ウゴ・チャべスの暴走

2007年12月01日(土) 20時15分
最近、ウゴ・チャべスの「暴れっぷり」がわが国でも取り上げられている。
国際会議でスペインの前首相批判を延々と行ったときに、スペイン国王に「Por Que no te callas?(黙ったらどうですか?)」と一括され、左翼ゲリラ問題でコロンビアのウリベ大統領ともめて、国交を断絶し、さらに本日の東京新聞にも「チャべス大統領の憲法改正に反対デモ」の記事が出ていた。

就任当初は貧困層に石油利権の富を分配し、冷戦終了後から20年にもなるのに未だに米国のいじめに遭うキューバに援助し、ブッシュを真っ向から批判するなど素晴らしいと思い支持してきたが、最近のチャべスは、独裁者特有の気の弱さと幼稚さを感じ、ヒトラーと同じ道を辿っているのではないかと思えるようになってきている。

本当に失望しているのだが、冷静に考えれば石油利権を自らの自家用車やジェット機に変えている中東諸国の石油王と比較したり、政敵の暗殺が公然と行われる某国と比較してみれば、まだ批判するに値はしないのではないかとも思えるのだ。

実際にカラカスに行った方ならすぐにわかると思うが、オフィス街の周辺を取り囲むように、すさまじく巨大なスラム街が存在している。国民の大多数は教育すらまともに受けられない貧困層である。
一方で「憲法改正に反対する」市民は、エリート層や裕福層であり、チャべス政権誕生までは「比較的いい思い」をしていた層である。

日本に伝わる情報では、チャベスがとんでもない強権政治を行い、人々を苦しめているという印象が起こってしまうが、ひとつの断面だけで判断してしまうことは危険であるし、それこそ米国の思う壺である。

ネット上では「社会主義など終わっているのに」という意見が多く見受けられる。
でももしチャベスの政策が無ければ、貧困層は永遠に教育も医療も受けられない棄民となることを忘れてはならない。
金の余った「石油王」がベネズエラからも出てくるのが、「競争社会」の答えであることも忘れてはならない。

誤解して欲しくないのは、「社会主義バンザイ」と書いているわけではない。国情は日本にいては分からない部分が色々あるわけで、それを一部の観点から判断すべきでないと書いているのだ。

故に、もう少し様子を見たいと思っている。

チャベス批判が高まるかもな・・・

2007年05月29日(火) 10時11分
チャベスの演説や本には、確かに反チャベス派のテレビやメディアについて幾度と無く言及されていて、その後の手段の一つとして「TELESUR」を作ってしまったわけだが、暴走が始まってしまったようだ。

自分に批判的なテレビ局を閉鎖させてしまったのだ。

それらがクーデターに関わったとか、他国のように米国の息のかかったテレビ局によって足元をすくわれるといった事例があるにしても、これでは「独裁」と言われても仕方がない。

南米諸国の問題点である貧困に対して、権力のある裕福層の抵抗に遭いながらも、解決に真剣に取り組んでいるところに共感していたわけなのだが、これはマイナスイメージにしかならない。

南米以外でも、チャベスを支持する人は左右問わず多かったはずなのだが、これで国際世論からも見放されてしまうのではないか。

メディアがどう伝えようとも、圧倒的な貧困層の支持を得ているわけだし、信念があるだから、もっと批判勢力を泳がす度量があってしかるべきだった。

だからといって、全否定をするつもりはないが、がっかりしてしまった。

チャベス大統領、自身に批判的な民放閉鎖…強権手法に批判
(読売新聞 - 05月28日 22:32)

 【カラカス=中島慎一郎】ベネズエラ政府は27日、チャベス大統領に批判的だった民間テレビ局「ラジオ・カラカス・テレビ」(RCTV)を閉鎖した。

 同局は軍に接収され、新たな国営テレビ局「ベネズエラ社会テレビ」(TVes)が28日から放送を始めたが、急進的な社会主義路線を推し進めるチャベス大統領の強権的手法には内外から批判が高まっている。

 「チャベス政権は、自由な思想や意見、そして批判を恐れている」

 RCTVの親会社「1BC」のマルセル・グラニエル社長は27日、最後の放送でこう訴えた。同日午後11時59分、番組関係者のカウントダウンでRCTVの放送が終了すると、画面にはTVesのロゴが現れ、オーケストラによる国歌演奏が始まった。
プロフィール
  • ニックネーム:チャベス
  • 性別:男性
  • 誕生日:1973年7月29日
  • 血液型:O型
  • 現住所:埼玉県
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