アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂 幸太郎 

July 07 [Sat], 2007, 2:02


内容(「BOOK」データベースより)

『引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。
初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。
彼の標的は―たった一冊の広辞苑。
僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。
しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!
四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。』


最近映画化されたことで、映画が見たくなったので先に原作を読んでみようと思って読んでみたわけですが、これがもうものっそい面白かった。

現在と過去のばらばらな物語がカットバックされながら、複雑に絡み合いつつ、ラストに向かって一気に集結していく様子に興奮しつつ、最後で「え!!」と驚くこの感じが気持ちいい。ミステリの醍醐味ですな。
フーダニットでもハウダニットでもないのに、ミステリの醍醐味がしっかり味わえる、不思議な作品です。
ところどころに潜む小さな謎、というか、伏線の意味が、ラストで一気に解明して、「なるほど!だからあのとき(略)…!」となるのが、ね!

そして、なによりも、この話全体に流れる切なさがたまらんのです。
ある意味、青春小説。


「僕たちは神様を閉じ込めてみたんだ」
って最後の台詞が、それまでの物語をすべて要約しているようで、涙腺が瓦解寸前でございました。
そして「アヒルと鴨のコインロッカー」というタイトルも、読後に鳥肌がたつくらい秀逸なのでございます。



己の語彙の少なさもあって、この話をうまくまとめられないのがもどかしいんですが、とにかく読めばわかるよ!面白いんよ!
というか読まなきゃ伝わらない面白さなの…ググー!


とにかくかなりお勧めです。未読の方は是非。


映画も観にいかなくちゃだぜ。
そんで伊坂せんせいの作品、他のも読んでみようと思います。次は何を読もうかな。

適当教典/高田純次 

July 05 [Thu], 2007, 1:09


日本中の老若男女の悩みを、適当男こと高田純次が適当に回答する、という本。
何も言わずにただ読んでほしい。最高すぎる純次。すきすぎる…!

以下、本文より抜粋↓

『Q.同じ部署にメチャクチャできる後輩が入ってきちゃいました。僕のほうが二年も先輩なのにけっこう形無し。ここで生き残る方法を教えてください。(24歳 メーカー勤務)
A.駅の階段で後輩を突き落とすしかないね!』

『Q.今、団地に住んでいるんですけど、もう近所づきあいが面倒くさい。どうすればこの近所付き合いをしなくてすみますか?(33歳 主婦)
A.病人のふりをするっていうのはどうだろう?伝染病がいいかなあ。
で、1人の奥さんにそっと耳打ちするんだよ。「実は私、伝染病なの」って。
そうすれば、あっというまに面倒な近所づきあいも一切なくなるだろうね。』

『Q.主人の稼ぎが悪いから、お小遣いを三万円から二万円に減らしてもいいよね。(43歳主婦)
A.ショック療法で五万円にあげてみたら?』


などなど、適当な回答盛りだくさん。

純次先生のありがたい教えを胸に、今日も適当に生きていこうと思います。
だいすき純次せんせい!

ショートソング/枡野 浩一 

July 05 [Thu], 2007, 0:50


内容(「BOOK」データベースより)
『ハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!?しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克夫と伊賀、2つの視点で描かれる青春ストーリー。人気歌人による初の長編小説。 』


オチがまさかのオチなので非常に笑いました。
妹の若芽ちゃんが伊賀さんとのデート後に部屋にこもってしまった伏線がまさかの形で。
かなり面白かったです。さくさく読めるし、短歌の面白さも知ることができるし。
あと、吉祥寺だったり池袋だったり、自分の身近な場所が舞台なのもあって、いろいろ楽しめました。


詳しい感想はまた後日。

親孝行プレイ/みうらじゅん 

July 05 [Thu], 2007, 0:22


親孝行は『心』でするものではなく、SMプレイや放置プレイのように、一種の『プレイ』として行うものである、という、親孝行学の権威・みうらじゅん氏の提唱する『親孝行プレイ』が存分に学べるすばらしい一冊。
氏の実体験による『親孝行プレイ』への傾向と対策はもちろん、図解や例文なども豊富なので、親孝行初心者の親コーラー(孝行する人)も安心。

特に例文が秀逸。
ex)「あれ、このヒョウタン,日光で買ったの?」(久々に帰った実家にて。対母)


すべて計算のうえで親を喜ばせるという、新しく画期的な親孝行の形に度肝を抜かれること間違いなしです。
偽善と言われそうだけど、やらぬ善よりやる偽善。

とか言いつつ、なんだかんだで、氏の親に対する愛情が本から伝わってくる、ほのぼのとした本です。

てすてす 

July 05 [Thu], 2007, 0:20
てすてす読書日記
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  • アイコン画像 ニックネーム:毒田ペパ子
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三度の飯より本格・新本格ミステリがすきな20代女子。
読書傾向は興味があれば何でも読む雑食ぷりですが、基本はミステリものが多いかと。
特に国内ミステリ。さらに社会派より本格のほうが好き。

あと古典戯曲が大好きです。
シェイクスピアがとくに。キュンキュンするからすき。

あと、夏目漱石に萌えたりもするよ。

活字中毒者です。よろしくおねがいします。
お勧めの本がありましたら是非おしえてやってください。
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