キューティーハニーと女の世界。。。

February 09 [Thu], 2012, 14:52
自分はいわゆる、女子会と呼ばれるものや、男子禁制とか、女性同士のここだけの本音トークというものに、あまり興味がありません。
興味がないというのは、厳密には正しくないかもしれません。
これでも男ですから、もちろん女性の話には興味があります笑でも、それを無理やり知ったところで、仕方がないとは思っています。
男は女の世界に不用意に介入しない方がよいとも考えています。
それは、僕自身が女性ではなく男性だからと言う事が多分にあるのは確かなのですが、何というか、もし男が女性の真実について知りたいのであれば、女性の間に入り込んでその世界を盗み観るのではなく、我々女性とはこう考えているのですよと、女性自身に男性と相対して語って欲しいと思うからです。
女性が男性の側に対して、特にこれは男性には伝える必要はないと思っている事柄まで殊更に穿り返すべきではないし、もしも実は男が知らない、女性だけの秘密なんてものが本当にあるのであれば、それは女性の口から男性に向けて女性自身が選んだ言葉で、語りたいと思った事だけ正直に語って欲しいと思うからです。
ムリに内緒ばなしを聞き出そうとも、盗み聴こうとも思いませんし、ましてや自ら、オネェになってまで女性の世界に入り込もうとは思いません笑もちろん、男性の側から女性に対してもそうです。
そこまで女性に首を突っ込んで欲しくはないという事は男にもいくらでもある訳です。
こういう風に僕が考えるのには、いささかオタクっぽい理由があります。
それは、永井豪原作の、キューティーハニーという作品について、かつてその魅力の秘密をかの唐沢俊一氏がブログに書いていたのを読んでいたからです。
唐沢氏は庵野秀明氏がかつてリメイクした実写映画版を観て、あんなのはキューティーハニーじゃないと語り、その窒ニしてオリジナル原作の魅力の秘密を、自分のブログに書いたのです。
出展はこちら、唐沢俊一裏モ日記2004年04月08日木曜日より以下、一部抜粋しますそもそも、原作キューティーハニーの、最も大事なキモ、あの作品がいまだに語り継がれるだけのインパクトを有する名作足り得ている所以というのは一体、奈辺に存するか。
それは、あの作品が、完璧な男性排除の世界、女性原理のシステムで作られていたということである。
このキューティーハニーにおいては、女性である主人公が敵対する相手は、戦闘員以外、全てが女性の組織パンサークローなのである。
この組織がハニーの持つ空中元素固定装置を曹、のは、それがあれば宝石や毛皮など、女性の望むものが全て簡単に手に入るから、という理由。
一応男性としてハニーを守るべきヒーロー、早見青児は単にハニーの活躍を特ネにしたくて追いかけている新聞記者にすぎないし、ハニーの恋人はむしろ、通っていた女子校聖チャペル学園の寮の寮で同室の秋夏子で、原作では露骨なレズシーンがあるし、最後にハニーがパンサークローとの決着をつけるべく決心するのは、その夏子を彼女らに惨殺されたドラゴンパンサーの吐く火炎で黒こげになってしまうという無惨な死なのが実になんとも永井豪らしい仇を討つため、なのである。
そして、そのとき、本来彼女をサポートするべき男性たる早見青児は、なんとオレなんかがついていっても足手まといになるだけだと手助けを放棄し、一人戦いの場におもむくハニーを、無事を祈って見送るだけなのだ。
ここでは、これまでのドラマでの男女の役割が、完全に入れ替わっているのである。
この倒錯の世界よ。
東映変身ヒーローものに、初めて女性変身ヒーローであるモモレンジャーが集団ヒーローもの秘密戦隊ゴレンジャーの中の一員に過ぎなかったとはいえ登場したのは、プロデューサーの平山亨氏の元にある日、視聴者の女の子から来た、友達たちと変身ごっこをやるとき、いつも女の子は怪人につかまって助け出される役しか出来なくてつまらない。
私たちも怪人と戦ってやっつけたいという手紙がきっかけだったという。
しかし、このゴレンジャーの放映より二年も前の一九七三年に、すでにマンガの世界ではわれわれ男の子が、まさにこの手紙の女の子と同じ思いをキューティーハニーで味あわされていたのであった。
この時初めて、われわれオトココの読者は、オンナコたちが味わった、自分たちの入っていけない勝負の世界を、ただ見守っているだけという感覚を知った。
そのもどかしさの、なんとまあ、新鮮であったことよ。
畢竟ずるところ、オトココたちにとってキューティーハニーの魅力と言えば、この倒錯の魅力であった。
冒険ものの世界はオトココの胎内回帰願望により形作られている閉鎖的世界である。
読者の理想の女性は、胎内そのもの、つまり意識下の母親だけであり、それ故に外部のヒロインは本来不要なものであると説いたのは、評ニの石上三登志であるすばる書房男たちのための寓話からの要約。
いまなお私がヒーローフ最高の名著と推してやまないこの本の、たぶん最初にして唯一の否定例、しかも否定ゆえの魅力を爆発させた非定例が、この永井豪作品キューティーハニーなのである。
その作品世界の持つ特異性は、オンナコがオンナコと戦う、そのシチュエーションの徹底が生み出したものなのだ。
だから、ハニーと対決する組織、パンサークローの構成要員は、女性の怪人だけであったそれ故に最初のアニメ化のとき、声優をプロデュースした青二プロは、怪人役の声をアテる、ドスの利いた声を出せる女性の声優を揃えるのに大苦労したのである。
だけでなくてはならなかったのである。
まさにそれ楠木友里こそがキューティーハニーの世界観を構築する必要条件だった。
ここがカナメだったんである。
キューティーハニーの魅力についてここまで見事に解説している文章を僕は他に知りません。
それにしても、この完璧な、男性排除の世界、女性原理のシステムで作られていた作品を男性である永井豪氏が描いているというのが、何ともまた実に不思議だなぁと思わずにはいられません。
それなら異性同士の内緒話には尚更興味が沸くんじゃないうん、それは勿サうではあると思います。
笑でもお分かりでしょうあえて覗かない方がいい事もあるんですよ。
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