『未来逆算思考』オープンしました!

April 23 [Sat], 2016, 10:00
2016年4月20日、日本科学未来館のリニューアルオープンにあわせ、無事に『未来逆算思考』もオープンできました!
関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした!!

ドロッセルマイヤーズはディレクションとゲームデザインを担当させていただきました。

日本科学未来館 公式サイト

『未来逆算思考』と同時にオープンした『100億人でサバイバル』『9次元からきた男』など、他の新展示も最高に面白いです。

4月19日リニューアル開館レセプション

毛利館長、文部科学副大臣、展示監修者の先生方のご挨拶がありました。

レセプション後の体験会

大盛況で胸熱でした。
展示監修者の先生方はそれぞれ一流の科学者/研究者なので、その方々が『未来逆算思考』にどんな感想をもたれたのか?すごく興味があります。

4月20日一般公開初日

平日なのにこのお客さんの多さ…あらためて未来館の注目度の高さに驚き。


修学旅行など学校行事で来ている小中学生も多かったのですが、彼らのリアクションは表情もしぐさも最高でした。
ここに写真を載せられないのが残念なぐらい。(プライバシーや肖像権的に)
でもほんと、みんな良い顔でプレイしてくれていて、一日中見てしまいました。


「クリアの満足感より、失敗しても何かを考えるきっかけになってほしい」という意図で、『未来逆算思考』はゲームとしてはわりと難易度高めに作ってあるんですが、初回クリアしてくれる猛者も何人かいました。
私たちの告知を見て来てくれたボードゲーマーはさすが、クリア率が高かったです(笑)


オープンしてみて

いつも思いますが、ゲームの作り手にとって、実際にお客さんがゲームをプレイしてくれている様子を直に見られるのは最高に幸せなことです。
自分のデザインした意図通りにゲームが展開しても「よっしゃ」と思うし、意図から外れた展開があっても「そうくるか」という面白さがある。

やはりゲームはコミュニケーションですね。プレイヤー同士のコミュニケーションだけでなく、「プレイ」を通じた作り手と遊び手のコミュニケーションを経てはじめて完成するもの。
だから、ゲームを最後に完成させるのはプレイヤーだと思います。
作り手はそのための道具立てを揃えているだけです。

この展示も、最終的には未来館スタッフが来館者と「科学コミュニケーション」するための道具なのだ、ということを『未来逆算思考』監修者の犬飼博士さんが制作中ずっとおっしゃってました。



『未来逆算思考』にもゲームとして/展示として不完全なところはたくさんあると思いますが、そこを人の心が補いながら使い込んでいけるような、良い道具を作れたような気がしています。

まだオープンしたてで頭が全然まとまりませんが、これまでこの展示に関わった全ての研究者、ゲームクリエイター、デザイナー、コンストラクター、未来館スタッフの方々に「お疲れ様でした」と「ありがとうございます」を、そしてこれからこの展示に関わっていくプレイヤーと未来館スタッフの方々に「よろしくお願いします」を言いたいです。

この展示は「よりよい未来」のために作られたものなので、大事なのはこれからですね。

キーワードは、未来逆算思考!

『未来逆算思考』4/20オープン!

April 17 [Sun], 2016, 7:26
日本科学未来館のリニューアルオープンがついに4月20日(水)に迫りました。
去年から制作してきた展示『未来逆算思考』も同時にオープンとなります。

4月20日(水)〜24日(日)は無料開放もおこなわれるみたいですよ。
 日本科学未来館:常設展、ドームシアター無料開放日のお知らせ

未来館リニューアルのショートムービーはこちら↓
『未来逆算思考』のほかにも面白そうな展示が一杯です。



ゲームと展示
娯楽と教育
フィクションとリアル
デジタルゲームとアナログゲーム
科学と文化
現在と50年後の未来
私たちと子孫
地球と人間

いろいろなものの間をつなぐ架け橋として、『未来逆算思考』をゲームデザインしました。
未来をつくる豊かな思考のきっかけになりますように。

皆さんのPLAYをお待ちしております。

【制作中!】日本科学未来館 常設展示『未来逆算思考』

February 06 [Sat], 2016, 9:58
皆さん、お台場にある日本科学未来館をご存知でしょうか?
宇宙飛行士の毛利 衛さんが館長を務められている、日本最大&最先端の国立科学館です。





この通称:未来館が今年4月に大規模なリニューアルを予定されてまして、ドロッセルマイヤーズ渡辺が常設展示のひとつをディレクションさせていただいております。

日本科学未来館:常設展リニューアル〔2016年4月公開〕について
http://www.miraikan.jst.go.jp/info/1508051118586.html

展示タイトルは『未来逆算思考』
人類が豊かな社会を持続していくために必要な「思考法」を展示する、というなかなか斬新な試みです。



なぜドロマイがそんなことを?と思われるでしょうが、これ、実は巨大なボードゲームでもあるんですよ。
(↑この写真はミニチュア模型ですが、実際は10m以上のデカさ)

