三瓶とバトラー

June 06 [Mon], 2016, 11:23
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろん経験豊富な歯科医が手術してもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は歴然です。万が一の場合に備えて保証してくれるかどうかは事前に確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間が長期間にわたっても、外科手術が必要であっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は当然ですが、食材の食感や温度まで感じることができます。固いものも普通に噛むことができるので、食べられなかったものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、値段を最優先させてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外に手術費用等を追加で請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラント選びで重要な事は、第一に信頼できる歯科医かどうかを判断することです。
インプラントの埋入は1本からできますが、たいていの場合複数本の手術となるケースが多いです。高齢の方がインプラントを希望する場合が多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではall-on-4といった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の高度な技術です。元来の方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っているデンタルクリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が他の歯の治療に比べて長い理由としては、顎の骨に埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。骨造成が必要であった場合には治療期間は更に長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。どちらにも言えることは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは失っている歯はないように見えます。けれども実のところは体裁を整えただけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、実はそうではありません。見た目だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかは判断が難しいところでもあります。
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