嗚呼 

2005年05月26日(木) 20時33分
最近なんていうか。

めんどくさいなーと思います色々と。

友達の色恋事や悩み、なんで私に言って意見を聞いてくんだろ。

いい恋愛の仕方とかこっちが聞きたいくらいですよって。

あー

めんどくっさ!

何があっても 

2005年05月25日(水) 23時34分
「たただま」
どこぞのお偉いさんと会食をして、綱吉は11時過ぎに帰ってきた。
「…。」
「なに、どうしたの」
いつもはお帰り、だの、おせぇ、だの何かしらの反応を示すリボーンは何も返事をしない。
寝ているのかと思えばそうでもない、ソファに座って窓越しに外を見ている。
綱吉は着ていたコートを脱ぎハンガーにかける。

「…ああ、第一次反抗期?」
ベッドサイドのテーブルに置いてあるワインの栓を抜き、グラスに注ぐ。
静かな部屋に、コポコポと心地いい音が響く。

「…ちげぇよ」
「気にしなくていいよ。誰にでもくるんだってそういうのは」
「違うっつってんだろ」
「からかっただけだよ。どうしたの」
はい、と先ほど注いだワインをリボーンに渡し、横に座る。

「どうもしねぇよ」
グラスを口にはせず、夜の明かりに透かして覗いている。
「嘘だろ。隠すなよ」
あえてリボーンには目をやらず、前を見てワインを飲む。
すると、リボーンのほうから溜め息を吐く声が聞こえた。


「…さすがにツナには分かるか」
「リボーンが0歳の時からの付き合いだからね。ダテじゃないよ」
ツナがにこっと笑う。








「長期の仕事が入った」
「…どんな?」

ワインを口にして、リボーンの声のトーンが変わった。
「…でけぇヤマ。準備とかあるから1年くらいかかるかも知れねぇ」
「死ぬ可能性は?」
「…高いな」
「…そう、か」




「仕事、か。恨めしいなぁ…あ、ねぇそれ、どこの依頼?」
「なんでツナに言わなくちゃいけねぇんだ」
「だって万一リボーンが怪我なんかしたらさ?お礼参りに行かなきゃいけないし」
「お礼参りってお前、いつの人間だよ」
綱吉はフフと微笑みながらグラスを揺らす。

「リボーンを傷つけるやつは誰だって許さないよ」
そういうとツナは体ごと横を向き、リボーンを見据える。
「俺の許可なくリボーンに触れるやつも許さない」
リボーンの頬に手を沿え、軽く唇を重ねる。


「生きて、帰ってきて」

今にも泣きそうな顔。
我慢をして笑ったりするから、ツナの表情は歪んでいる。




「仰せの通りに」

これからも 

2005年05月25日(水) 23時31分

「10年後も20年後も、ずっと一緒にいて下さいね」

食事中。
飯食ってんだよ。
何聞いてんの。
でも

嬉しい、とか思っちゃう俺は既に重症?


「…気が向いたらね」


わざとツンケンとして返事をする。

すると彼は驚くほど優しく微笑んで

「それでいいよ」


でも今考えると、悲しんでる笑顔だったかも知れない、なんて。

仕事も手につかなくなった俺は完璧に重症。

今、この瞬間に。 

2005年05月25日(水) 23時28分

どこかで銃声が聞こえた気がした。










「誰か死んだね」

デスクの上で両手を組み、窓に背を向けて重厚なチェアに座っている男・沢田綱吉。
イタリア全土を支配するマフィア、ボンゴレファミリーのボスである。


「何だ、いきなり」
ボスの独り言のような呟きに、ソファに寝そべっている少年はまた独り言のように呟いた。

「今銃声が聞こえたんだよ、リボーン」

「…銃声なんか聞こえたか」
少年は読んでいる書物から目線を離さずに言う。

「ああ。どこでだろうな…きっと遠くだ」
綱吉は立ち上がり、背にしていた窓の外を見る。
休日の昼間と言うこともあり、道路にはたくさんの車、人がいる。

とても、今この瞬間に誰かが銃殺されたなど、誰も思いもしないだろう。
視界に入る人々は皆にこやかだ。

自分が死ぬ など、思ってもいない。

誰かが死ぬ、など。考えてもいない。

無知で、幸せな人々。


「…これが日常か」

ぽつりと言った言葉に、少年は何も答えずに聞いていた。





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今、たったいま、この世から消えた人が一体何人いるんだろうと。
よく考えるので。
自分の感覚ですらすら書けるのですがみなさんに伝わるかどうか…その辺心配。

