国連人口基金によると、先月31日に世界人口が70億人を突破したそうです

July 14 [Mon], 2014, 11:06

国連人口基金によると、先月31日に世界人口が70億人を突破したそうです。

数字は象徴的なものにすぎませんが、これは人類史における輝かしい成果だと思います。ただ、挫折と矛盾への予感が漂っているのも事実です。だからこそ、私たちが、より濃密に互いの未来に関わりをもっていることに気がつき、ともに世界を変えてゆく責任があることを考える機会としたいものです。

高い出生率に苦闘している国がある一方で、少子化に危機感を強めている国もあります。多くの若者がメガシティに惹きつけられる一方で、定年を迎えた人々はエコライフを求めて地方への移住を考えるようになっています。

こんな不安定な増加のなかにあって、私たちは周到に計画を立て、適切な未来への投資を行ってゆかなければなりません。たとえば、世界で広まりつつある "We are the 99 Percent!" という声も、70億の可能性を活かそうとするムーブメントのひとつなのかもしれません。

ひとつ愚痴を言うと、日本のメディアの報道ぶりは寂しかったですよね。「70億人目の赤ちゃんは誰?」みたいな、国際機関によるメディア向けイベントを受け売りする記事ばかりでした。これから世界で何が起きようとしているのか、いくつか印象に残る社説もありましたが、記者のフットワークで「70億人」を報じるような記事は見当たらず、せっかくの機会を活かせていないと感じました。

ところで、私は感染症医として、数で攻めてくるバイ菌相手に仕事をしています。この仕事をしていると、「生命の浮き沈み」みたいなことを感じることも少なからずあります。まあ、人間とバイ菌を同列に論じるつもりは毛頭ありませんが、数理的な土俵は同じなのかもしれません。そこで、今回から数回に分けて、人口70億に仕掛けられた「ある種の錯覚」について、お話してみたいと思います。

順位国人口1中華人民共和国1,341,335,1522インド1,224,514,3273アメリカ合衆国310,383,9484インドネシア239,870,9375ブラジル194,946,4706パキスタン173,593,3837ナイジェリア158,423,1828バングラデシュ148,692,1319ロシア142,958,16410日本126,535,920

2011年版の『世界人口白書』によると、国別人口のベスト10は表のようになっています。まず、この数字で頭の体操をしてみましょう。

「各国の人口数について上から2桁の数字を暗記しなさい。明日、穴埋め形式のテストをします!」

中学生のとき、こんな宿題を出されたことありませんか? 非常にめんどうで、不毛な学習のように感じたものです。

「え〜と、中国は13億で、インドは12億、アメリカは3億1千万・・・」

私は学生時代に何人かのお子さんの家庭教師をしたことがありますが、勉強ができるようになるための最初のハードルは明らかでしたね。それは、文句があっても「とりあえず暗記する」ことができるかってことです。

そして、次のハードルは「効率よく暗記する方法を見いだせるか」なんですが、これは実は、「暗記しなければ効率よく覚える方法はみつからない」という相反現実を受け入れなければなりません。英単語だって、暗記を繰り返すうちに、パターン認識が身についてゆくものです。

というわけで、あきらめて10ヶ国の人口を暗記してください・・・。

もし、ほんとに暗記しようと努力してくださった読者の方がいれば、その方はお気づきになったかもしれませんね。それぞれの人口の1桁目が、なぜか「1」か「2」か「3」と小さい数字に偏っており、しかも大半が「1」であるという都合のよさ!

このことに気がつけば、覚えることは苦労ではなくなります。アメリカとインドネシアの1桁目が、それぞれ3,2であることを記憶して、あとは2桁目をトップから縦にひろって「321 397 5442」と電話番号を覚えるように頭にいれればいいでしょう。国名の暗記とあわせても、たぶん5分もかからないはずです。

さて、ここで、「あ〜、よかった。これで宿題すんだ〜〜!」と終わらせず、新たに生まれた疑問を追いかけられるでしょうか? それにしても、最初の1桁目はどうして「1」ばかりなんでしょう?

こっからは理系の感性ですね。つまり、効率よく暗記する方法を見出したということは、そこには何らかの法則(もしくは数理)があるということです。そこにある法則を言語化(もしくは数式化)し、それによって「秘められた真実」を見抜くことができるでしょうか?

というところで、今回はここまで。。

皆さんも、頭を柔らか〜くして考えてみてください。国の人口の1桁目が「1」だらけだってことは偶然でしょうか? それとも「数字に託された真実」への入り口なんでしょうか?

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