ppさてさて被告人である息子は、母親が自分のせいで裁判官に公衆の面前で叱られ涙まで流しているのをどんな気持ちで聞いてい

January 13 [Tue], 2015, 17:47

裁判傍聴を趣味にして早10年超。

「そこまで通うなんていったい何が面白いの?」とよく聞かれますが、事件そのものへの興味というよりも、そこで繰り広げられる人間模様の面白さ、これに尽きます。

そしてそれが顕著に表れるのが、被告人の罪を少しでも軽くするために出廷する『情状証人』の証言です。

裁判傍聴を続けるうち、法廷内で情状証人である恋人が被告人にプロポーズしたりなど、ドラマティックなシーンを目撃することもあるんです。

情状証人となるのは被告人の妻や恋人、家族、職場の上司や学生時代の恩師などですが、被告人が“独身男性”だった場合、被告人の母親・“カーチャン”が情状証人となるケースがかなりの割合を占めます。

今回は裁判所で目撃した、“カーチャンと息子”の印象深い3つのエピソードのうちのひとつをご紹介します。

 

■1:息子の万引きを機に、お小遣い増額を宣言するカーチャン

32才の無職男性が、DVDレンタルショップでDVDやCDや写真集などを万引きし、逮捕された事件の裁判を傍聴したときのことです。

情状証人として登場したのが、被告人のカーチャン。そして証言の途中でカーチャンは裁判官にこう訴えました。

母「うぅ……、私が十分なお小遣いを渡していなかったのが悪いんです。これからは息子が困らないような金額のお小遣いを渡しますので、二度と人のものを盗むなんてことはしなくなるはずです。どうか……、どうか(涙)!」

未成年の万引きならともかく、「三十路を過ぎた男にこのカーチャンは何甘いこと言ってるんだっ!」と憤慨して聞いていると、

裁判官「お母さん、お小遣いを渡すことが解決になりますか? その考えがおかしいこと、わかりませんか?」

母「わかりません!(キリッ)」

はぁ〜とため息をつく裁判官。そしてその後「あのね、お母さんに言っておきたいんだけど」と裁判官からカーチャンへ、育て方が間違っている、子育てとは何か、だから息子さんがそんなふうにetc.というお説教が続きました。

そしてついにはシクシク泣き始めるカーチャン……。

裁判所ではこんなふうに、いい年こいた大人が裁判官に本気で怒られるシーンを頻繁に目撃できます。

さてさて被告人である息子は、母親が自分のせいで裁判官に公衆の面前で叱られ涙まで流しているのをどんな気持ちで聞いていたのでしょうか。

どんな表情で聞いているのかと興味をもち、ふと被告人を見てみると、じっと下をうつむいたままで感情を読み取ることができません。

 

そしてついに本人への被告人質問へ。検察官からの質問で、この被告人とカーチャンの関係性がより明確になってきました。

検察官「なぜあなたは仕事をやめたのですか?」

被告人「母がそんなにストレスためるほど無理しなくていいと言ったので」

検察官「仕事や収入がないことへの焦りはなかったのですか?」

被告人「母が本当に納得するまでは決めなくていいと言っていたので」

……と、何を聞かれても「母が言っていたので」と恥ずかしげもなく堂々と悪びれることなく言い放つ三十路被告人。

弁護人、検察官からの質問後、通常だと裁判官からの質問タイムに入るのですが、あんなに母親に対して説教した裁判官が「特にないです」とあえてのスルー!

ねぇねぇ被告人、このスルーの意味わかってますか? あなた諦められちゃったんですぜ。

 

「親の顔が見てみたい」という願望が即座に叶っちゃう場所、それこそ裁判所! みなさんもお暇ができたらいかがですか?

は、同じくカーチャン泣かせな被告人列伝(2)、『恋人orカーチャンでカーチャンをとったイケメン被告人』をお送りします。

 

☆法廷の変態シリーズ

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☆法廷の変態シリーズ番外編

馳力片
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