自分の書いてきた記事を読み返すと、ほとんど良いことを書いていない…
実は、マスコミ等々の情報も、ほとんど、
ダメな点ばかりを報道し情報を一般の人に与えてしまっている。書いてみてわかったのだが、問題点は簡単に書けるが、良いところを褒めるのは非常に難しい。
なぜかというと、褒めるときは個人を褒めることになってしまう…
学校は、教員個人をあまり素直に褒められないおかしな所がある…
大多数の教員は頑張っている。なぜって強制的に頑張らないとやっていけない仕事だから…
確かに努力の方向性が違う方もいるが、努力はしている。本当にどうしようもならない人は少ない。がしかし、
その少ない人のことでコテンパンに叩かれてしまっている。
私なりに思う…
学校が上手く行くために解決しなくてはいけない点は、
変な競争心をなくすこと。
変な差別感、優越感、劣等感を解消すること
にあると思う。
私は教員ではないので、自分の職を真っ向から否定することになるが、
学校職員はすべて教員であったほうがよい。
と考えている。
野球というスポーツと学校という環境はかなり似ているところがあるように感じる。
ようは、失敗することが大前提になっている。
プロ野球のバッターは、3割打てればたいしたバッターだし、ピッチャーも防御率2点台、10勝以上あげればすごいピッチャーといっていいと思う。
どんなにすごいバッターでも10割打つことは出来ないし、ピッチャーも負けるときがある。
今現在学校は、ほとんど完璧を求められている。
少なくても教員はそう感じている方がいる。
それは無理でしょう…児童が問題を起こしてしまうのはある程度認めなくてはいけない。
でも実際問題が起こると、職員室の中ですら鬼の首を取ったかのようにモノをいう人がいる。
バッターに例えて、3割台ならまったく問題がないと思うのだが…
今の学校は、長い目でものをまったく見られなくなっている。
シーズン通して、打てるときもあれば打てないときもあるとは考えられない。
ようは、小学校生活6年間でとか中学校生活3年間で…という見方が出来ず、
一喜一憂し心の余裕をなくし、失敗したらとことん落ち込む…
考えを切り替えることができない。
せめて一年間でものを見ないと何も出来ないことになってしまう。
もっと暴走してしまうと、とにかく問題を起こさないために、
暴言等々の脅迫じみた方法で児童を縛り付ける。
そこにある理由は、児童が…ではなく、完全に教員の職員室での居場所を守るためになっている。
職員室での居場所は、どんな職員にでもあったほうがよいのだが、
本当に出来る教員はまったく何も意識はしないのだが、
長い目で見られなくなっている教員は、
本当に出来る教員に対しへんな意識を持ち…
変な競争心を持ってしまいがちになる。
その教員が悪いと一言で言ってしまえばおしまいだが、そうさせているのは、世間であり管理職な場合もある。
良い競争と変な競争の境がつかなくなってしまっている。
劣等感を感じる教員は、時には児童に対し、、また、普通担任であれば、特学の先生に対し、または私のような職に対し、優越感に浸りたいがための言動を取り始める。
それで心のバランスを保っているのかもしれないが、、
私も良くないのだが、こうなると、同じことを頼まれても、反応に差が出てしまう。結局、悪循環になりかねない…
最初に書いた、変な「●●●」は随所に見られる。
ちょっとした一例だけど(たぶん全国的にそうだってことはないです)、
あまり馴染みがない教科に、生活科というものがある。最近出来た教科で、しかも小学校低学年にしか出てこないものだからまだ認知されていなくても仕方がないだろう。
小学校の先生といえども、教科ごとの免許を持っている。その免許によって部会がわかれ研究会が行われるのだが…
この生活科の教員達が集まると「●●●の祭り」のような事態になる。
50代の先生は素晴らしい。最初から最後までよく動き、素晴らしい喋りをし柔らかい人が多い。
なのだが、30代40代にはおかしな人が目立つ。
今まで見てきた研究会の中で、ここまで各地域等?のグループに別れコテンパンに言い合い、勝った?ほうがしてやったりというような変な戦いを見たことは無い。
どんな研究会でも多少はあるが、それは立派な討論であり、子供じみた意地の張り合いの喧嘩みたいなものは少ない。
あまりにも違和感を感じたので、ちょっと聞いてみたら、教科の免許が持つ教員が思う所があり生活科に鞍替えした教員と、教科の免許がない教員がいるらしい…
その教科免許がない教員は、、免許がない負い目から変な劣等感を抱いているということか…こうなると、派手な人目につくことしかしないで、地味なことはしない…変に実績や手柄を立てたくなる…
ほんの一例だが、これに似たようなことがそこかしこで起こっている。
教員になったがどうしても向かない人は、
事務職や公務補や給食調理やなんでもそちらに回ればよいと思う。
もしかしたら向いているかもしれない…ウツになったり心の病にならないうちにそういう制度ができないかと思うが…
その昔、思えるお兄さんというギャグ漫画が、先生から降格されて用務員というような漫画を載せてちょっと問題になったことがある。大きく騒いだ現業職の組合も劣等感の塊だが…
たとえ向いていないから職種を変えて児童とかかわれば良いといっても、やはり現実問題、
変なプライドが邪魔してそうはならないでしょう…
そういった変な●●●を解消することが、学校の問題を解決する近道だと、実は思っていたりしています