2010 年12月17日 宮古島シーカヤック協会運航規定基準を更新いたしました。
【参加者に対する事前確認】
◆参加者の年齢、性別、体力、経験(技量)、病歴や体調を確認する。
経験(技量)によっては必要な技術指導を行う。
◆参加同意書、危険の告知書の参加者による記入及び担当ガイドによる確認を行う。
【気象に関する基準】
1.全般
◆ツアー前日の気象現況及び予報の確認
ツアー実施場所において風速10m、波高2m以上、また強い雷雨等が予想される場合には中止の判断を行う。
◆ツアー当日の気象予報確認(ツアー開始から終了までの時系列予測)
ツアー当日午前6時の時点で宮古島地方に大雨・暴風・波浪・高潮の各警報が1つでも発令されている場合はツアー中止とする。
注意報の発令に関しては大雨・洪水・強風・波浪注意報等が発令されている場合、他の情報も収集して、総合的に催行、内容変更、中止を検討する。
◆ツアー当日の潮汐の確認
潮の流れ、潮の干満による危険場所等の確認。
2.使用海域の風速についての基準
a.0〜5m/s未満 ツアー催行可能
b.5〜7m/s未満 参加者の技量・体力等を考慮し要検討
c.7〜10m/s未満 参加者の技量・体力によってはツアー中止
d.10m/s以上 ツアー中止
※各ツアー場所に風速計が設置してあるわけではないので、目視による判断を行う。
その際の基準は気象庁風力階級表(ビューフォート風力階級表)を参考に用いる。
3.使用海域の波高の基準
a.0〜1.0m未満 催行可能
b.1.0m〜1.5m未満 参加者の技量・体力等を考慮し要検討
c.1.5m〜2.0m未満 参加者の技量・体力によってはツアー中止
d.2.0m以上 ツアー中止
【地理地形】
a.危険の想定
事前にツアー場所におけるガレ場、磯場、がけ崩れ、高波、暗礁等の危険の確認を行ってからコース設定を行う。
特に不特定多数の場所へ行く場合は事前に危険箇所等の調査を行う。
b.危険箇所の確認と参加者への告知通達
危険箇所の確認を行い、参加者への告知通達を行う。
【海上交通・遊泳者】
a.危険の想定
海上交通や漁業従事者、遊泳者・ダイバー等、自分達以外の行動を察知し、危険確認を常に行う。また、特に離岸・着岸時、ビーチ際の遊泳者に近づかない。
b.危険の確認と告知通達
危険箇所の確認を行い、参加者に告知通達を行う。
【水面状態】
a.危険の想定
上記地理的要件以外の波、風波、温度、潮位、潮流等想定できる危険確認を行う。
また、水産動植物の養殖施設や魚網・漁具等に近づかない。
b.危険の確認と告知
危険箇所の確認を行い、参加者への告知通達を行う。
【社会的条件】
a.危険の想定
暴動、混乱、または業務利用箇所の不和等の確認。
b.危険の確認と告知
状況の判断により中止
【運航データの蓄積】
◆業務にかかわるすべてのスタッフは、営業日報(ログブック)を記入し保管する。
記入事項:@記入者の氏名
A記入日・曜日
B実施場所及びコース
C気象、水面の状態、気象警報・注意報の有無
Dインストラクターの氏名
E参加者リスト
Fレポート:特記事項/所見、事故・トラブルがあった場合はその報告と対処の報告、その他
【携行装備品】
◆催行には以下の装備を携行し、使用可能な状況で保管、装備、点検を怠らない。
これ以外に必要と思われる物については各自の判断で携行する。
〔インストラクターの個人装備〕
@的確なパドリングウエア
A的確なフットウエア
Bガイド用ライフジャケット
Cレスキューロープ
Dホイッスル
Eナイフ
Fパドル、スペアパドル
G携帯電話またはトランシーバー等の通信機器
Hスプレースカート(クローズドデッキの艇を使用の場合)
Iビルジポンプ、ビルジスポンジ(クローズドデッキの艇を使用の場合)
〔共同装備(リーダー)として携帯すべきもの〕
@十分な飲料
Aファーストエイドキット(陸での対応体制が整っている場合は陸上対応班で装備でも可)
〔参加者の装備〕
@的確なパドリングウエア
A的確なフットウエア
Bライフジャケット
Cパドル
Dスプレースカート(クローズドデッキの艇を使用の場合)
【安全管理】
◆参加者に対し催行中に予想される危険、危険箇所をあらかじめ十分説明を行い、参加者がそれを完全に理解するようコミュニケーションを徹底する。
a.参加者の参加資格
@小学生以上の健康な方とする。
A親子同伴による同乗でのツアーは幼児より受付も可能。
B未成年者は保護者の同意書を必要とする。
Cバックアップ体制など安全が確保できる人数で催行する。
人数比:ガイド1名に対して参加者6名まで(自艇を含み最大3艇まで)
b.ツアー前の説明の内容
@コース、コンディションの説明
A事前に参加者に水上スポーツの危険性について説明
B健康状態チェックを行う
c.セーフティートークの内容
@装備の装備方法レクチャー
A予想されるトラブルの説明、対処法
・沈した際の注意事項(パドルを離さない、カヤックにつかまる等)
・その後のピックアップ方法
・流されてしまった時
B危険箇所の説明
岩に近づかない、ガイドより沖に出ない、隠れ根の存在等
【事故発生時の対策】
★事故が発生した場合は迅速かつ的確な対応を取ること。
◆緊急時の対処について
@別途定める事故発生時の対応マニュアルを明示し理解・対応を行うこと。
A緊急連絡網、外部機関への緊急連絡体制の明示。
運営にかかわる全ての人が理解・確認を行い、対応が出来るよう訓練を行う。
◆加入保険について
万一に備え傷害保険及び賠償責任保険に加入する。
変更があった場合、速やかに協会に報告する。
◆地元との連携及び調整について
@ツアーを担当しないスタッフまたは関係者にツアー計画を事前に告げる。
A地元漁協、遊船会社等との連携調整に努力する。
B地元行事等に協力依頼された場合、誠意を持って対応する。
C開催場所の地権者との連携調整に努力する。
Dクリーンシーに配慮し、良識ある社会人として行動する。
◆事故発生時の対応について
@ツアー中に傷病者が発生した場合は、何よりも優先してその救護活動にあたる。
A重病者が発生した場合、救急車の手配を速やかに行うこと。
【その他】
◆カヤックを他のマリンアクティビティ―と組み合わせて行う場合について
@各アクティビティ―の代表的な団体の示す安全基準に沿って行う
A出来る限り、各アクティビティ―の代表的な団体に加盟する
B各アクティビティ―に指導資格がある場合、指導に必要な資格整備を行う
C万一に備え各アクティビティ―の内容がカバーされる傷害保険及び賠償責任保険に加入する。