2011/10/29のつぶやき

October 30 [Sun], 2011, 0:00

2010/12/23のつぶやき

December 24 [Fri], 2010, 0:00
  • まぼろしを追いかけて ただ空回る車輪を 押さえつけることに必死 無様な恋姿を晒すうち あなたの背中は遠ざかる Posted at 10:02 PM
  • http://twitter.com/JellyFish5108

2010/12/17のつぶやき

December 18 [Sat], 2010, 0:00

37度8分の熱が届く距離。

December 17 [Fri], 2010, 0:56
呼んだのはあいつのほうで、私が心配して来たわけじゃないのだ。

ねぎたっぷりの、たまごがゆはあいつの母さんの味だ。
あいつが私の腐れ縁の幼馴染であり、あいつの母とうちの母は、妙に仲が良くて、私の母が夜勤の時なんかは、あいつのうちに行ってて、小学校の頃は一緒の布団で寝てたこともあるという、姉弟みたいなものだ。
私が風邪のとき、あいつの母さんが、母の代わりをしてくれたこともある。そういう環境。
あいつは私より誕生日が先だけど、兄じゃあない。甘ったれだから。

3限が終わって、バイトに行こうかとバスを待ってた午後2時半に携帯が鳴った。
あいつからだ。
「…なんか、だるくて…寒い」
「え? 私、これからバイトなんだけど」
「終わって、からでいいから…なんか…」
ぷつっと、途中で通話は切れた。掛け直しても出ない。
風邪ひいたんだろうな、くらいは分かる。
私もあいつも大学生になって、ふたりとも、東京の西のほうで、1人暮らしを始めた。
用もないのに、たまにメールがくる。くだらないことで。
今日の電話も、そういう程度のことだ。
バイトには行って、帰りの午後22時、ギリギリ開いてるスーパーで食材を買う。
各駅停車に乗って三駅めで降りる。微妙な距離。

私が作ったおかゆを食べて、ポカリスウェットを少し飲んだあと、熱を測ってみたら、37度8分あった。
「明日も下がらなかったら、病院行かないとね」
「いい、寝てれば治る…」
じゃあ、いちいち呼ぶなよ!と思ったけど、病人相手なので、くちには出さないであげた。
さして時間も立たずに、軽くいびきをかきながら、あいつは眠り始めた。
帰ろうかな、とも思ったけど、駅まで歩くのが億劫に感じて、鞄からPSPを取り出す。
適当に時間を潰して、適当に帰ろう。
ゲームをしているあいだ、何度か、あいつの携帯が短く鳴ってたけど、私の携帯は全然鳴らなかった。
同じような環境で、同じようにすごしてきたつもりだったのに、今いる場所が違うのは、なぜなんだろう。
誕生日や血液型の違い?
それとも、男子と女子の違い?
根本的、他人なんだから、同一になるわけはないんだけど。

あいつが寝返りを打って、呻いた。
「うう…」「…まゆこ…」

その女の名前はなんだ!
と、病人の肩を掴まえて、揺さぶりたくなった。
私の名前はまゆこではない、咲子だ。最後の「こ」だけは一緒だな。

ばかばかしくなって、PSPを鞄にしまって、帰ることにした。
午後0時過ぎ、まだ電車はある。

次の日の朝、あいつから電話があった。
「昨日、来てくれた?なんかおかゆとかあるんだけど」
と、熱のせいでか、すっかり記憶喪失のようす。
「そうです、まゆこさんでなく、私ですが、なにか」
「う、え…な、なんでまゆこ」
急にしどろもどろになる。当たり前か。
お腹の奥で、なにかが煮えてる感じ。
やめとけばいいのに、私も言葉を続けてしまう。
「寝ごとで呼んでたよ?彼女?なんでそっち呼ばないの」
「いや、急にそんな、迷惑だろ…」
「彼女じゃないの?」
「いや、別に…学科でたまにあうだけ」
ふうん、と私も相槌を打ったまま、しばらく二人ともだまった。

二限のチャイムが鳴った。
「ともかく、もう大丈夫なのね?」
私が聞くと、あいつは、おう、と応えた。
それで、電話を切った。
何故か、頬が暑かった。
携帯を当ててたから、だけなのかもしれない。
今から授業を受ける気分じゃなくて、図書館に向かった。

高校生の頃は、同じ高校だっけど、私は図書委員で、教室か図書館にしかいなくて、あいつは本なんて読まないから、ほとんど会うこともなかった。

3年生の文化祭のとき、あいつはフィナーレのステージに上がった。
顔を真っ赤にして、所属してたバスケ部のマネージャをステージに呼んで、公開告白をしたのだ。
そして、振られた。
そのときも、私はこんな気持ちに、なっていただろうか?
覚えていない。

大学が決まって、1人暮らしをすることになったとき、母から、あいつの大学も近くだと聞いた。
近くに住めば安心ね、と母が言っていた。
あいつの母さんも、そう言っていたみたいだ。
なにが「安心」かは、わかんないけど。今でも。
私の引越しのとき、あいつが手伝いにきてくれた。
一人用の冷蔵庫と洗濯機を、トラックから部屋の中まで運んでくれて、父がいない私は、たぶん、初めて「男手」のありがたみを感じた。
それ以上に、それなしで私を育ててくれた、母に感謝した。

それから、たびたびあいつからメールがくる。ほんとうにくだらないことだ。
日テレは何chかとか、映画を見に行きたいけど、一人では恥ずかしいとか、まあ、そういうことだ。

なんでも話せるとか、そういうことはない。
あいつのバイトのことは知らないし、あいつに私の大学の話をしたこともない。
友達というには微妙に遠く、恋人にするには近すぎるんだ。

図書館の扉をあけると、冷たい空気と、インクの匂いが、私の火照った頬を冷やしてくれる気がした。
ここに、あいつの気配はない。
好きとかじゃないけど、なんとなく、まゆこさんが、少しうらやましいな、と思った。

2010/12/08のつぶやき

December 09 [Thu], 2010, 0:00
  • 怖くない 水面を雨が 叩くとき 同じ水でも さざ波立つし Posted at 12:57 AM
  • マグカップのなか 温かいココアに浸かって あなたを眺めるの ほろ苦くてあまい 時間の使いかた Posted at 01:06 AM
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