に見えた。








3時間目の授業が終わっても教室にすら○○は姿を見せない。




さすがに寮生も血相を変えて探し回っている。





(アイツはいつもこうなのか?寮生たちに守られて、他の誰も近づけれないように・・・まるでお姫様だな・・・)





(午前中の授業も終わった事だし俺も○○を探しにいくか・・・)








何も考えずに俺は屋上へと向かっていた







……――――――屋上












屋上を見渡すが誰もいない






静まり返っている











(居るわけがないか・・・いたら藤堂が気づくだろう。)






一服しようとタバコをくわえ死角に入る






「!!!」






目に飛び込んできたのは















ぐっすり眠る○○の姿。






無防備に眠っている・・・












しばらく目を奪われ立ち尽くしてしまう











(コイツは寮でもこうなのか?寮生の前でもこんなに無防備になるのか?)





途端に嫉妬にかられる











寮での○○は俺の知らない○○・・





寮生は○○のすべてを知っている・・・





付き合ってるヤツでもいるのか?





いい大人の男が





嫉妬で狂いはじめている










その時



4時間目開始のチャイムが鳴った





キーンコーンカーンコーン…





ガバァ…





(!)





チャイムの音で目が覚めたのか



○○が飛び起きた。










まだ寝起きでボーッとしているようだ。




初めて見る表情・・・






すっかり見とれてしまう・・・






くわえたタバコから





灰がポトリと落ち・・・煙が漂う・・・・






その時





○○が俺の存在に気がついた。









○○「!」






みるみる驚いた表情になる。




ホントに面白いヤツだ。




ついイジメたくなる。











俺も龍海と同じだな。。





などと一人で納得してしまう。










「俺の授業をサボるなんていい度胸じゃねぇか。しかもいつまで寝てる気だ」






俺の質問に驚く○○。






○○「え?」





(気づいてないのか?いつから寝てたんだよ、ったく)





「もう4時間目が始まったぞ」



○○「ええ!?本当ですか!?」


(ホント天然だな・・・このぶんじゃ俺の気持ちに気づくのはいつになることやら)






「ああ?こんな事嘘言ってどうすんだ」



○○「そ…そうですよね。すみません…」

(だいたい、こんなところで寝るなんて・・・なにかあったらどうすんだ)







「ったく…無防備すぎるんだよ…」


つい思っていた事が口に出てしまった。






この俺様が





こんなにも女を好きになるなんて






いくつも年の離れた寮生に嫉妬し





常に○○を意識している









2人きりになりたい・・・・






俺は自分の気持ちに歯止めが利かなくなっていた





「まぁいい。ちょっと手伝え」



○○「え?」



「なんだ?今から授業出る気かぁ?」


俺は黙り込んだ○○をつれて化学準備室に向かった。


P R
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