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アバイアがイーサネットスイッチの新製品――ネットワーク市場での方向性も説明 / 2010年08月01日(日)
 日本アバイアは7月30日、ハイエンド向けイーサネットスイッチ「Avaya Ethernet Routing Switch 8800(ERS 8800)」を発表した。新製品の特徴ならびにネットワーク市場での今後の展開についてメディア向けに説明した。

 ERS 8800は、米Avayaが旧Nortel Networksの一部事業の買収によってポートフォリオに加えた「データ・ネットワーク・ソリューション」分野の新製品となる。3スロットシャーシのコンパクトな構造で、従来製品のERS 8600シリーズに比べて約33%の省電力化を図った。クラスタ構成により、最大200ポートの10Gbpsイーサネットをサポートするほか、ユニファイドコミュニケーションの利用に支障がないよう、1秒以内の障害対応を実現する。

 製品を担当するAvaya データソリューション部門ジェネラルマネジャーのジョン・タージョン氏は、新製品で目指す方向性について、無線LAN環境と有線LAN環境の統合管理を挙げた。新製品では「Split-Plate」というアーキテクチャを採用しており、無線のネットワークと有線のネットワークを1つのシステムとして管理できるようにする。

 この背景には、企業内での無線LAN環境の普及と映像や音声を利用したユニファイドコミュニケーションの利用拡大があるという。こうした状況で、異なるネットワーク環境を1つに統合化しなければ、管理の複雑性が増してネットワーク効率の向上を図れず、コスト増につながってしまう。

 同社のアプローチでは、ERS 8800に無線LANコントローラをソフトウェアとして組み込むようにすることで、無線LAN制御に必要なハードウェアのコストを不要にし、ネットワークの統合管理化で運用コストの削減も実現させる。

 タージョン氏によれば、2年以上前にこのアーキテクチャによる製品開発に着手したという。現在は検証作業を進めている段階。ERS 8800は今年末までに発売する計画で、無線LAN環境の統合化は2011年前半に実現させる方針だという。

 データ・ネットワーク・ソリューション分野の現状について、Avaya エンタープライズ・データ・ネットワーク事業部マーケティングディレクターのジェイク・パワー氏は、「2010年第2四半期の業績は前年同期比40%増となった。パートナーと顧客はAvayaとNortelの統合が成功したことを理解してくれたようだ。現在の売上高は約5億ドルだが、2012年に10億ドルを狙う。さらに20億ドルに挑戦する戦略にも着手する」と述べた。

 パワー氏によれば、ネットワーク市場における同社の立場は、コアスイッチの顧客企業数で世界第2位、LANスイッチのシェアで同3位という。これらはNortel時代に培った実績だが、Nortel時代を含めて過去3年間で研究開発に6億ドルを投資しており、パワー氏は「Avayaとの統合で、より価値の高い製品を企業の最もクリティカルなネットワークに提供する」と強調した。

 ネットワークベンダー各社は、クラウドコンピューティングの本格普及をにらみ、数十Gbpsから100Gbps超の高いパフォーマンスを持つネットワークシステムや、運用コストの削減を目的としたさまざまなソリューションを展開する。

 Avayaはクラウド市場での戦略を明言していないが、タージョン氏は「10月か11月には具体的な話ができるだろう」と述べ、その1つとして、データセンターの仮想化を支援する製品の投入計画を明らかにした。【國谷武史,ITmedia】 7月30日18時43分配信 ITmedia エンタープライズ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100730-00000067-zdn_ep-sci
 
   
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