東郷青児〜大正・昭和絵葉書名作品集D〜

2011年02月04日(金) 14時00分
独特のタッチで描かれた印象的な美女たち。
幻想的で欧風の香りを漂わせる東郷青児の作品は、
そのモダンな様相が人気を呼び、一世風靡しました。





婦人像 
第1回春季二科美術展覧会出品



東郷青児は夢二の下絵描きを経験し、
ドイツ留学から帰国した山田耕筰と出会い、新興芸術に目覚めました。
そしてフランスへ留学し、エコール・ド・パリの画家たちとの
交流を経て、独自の画風を開発していきます。
そして私たちもよく知る、特徴的な風合いを持つ
女性の肖像画描いたのです。





舞 
第25回二科美術展覧会出品




「大衆に愛されるわかりやすい芸術」を生涯目指し、
化粧品の広告やお菓子のパッケージ、
本の装丁や雑誌の表紙など幅広い仕事を手がけました。
彼の描いたモダンにデザイン化された美女たちは、
女性たちに好まれ暮らしのいたるところに溶け込んでおりました。
鏡台には彼のデザインした化粧品が置かれ、
テーブルには彼が手がけた表紙の週刊誌がある、というように。

彼の目標に基づいて生み出された作品群は、大衆に受け入れられながら、
決して通俗的にならず、時代の先端を担う魅力を放っていたのです。
それほど人気のあった画家だからこそ、
絵葉書にされたのも自然な流れでしょう。





水汲み 
第26回二科美術展覧会出品



西洋のモダンさと日本の叙情的な美が混ざり合う
調和された美人像は、熱狂的に受け入れられ、
新しい美人画として時代の象徴となったのです。




次回も素敵な絵葉書を紹介致します。
お楽しみに!




次回は3月4日の予定です
P R
プロフィール
  • ニックネーム:ehagaki-roman
読者になる
■絵葉書資料館では、明治後期から昭和の始めにかけて国内外で発行された絵葉書を、常設展示と定期的に行う企画展にてご覧頂けます。
19世紀末以降、私製絵葉書の使用が認められるようになり、世界各国で絵葉書文化の花が開きました。
当資料館では来館された皆様に、 絵葉書を通して、古き良き時代にタイムスリップして頂きたいと思っております。
2011年02月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28