中瀬と谷田部

September 07 [Wed], 2016, 9:16
腕の良くない歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントが安定しなかったり外れたりする場合もあります。もちろん経験豊富な歯科医がオペしてもそういったことは起こる可能性はゼロではありません、その確率の差は明らかです。万が一の場合に備えて保証してくれるかどうかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。保険が効かないので高額な治療費を支払っても、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術が必要であっても、それ以上に大きなメリットを享受できます。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、また美味しい食事を摂ることができるようになります。味は言うまでもなく、食材の食感や温度まで再び感じられるようになります。固いものでも気にすることなく噛めるので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外に手術費用等を追加で請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラントを選ぶときに忘れてはならないのは、何をおいてもきちんと任せられる歯科医かどうかを気にすることです。
インプラントの埋入は1本からできますが、たいていの場合複数本の手術となるケースがほとんどです。インプラントを希望するのは高齢者が多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、この場合にはオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、大部分の歯を失った方に行われるインプラント手術の高度な技術です。従来の方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、all-on-4では4:16となります。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、顎の骨に埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は治療期間は更に長くなります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、ぱっと見では抜けている歯はないように見えます。ですがそれはあくまでも見せかけだけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、そんなことはまったくありません。見た目だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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