松尾一彦が中山隊長

March 06 [Sun], 2016, 17:50
技術力の足りない歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろん腕のいい歯科医が埋入してもそういったことは起こりえますが、その確率には大きな開きがあります。万が一の場合に備えて保証してくれるかどうかは前もって確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療はデメリットよりもメリットの方が大きいんです。保険がきかなくて費用が高くても、治療期間が1年を超えても、外科手術の必要性があっても、それ以上の価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻すことができます。
インプラントにすることで、また美味しい食事を摂ることができるようになります。味はもちろん、歯ごたえの違いや料理の温度まで感じることができます。固いものでも気にすることなく噛めるので、我慢していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は入れ歯の4倍もあります。
インプラントは自由診療なので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選ぶような愚を犯してはなりません。表示金額以外のものを請求されたり、品質に大きな問題がある場合もあります。インプラントを選ぶときに忘れてはならないのは、最優先でその歯科医が信頼できるかどうかを見極めることです。
インプラントは1本から手術できますが、たいていの場合複数本の手術となるケースが大半です。インプラントを希望するのは高齢の方が圧倒的に多く、失っている歯が1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、ほとんどの歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはall-on-4といった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、ほとんどの歯がない方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。元来の方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、all-on-4では4:16となります。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が他の歯の治療に比べて長い理由としては、顎に埋め込んだインプラント本体と顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントは抜けてしまった歯を補うための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、外見上では失っている歯はないように見えます。そうは言っても見せかけだけで、噛むという歯の本来の機能があるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。見た目だけを気にするのか、それともしっかり噛めるかどうかを気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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