巨大なボードゲームであり、光と音のデジタルゲームであり、インタラクティブなメディアアートであり、そしてもちろん科学展示です。



僕たちがこれを作らせていただくことになったイキサツはまた機会があったらお話するとして、科学展示にゲームデザイナーを参加させる、というのがそもそも面白い発想ですよね。

こういうところも未来館が先進的だなあ、と思うところです。


さて、中野の実店舗を閉めてからの数年間、ドロッセルマイヤーズは次に何をすべきかずっと考えてきました。
そして最近、ゲーム制作でもイベントでも、『人と遊戯の関わり方』について考えていくのが、これからのドロマイの役割かな?と思いはじめています。

例えばゲームデザインが、単に刹那的な快楽発生と効率のいい集金システムとしてだけでなく、その「おもしろさ」によって社会にどう関わっていけるのか?
本当に豊かなゲーム体験とはどういうものか?
ゲームは最終的に人を幸せにするのか?不幸にするのか?

そういうことを考えながら、この展示を作っています。


そして展示自体のテーマは、もっと遥かに射程が大きく、
『人類は、人類をどうやって幸せにできるのか?』
というもの。

あまりにもデカい話すぎて、僕らもなかなか腑に落ちるのに時間がかかりましたが、僕の解釈ではこういうことです。

未来館で紹介されている数々の先端技術、科学研究。
しかし科学それ自体は善でも悪でもなく、必ずしも幸せを保証してくれるものではないことを、戦争や原発事故を経た私達はすでに知っていますよね。

でも科学技術が、本来は人を幸せにするために作られた道具のようなものだとしたら、私達はどうすればそれをうまく使いこなせるのか?

この展示では、みんなでそこを考えていくためのキーワードとして
『未来逆算思考』
という考え方を紹介しています。



「未来逆算思考」は、これまで「バックキャスト(backcasting)」という言葉で紹介されてきた概念を日本語化したもの。
まず理想の未来を思い描き、そこから逆算的に今すべきことを導き出すことで、本当の持続可能社会を作ろうという考え方です。

※例えばこの↓コラムがすごくわかりやすいし面白いのでぜひ!
 [ライフスタイルを変えよう! −環境テクノロジー最前線]


ガマンの話になりがちなエコロジーの分野で、「幸せ」や「豊かさ」を深く考えていくポジティブな姿勢が素敵だと思います。


さて、この「思考法を展示する」というめちゃくちゃ難しいお題に対して、ゲームデザインでうまくそれを表現できるのか?
それは僕らもまだわかりません。現在は制作の大詰め段階なので…多分できてると信じてがんばっています!

皆さんもぜひ、ご自身で体験して確かめてください。

2016年4月20日 公開予定です。


ちなみに余談ですが、

ゲームデザイン/ディレクションはドロッセルマイヤーズ 渡辺範明
イラストは『dreeps』の平岡久典さん(現オインクゲームズ所属)
プロジェクトマネジメントはアークライトの野澤邦仁さん


…とボードゲーム業界的にもなかなかドリームプロジェクト感があります。
ドロマイ×オインク×アークライトです。

さらにサウンドは『バーチャファイター』『ルミネス』の中村隆之さん
ソフトウェア開発は『悠久の車輪』の株式会社リズ
ゲームチューニングは唯一無二のプロ集団 猿楽庁
空間設計がデザインムジカ安藤僚子さん
プロジェクトリーダーは電通イーマケティングワン
監修にeスポーツプロデューサーの犬飼博士さん


と超おもしろいメンバーで作ってます!



『未来逆算思考』 よろしくお願いします!
プロフィール
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こんにちは。
ドロッセルマイヤーズ ボードゲームマートなどを運営する、株式会社ドロッセルマイヤー商會です。


Drosselmeyer's
Board Game Mart

↑ネットショップもやってます



◆メンバー◆

 渡辺範明
株式会社ドロッセルマイヤー商會 代表取締役
ゲームプロデューサー
ゲームデザイナー
ドロッセルマイヤーズ店長

アナログからデジタルまで幅広い「遊び」をプロディースする独立系ゲームプロデューサー。世界の「遊び」紹介のためドロッセルマイヤーズを開業。

元(株)スクウェア・エニックス プロデューサー

代表作:
『巨竜の歯みがき』 『HYKE』 『アダムとイヴ』 『Stamps』 『嘘つき村の人狼』 『嘘つき村の収穫祭』

Twitter: Drosselmeyers_


 真城七子
株式会社ドロッセルマイヤー商會 役員
作家
ドロッセルマイヤーズ マネージャー/世界観コンセプト

遊びとフェティッシュをテーマに西洋史を収集/解釈/編纂する特殊作家。

代表作:
『アントワネットの玩具箱』 『媚薬のレシピ』 『紳士のかつら』 『宮廷マダムの作法』

サイト:http://nanakomashiro.com/
Twitter: nanakomashiro

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