『AirshipQ』本日発売です!

November 19 [Thu], 2015, 10:17
PlaystationVITA用ソフト『AirshipQ』が本日発売になりました!
ドロッセルマイヤーズ渡辺は、CO-プロデューサーを務めさせていただいております。

環境シミュレータで自動生成される世界を舞台に、魔女によってネコに姿を変えられてしまった主人公が、弟を助けるために大冒険するサンドボックス・アクションRPGです。


タイトルロゴはドロマイ作品でもおなじみの宇佐美詠子さん!

◆『AirshipQ』PV


◆『AirshipQ』公式サイト
http://airshipq.com/

◆ソニーさんの紹介サイト
http://www.jp.playstation.com/software/title/jp0178pcsg00461_001000000000000000.html
↑ゲーム内容はここがわかりやすいです。

◆東京ゲームショウ2015 4gamerアワード インディーズ部門 優秀賞受賞!
http://www.4gamer.net/games/245/G024546/20141001067/


もともとこのゲームはインディーズ作品として、(株)ミラクルポジティブ代表の加藤 拓さん、元コミュニティエンジン代表で現在はフリープログラマーの中島 謙互さん、フリーデザイナー/イラストレーターの草野 裕朗さんの3人が中心になって開発していたものです。

インディーズ版(このときはWindows用でした)の開発開始は2011年ぐらいとのことなので、もう4年も前。
2013年にクラウドファンディングサービスMakuakeにて資金調達をおこない、開発費7000万円の調達に成功。
PlaystationVITA用ゲームソフトとしてのリメイクと、(株)Cygamesからの発売が決定しました。

◆Makuakeの『AirshipQ』ページ
https://www.makuake.com/project/airship-q/

ドロマイ渡辺は、加藤さんが前職(スクウェア・エニックス)時代の先輩プロデューサーという縁もあり、この段階では友人代表のような感じで「このゲームおもしろそう!」とのんきな応援コメントを寄せていたのですが、まさかこの後、自分が手伝うことになるとは…

とはいえ今回は、ゲームの内容的な部分は渡辺が参加した段階でほぼ固まっていたので、そこは初期メンバーのお三方に任せつつ、渡辺はひたすらそれらを実現するための補助に徹する仕事をしました。
ここは普段のドロッセルマイヤーズでの役割とはぜんぜん違うので、やってて面白かったところです。

なんせ「最終責任者じゃない」というのは気楽ですしね…
「子供より孫のほうが無責任にかわいがれて幸せ!」というような祖父母気分にも近いかもしれません(笑)


ゲーム内容についてちょっとマジメな紹介もしておきますと、このゲーム、見た目や「サンドボックス〜」というジャンル名から『マインクラフト』や『テラリア』のようなゲームを想像される方も多いと思うのですが(そしてそれは全く間違っているというわけではないのですが)渡辺個人のとらえ方としてはビミョウに違うかな〜と思ってまして、実はこのゲームの本質は、「ワールドシミュレーター」なんですね。

なので、『マインクラフト』『テラリア』でメインになっているような
「プレイヤーが用意されたレシピに従って素材を集めて、何かアイテムを制作する」
というクラフト要素は控えめで、そのぶん
「世界が自律制御されており、生物、地形、アイテムが勝手に生まれたり消えたり、変化していく」
というなかなかにマニアックかつ奥深い仕掛けが入っています。

雨が降り、地面が水を貯え、種が水を使って樹木になり、そこに鳥型モンスターが発生し…
しかもこれが、種+水=樹木という単純なフラグ的変化ではなくて、
「水がどのぐらいあったから樹がどのぐらい伸び」
「そしてその結果地面からは水がどれだけ失われた」

というところまで全てリアルタイムに制御しているマニアックぶり…

そしてそこにプレイヤーが干渉することで、かなりダイナミックな変化も起きるわけです。
だって「湖の島」というマップの湖底にうまく穴をあけると、時間はかかりますが、【湖の水を完全になくすことすら可能】ですからね…!

この手の横スクロール・ジャンプアクションで、ステージひとつのもつ意味をまるまる変えてしまうようなダイナミックな変化を許すゲームデザイン…
この点ひとつとっても、どんだけデバッグが大変か想像できようというものです。


メインプログラマーの中島さんは、2000年代にコミュニティエンジンの代表をされていた頃から、『gumonji』などワールドシミュレーターをゲームに活用していくことの研究をしてきた筋金入り。

◆当時の記事
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050830/cedec1.htm

渡辺は当時担当していたMMORPGにネットワークエンジンを提供していただいたりなどお世話になったのですが、今回のプロジェクトで10年ぶりぐらいにお会いして、中島さんの「ブレてなさ」に感動しました。

その中島さんの、思想と執念が結実したようなゲームがこの『AirshipQ』です。
だからかわいい見た目に反して、作品の本質は、まあ結構ストイックというか、スルメ型というか…
一見するとかなり荒っぽい作りのゲームに見えるかもしれません。

でも、スルメ型なので、プレイヤーがいろいろ試してみると、そこにはちゃんと答えを返してくれるゲームですし、ときどきビックリするようなことも起こります。
ゲームが破たんするかしないか、ギリギリの現象まで許す作りになっています。

これをインディーズ魂と言わずして、なんと言う!?

だから、あえてこうご紹介したいと思います。

PlaystationVITA用インディーズゲーム『AirshipQ』、本日発売です!!
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こんにちは。
ドロッセルマイヤーズ ボードゲームマートなどを運営する、株式会社ドロッセルマイヤー商會です。


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◆メンバー◆

 渡辺範明
株式会社ドロッセルマイヤー商會 代表取締役
ゲームプロデューサー
ゲームデザイナー
ドロッセルマイヤーズ店長

アナログからデジタルまで幅広い「遊び」をプロディースする独立系ゲームプロデューサー。世界の「遊び」紹介のためドロッセルマイヤーズを開業。

元(株)スクウェア・エニックス プロデューサー

代表作:
『巨竜の歯みがき』 『HYKE』 『アダムとイヴ』 『Stamps』 『嘘つき村の人狼』 『嘘つき村の収穫祭』

Twitter: Drosselmeyers_


 真城七子
株式会社ドロッセルマイヤー商會 役員
作家
ドロッセルマイヤーズ マネージャー/世界観コンセプト

遊びとフェティッシュをテーマに西洋史を収集/解釈/編纂する特殊作家。

代表作:
『アントワネットの玩具箱』 『媚薬のレシピ』 『紳士のかつら』 『宮廷マダムの作法』

サイト:http://nanakomashiro.com/
Twitter: nanakomashiro

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