(ちいがくベストテン事務局長 ミヤケちゃん)
ちいさなひとのえいががっこうでは、今年も「ちいさなひとのえいががっこう ベストテン」と題し、2009年に映画館で公開された映画の中から、「親子で観てほしい!」「子どもたちにぜひ観てもらいたい!」と感じた作品を、参加者のみなさま、スタッフなどから募集しました。ここに投票結果を発表します。
1.実施概要
投票受付期間:2009年12月23日(水)〜2010年1月23日(土)
投票してくださった方の人数:18人
投票方法:メールによる投票
2009年1月1日〜12月31日に日本国内で劇場公開された作品(日本映画/外国映画問わず、リバイバル公開されたものも含む)のなかから、「ぜひ子どもたちに観てほしい映画」「親子で観てほしい映画」という観点から、「2009年作品賞」に値すると思う作品を各自3作品まで、それぞれに5点満点で点数をつけて投票。
2.結果発表
1位 『サマーウォーズ』
ちいがくベストテン2009の1位を獲得したのは、日本のアニメーション作品『サマーウォーズ』。ダントツの1位でした!
「家族で巨大な敵と闘う、この高揚感!(映画ジャーナリスト・中山治美さん)」
「夏休みの思い出。初恋の女の子。田舎の大家族。大人がみんな遠い遠いむかしに通ってきた甘酸っぱい時間を縦軸にして、人間の存在感が不確かなネット社会の「新しい戦争」を大スペクタクルにした大傑作。(田中文人さん)」
「これからのテクノロジーの進み方が、こんなふうに家族や人の間をつなぐものでありますように。(ちいがく・あいこ)」
「家族で観て、感想を話し合って欲しい映画です。(ちいがく・くみ)」
2位は同じく日本のアニメーション作品である『マイマイ新子と千年の魔法』。今年は、日本のアニメが1位と2位にランクインしました。
2位 『マイマイ新子と千年の魔法』
「昭和30年代の山口県を舞台に、空想好きな少女とその友人たちが成長してゆく日々を描いた作品。原作小説には色濃く残る戦争の傷跡をあえて取り除き、平安時代にその地で過ごした少女たちとの千年の時を越えたファンタジーにしたところがとてもよかった。(田中文人さん)」
「子供時代にいっぱい遊ぶことの大切さや、自分の子供にそういうことを伝えていきたいと考えさせられました。(サンケイリビング新聞社・小川真也子さん)」
3位は海外からの2作品。ピクサーのアニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』と、なんとマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『THIS IS IT』がランクイン。
3位 『カールじいさんの空飛ぶ家』
「風船で家ごと空を飛ぶなんて、まさに究極の夢!
しかも、その冒険の先には、しゃべる犬や怪鳥など見たこともない世界が広がっている。きっと、子供たちの創造力をかきたてるはず(中山治美さん)」
「4歳児にもとてもわかりやすく、とにかく無心で笑えました。(齋藤さん)」
3位 『THIS IS IT』
「まさか、マイケルジャクソンを自分の子供と共有するとは思ってもいませんでした。特別なファンでもなかったのにどの曲も懐かしく、ドキュメンタリータッチなのが、本質をとらえていて、最後まであっという間に見てしまいました。(小川真也子さん)」
「とても夢と愛を感じ、我が家はとても感動して帰ってきました。(齋藤さん)」
次に投票者からの支持を集めたのは、『のんちゃんのり弁』、『ヤッターマン』、『犬と猫と人間と』のアニメーションではない日本の映画3作と、ちいさなひとのえいががっこう「親子で映画館遠足」で鑑賞した『屋根裏のポムネンカ』です。
5位 『のんちゃんのり弁』
「この映画を観た後、こんなお母さんとお父さんをどう思うか、こんなお母さんだったら自分はどうするか、子どもたちに訊きたいなあと感じました。(映画研究者・岡田秀則さん)」
「家族一緒に食事することは大事だが、何よりもお母さんの手作り弁当は子供にとって嬉しい。(映画評論家・村山匡一郎さん)」
5位 『ヤッターマン』
「この映画には、じつは大人になってからでないと分からない、たくさんたくさんのひみつがかくされているんだ。だから、大人になるまでおぼえていてね。(ちいがく・オカザキくん)」
「デタラメな面白さで笑ってしまうのは大人も子供もみんな同じ。思わず応援したくなるほど悪者たちが魅力的で、敵が悪いやつとは限らないということを改めて教えられた気がします。(ちいがく・あやこ)」
5位 『犬と猫と人間と』
「殺処分されてゆく動物たちのドキュメント、と聞けば目を覆いたくなる現実ばかりが映像になっているのかと思ってみてみると、監督自身がこの現実に一歩一歩近づいてゆく姿勢にぐいぐいと引き込まれました。この作品もぜひご家族で見てほしいと思います。(田中文人さん)」
「ペットを飼ったことがある人もない人も、これを観て身近な犬や猫たちのほかにも、こういう犬や猫たちの運命があるということを知ってほしい。子どもたちが自ら子犬の里親を探すシーン(お年玉を出し合って餌を買い、保健所に見つからないようにと必死に世話をするシーン)には、少し未来が見えます。(ちいがく・いづみ)」
5位 『屋根裏のポムネンカ』
「にんぎょうが、うごく、うごく…。みんなが作ったみじかいアニメもけっさくだけど、みんなでみたポムネンカもけっさくだった! そうだよね?(オカザキくん)」
その他、みなさんから挙げられた作品を、熱いコメントとともにお送りします。
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『風のかたち-小児がんと仲間達の10年-』
「これを見て、人の痛みが分かるような子になって欲しい。そして、抗がん剤投与でかつらをかぶっているような子がいることを、知って欲しい。(中山治美さん)」
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『地下鉄のザジ』