暖かいばしょ 

2005年05月25日(水) 23時26分

「明日天気になれアル」


ここは雨ばかり。

家には、病弱の母一人。

父は宇宙中に名を轟かす「宙海坊主」。兄は貧乏暮らしに耐え切れず上京…

道は狭く、湿気ていて、暗い。

怪しい人たちが群がり、時に私を闇の世界に引きずり込もうとする。



ここには、何もない。





あるのは、空虚。









ああ、あのどす黒い雲を突き抜けて、宇宙に出たい。







「神楽ちゃん?」


「しんぱち…?」
「ど、どうしたの。汗いっぱいかいてるよ?怖い夢でも見た?」
「え…」

寝てた?
それにしても、いやな夢。

「神楽ちゃん、ハイ、水」
「あ、ありがと…」

新八のくれた水はとても冷たくて、寝汗と一緒に嫌な気持ちがすぅっと引く気がした。

「落ち着いた?」

何も聞かず、にっこりと微笑む新八。
冷たいと言う訳じゃなくって、なんていうか、むしろ暖かい。

私のこの態度からして、嫌な夢を見たと解釈したのだろう。
『つらいことは言わなくていいんだよ』
と言われているようで。


安心した。



擦り寄る定春を撫でながら微笑む新八を見て、ふと思った。

ああ。

この気持ち。


「新八って、お母さんみたいアル」



「えっ何それ僕がお母さんなの?」

ちょっと嫌そうに、でも冗談っぽく笑う新八はやっぱり男で、「お母さん」とは違ったかな、とも思った。

でも新八が、無償で暖かい安らぎをくれるのは、本当だから。


「私、新八が好きアル!銀ちゃんも、定春も!」


いきなり大声を出した私を見て、新八は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに笑顔を見せた。

「僕も、神楽ちゃんが大好きだよ。銀さんも、定春も。」


私の大好きなあの笑顔で、大好きと言ってくれた。


その日は酢昆布がなくても、幸せな気持ちだった。

21g 

2005年05月25日(水) 23時22分
「人は、死んだら21グラム軽くなるそうですよ」




食後、まったりとテレビを見ている時に、唐突に言ってきた。
「…へぇ」
そう返すほか言葉が見当たらない。突然すぎる。
「素っ気無い返事ですね」
「…そうですかね?」
大体、どうやって死ぬ直前の体重と死んだ直後の体重を測るんだ?
しかもグラム単位で。

「結構前にテレビであってたの思い出したんですけどね、色々調査したらしんですよ。
それで21グラムってのは、魂の重さじゃないかって。」

へぇ。それには少し驚いたよ。
「へぇ、そうなんですか…知らなかった」



「でも、魂がたった21グラムだなんて、なんか悲しいですよねぇ…」
彼は俯いて、自分の心臓あたりを見ている。
まるで21グラムのそれを見ているかのように。

思い出した話題にそこまで沈めるアナタって結構貴重かも。


「…でも、実体の無いものに重みがあるって、いいじゃないですか」

へ、と彼は俺のほうを見上げる。
「目には見えませんけど、ココにはしっかりと21グラムの魂があるんですよ。すごいじゃないですか」
と、自分の胸を拳で叩きながら言う。
「取り出せるわけじゃない。実体があるわけでもないのに、ちゃんと重みがある」
それってなんだか素敵ですヨ。

そう言うと、彼はにこっと笑った。
そうですね。素敵なことだ。
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