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どっちにしよう!? 迷ったときの意思決定方法は? / 2010年07月27日(火)
マグロ船会議術:あなたは創業20年のデコボコ水産に勤める若手社員。同社は、スポンジケーキのスポンジ部分を、スッポンに置き換えた「スッポンジケーキ」の開発にようやく成功しました。

 しかし、あまりに奇抜すぎるこの商品。部長は社長に呼び出され、本当に売る気があるなら明日の朝までにプロモーションプランを持って来い、と叱咤激励を受けて戻ってきました。そこで、明朝の社長へのプレゼンテーションを前に、プロジェクトメンバーでこのケーキのプロモーション施策について考えることになりました。

部長 ……と言うわけで、スッポンを使ったケーキというのはほかでは類を見ない。それがこの商品の特徴であり、短所でもある。社長は危惧していらっしゃる。どうしたらこの商品が売れるのか、意見が欲しい。

 こうして90分にわたり話し合いを行った結果、「グルメ雑誌に広告を出そう!」という案と、「は虫類系の雑誌に広告を出そう!」という案の2つに絞り込まれました。

部長 むむむ、どちらかだな……。路母(ろぼ)くんは、どっちがいいと思うかね?

 大手コンサルタント企業から転職してきた、頭脳派の路母がゆっくり口を開きます。

路母 過去のデータがないと、何とも言えまセン……。

 彼の発言に「過去のデータなんて、あったら苦労しないって!」と、みな心の中で突っ込んでいたことは言うまでもありません。

雲道 どっちがいいかなんて分かんねぇっスから、代表者同士の腕相撲対決で決めましょう、腕相撲で!

 体育会系思考の雲道(うんどう)は、狭い部屋での長時間の会議に疲れ、もはや体を動かさずにはいられないという様子です。

 そこから議論は続くも、残念ながら結論は出ず、すでに夕日も沈みかけていました。明日の社長へのプレゼンの時刻は刻一刻と近づいています。

 さて、こういう場合どんな意思決定をしたらいいでしょうか? 下記の選択肢から選んでください。


1. どちらが最適か、見通しがつくまで徹底的に調べる
2. 見通しがつかないことは、ひとまず止める
3. 本当に代表者同士の腕相撲で決める

●どちらが最適か、見通しがつくまで徹底的に調べる――20点

 調べたからといって、正確な結論が出せる保証はどこにもありません。

 また、そうして意思決定を先送りすることで、状況が変わってしまったり、問題が膨らんでしまったりと、さまざまなリスクの発生も考えられます。

●見通しがつかないことは、ひとまず止める――40点

 「見通しがつかないことは、ひとまず止める」とは、言い方を変えれば「何もやらない」と同じこと。なぜなら、何事も試してみないと結局はどうなるのか分からないからです。

 しかし回答1(どちらが最適か、見通しがつくまで徹底的に調べる)のように、やってみないと分からないような、解答がでないことをいつまでも調べて足踏みするよりはいいかもしれません。「分からないことはやらない」と決めれば、その分ほかの仕事に時間をかけられるからです。

●本当に代表者同士の腕相撲で決める――90点

 かなり適当なように感じるかもしれませんが、いくら調べても、結局先のことは正確には分かりません。ですから決断の場で、「どちらがいいのかどうしても分からない!」「先が読めない!」という場合は実のところ、理屈で決めようが代表者同士の腕相撲で勢いで決めようが同じなのです。

 わたしは過去、上司から「マグロ船に乗ってこい!」と理不尽な命令を受けました。「乗らなかったらお前はクビ!」と言われていたので、職を失う不安感と「乗ったら乗ったで、生きて帰れないかも……」という恐怖感の板挟みの状況にありました。

 その不安をマグロ船の漁師に話したところ、次のように言われました。

 「おいどーらがマグロを捕りに行くとき、大事なのは決めることど。どこにマグロが泳いでいるのかなんて、結局は仕掛けを流してみよらんと分からん。それであれば、どこで漁をするか、早く決めたほうがええんど」

 つまり、マグロがたくさん捕れるか捕れないかは、究極のところ確率は50%です。「それであれば早めに漁場を決めたほうが、時間のロスが少なくすみ、多くの回数漁ができる分、トータルとして、マグロを多く捕れる」ということなのです。

 ですから、悩んでも答えがでないものであれば、直感でも気分でも何でもいいので、早く決断をしたほうがいいのです。

●早めに間違えたほうがいいのは会議も個人も一緒

 今回のコラムでは、会議で、「どちらの案にしようか?」と迷ったときを題材にしました。しかし、これは個人レベルで迷ったときも同じことです。

 いくら考えても、どっちにしたらいいのかが分からない場合は、それ以上考えてもなかなか答えは出ません。正確な答えの出ないものをずっと考え続けていると、時間はどんどんなくなっていきますし、会議のように多くの人を巻き込む場合は、人件費も余計にかかります。「腕相撲」でも「アミダクジ」でも何でもいいですから、早く決めましょう。その方が少なくとも時間の無駄にはなりません。

 それに、早めに間違えておいたほうが、改善や修正をして次に生かす機会もできるでしょう。そうして一度間違えた上での判断のほうが、確度は断然違うはずです。

 まずは、簡単そうで意外にムズカシイ、今日のお昼ごはんを早く選ぶことから訓練してみましょう!【齊藤正明】

※この連載は、「@nifty ビジネス」で連載中の「今日からなれるファシリテーター 〜荒波を乗り越えるマグロ船会議術〜」から抜粋、再編集したものです。



【7月26日19時19分配信 誠 Biz.ID
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100726-00000081-zdn_b-inet
 
   
Posted at 11:12/ この記事のURL
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