「口笛のメロディーに乗って線路が猛スピードで迫るシーンで始まり、逆に飛び去っていくシーンで終わる鮮やかな演出。しかも主人公はやんちゃな女の子ザジ。トリックを多用した映像も楽しく、映画的快楽に満ちた50年前の作品はリバイバル上映でも古さを感じさせない。(「銀幕閑話」コラムニスト・紀平重成さん)」
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『チョコラ!』
「子供たちは、みんな躍動感やタフさを感じさせながらも、シンナーに耽り、目をむいて金をせびり、夜の町角で狂乱する。テレビドキュメンタリーやフィクションでは描き切れない貧困国の現実が映し出されています。HIV感染したシングルマザーのもとで、ろうそく1本の明かりで暮らしている少女が、持病を抱える監督の健康を当然のように祈るシーンに本当の豊かさ・貧しさを考えさせられます。(ちいがく・ぐっさん)」
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『バッタ君町に行く』
「何回でも観たいとひさしぶりに思いました。
自分が小さい頃に嫌なことがあったとき、ベータのビデオカセットですり切れるまで観たピーターパン。今小学生だったら間違いなくこの映画が、僕の支えになってくれると思います。(御子柴和郎さん)」
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『動くな、死ね、甦れ!』
「もうちょっとだけ、終わらないで!と思ってるうちに、映画が終わってしまいました。
同じ年くらいの子は、映画の中のあの子たちのこと、どんなふうに見るんだろう。ラストの悲しさについて、どんな風に感じるんだろう。彼らの気持ちがひりひりと伝わってくるこの映画について、映画と同じくらいの正直さで感想を話してもらいたいと思いました。(ちいがく・あいこ)」
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『子供の情景』
「学校で勉強したいけどできない子供は世界に多いが、学ぶ楽しみを奪うのは悲劇を広げるだけだろう。(村山匡一郎さん)」
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『牛の鈴音』
「登場するのは年老いた農家の夫婦と、長年連れ添った老牛。大きなドラマは起きないが、堅実な暮らしの大切さがじわじわと胸に迫ってくる。(紀平重成さん)」
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『九月に降る風』
「いろんな事を経験し少しずつ大人になっていく彼らを観て、自分もこうなっていくのか、友情とか恋とかかっこわるいけど、何だか面白そうだ。と感じずにはいられない映画だと思います。(御子柴和郎さん)」
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『グラン・トリノ』
「グラン・トリノのおじいちゃんと家族、おじいちゃんと隣人、おじいちゃんとギャングたち・・・つまりはあのおじいちゃんと周囲の人々との関わり合い方をみて、子どもたちはどう感じるのかなあと思います。(ちいがく・ミヤケちゃん)」
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『クリスマス・キャロル』
「じんわりとあたたまるお話でした。(齋藤さん)」
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『縞模様のパジャマの少年』
「子供は偏見なしに誰とでも遊べるが、子供同士の間に鉄条網の壁を作るのはいつでもどこでも大人である。(村山匡一郎さん)」
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『スラムドッグ$ミリオネア』
「クイズの解答と主人公の人生をリンクさせたストーリーテリングは童話のようで、うまいし、おもしろい。(ぐっさん)」
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『ナイトミュージアム2』
「『ナイトミュージアム1』のような驚きはありませんでしたが、歴史上の人物が動き出すなんて、やっぱり楽しい!(小川真也子さん)」
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『ホノカアボーイ』
「ハワイのゆるゆるとした空気。出会いと別れの紙一重具合。そして、おいしそうな食べ物たち(特にマラサダという、ハワイのドーナツ!)。ゆるゆるとポップコーンとか食べながら、観てほしい映画。(いづみ)」
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『ミウの歌〜Love of Siam〜』
「少年同士の友情や男女の恋、家族愛。さまざまな愛を美しい歌に乗せて描き、タイ国内で大ヒットした作品。映画における音楽の力を改めて感じさせてくれる。(紀平重成さん)」
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『ONE PIECE FILM Strong World』
「テレビのアニメを大きいスクリーンで観るワクワクを久しぶりに体験しました。ルフィたちの冒険はいくつになっても憧れます。(あやこ)」
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『アバター』
「何年か前までは映画が3Dで上映されるなんて想像できませんでしたが、実際に観てみて映像のすごさに驚きました。本当に映画館でしか体験できない映画だと思います。(あやこ)」
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『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』
「野原一家にはいつも泣かせられる。(ミヤケちゃん)」
<参考>各作品の合計得点と投票者の皆様の点数
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