冷気を帯びた晴れ 

November 30 [Wed], 2005, 15:08
昨夜、泣いた。わんわん泣いた。号泣したとも言う。
ストレス発散の様な、当て付けの様な、そんな涙。
寂し過ぎたのだろう。
心から会いたかった殿は来なかった。
殿は今日も仕事だ。勿論あたしにも授業がある。
会うことは、望んではいけないことだった。
昨日も今日も、明日も明後日も、まだまだ平日は続く。
殿が来ることを密かに期待していた為、哀しみは反動となって返ってきた。

泣きながら寝たので、起きると目が腫れていた。
目を腫らしたまま大学に行くのは、よくあることだ。
「眠い?(笑)」
と友達に聞かれるのも日常茶飯事。
「泣きながら寝たから」
と素直に答えるのにも慣れた。
声を掛けてくれる友達が居るだけで嬉しいと思えた。

殿からのメールが何通か届いている。
しかし、一通も返事していない。
大学に携帯電話を忘れていったのもあり、面倒臭くなっている。
いや、もしかしたら、意地になっているのかも知れない。
殿が居なくてもやっていけると、自分に言い聞かす為に。

1st. ANNIVERSARY 

November 29 [Tue], 2005, 17:28
久々に書く日記。まだまだ三日坊主は直っていないらしい。
片付けはする様になったものの、掃除をしていない現状と同じだ。
殿じゃなかったら、間違いなく嫌われているだろう。
まぁ、殿がそんなだから、だらけた本性を出してしまった、とも言えるが。

そんなあたし達も、この週末で1年を迎えた。
普通のカップルならラブラブの1年なのだろうが、あたし達の1年は波乱万丈だった。
喧嘩に明け暮れる日々だったと言っても過言ではない。
どちらのせいと言うわけでなく、大した原因もない。
お互い気が短い天邪鬼だから、喧嘩になっているに過ぎない。
当のあたしは、隙有らば喧嘩売ってやろうと思って、、、いる気がする。
実際、喧嘩になっても仲直りできると思っているからなのだろう。
あたし達の場合、『喧嘩売るほど仲が良い』だとでも言おうか。

1年記念日は、普段通りの何等変わらない日に終わった。
自己中な殿が、あたしの望み通り買い物に連れて行ってくれると言っていた。
しかし田舎者のあたしが、渋谷なんて人の多い場所を、独りで歩ける訳も無い。
結局、殿の居るゲームセンターに入り浸るつまらない結末を迎えた。
正にいつもの日だ。何一つ変わったところは無い。
「仕方ない。次の週末に期待しよう。」と、割り切るしかない。
空虚感。特別な日を呆気無く終わらせてしまった感覚。
殿も感じているのだろう。最近何かにつけてよく謝ってくる。
好きだからこそ、あたしもそんな殿を許してしまう。

良い歯の日 

November 08 [Tue], 2005, 18:45
朝から憂鬱で、大学を休んでしまおうかと思った。
殿のことが心配な気持ちに感けて、怠け心が出てきたのだ。
晴れ過ぎたこんな日だからと、気分を奮起させ、シャワーを浴びた。

今日初めての殿からの連絡は、2限が終わった昼休みだった。
出ることが出来なかったあたしは、折り返し電話をした。
「もしもしぃー?」
甘えた声なのに、体調が悪いことがハッキリと分かるその声。
取り留めの無い会話をし、喉が痛いから声を出すのが辛い、と電話を切られた。
少し悲しかったけれど、メールが機嫌の良い内容で返ってきたことで嬉しくなった。
あたしという生き物は、なんて単純なのだろう。
ただ、殿が大好きだ。
恋する女子は、皆同じなのだろうか。
単純で、繊細で、浮き沈みが激しくて、我侭で、独占していたくて。
挙げ始めるとキリが無いけれど、愛する人にとっては、愛しい生き物であって欲しい。

いつもなら4限で終わる授業が、今日はゼミの説明会の為5限まであった。
「どのゼミに入ったら良いか、殿に相談しよう」なんて考えたりして、丸っきり殿頼りだ。
それに気付くとやはり、馬鹿馬鹿しくも可笑しくなった。

無力 

November 07 [Mon], 2005, 23:32
あたし一人では介抱しきれなかっただろう。
友達とその母親が居てくれたから、何とかなったようなものだ。
本当に有難い。
お陰で殿も、ほんの少し楽になったようだった。
しかし夜39度2分もあったのに、未だ完全に治った訳が無い。
無理をしがちな彼は、吐き気を催しながらも仕事先へ向かった。
勿論友達には、辛さを見せることもなく。
だからこそ、二人になった時に初めて見せた辛さが切なかった。
それなのに、あたしの中を間違った感情が過ぎった。
そんな殿の甘えに愛を感じた、喜びの感情。
だからだろうか。無理をする殿の姿が、怖かった。

昨日の予報は雨だったのに、空は晴れ渡っている。
晴れた空の下で、用無しの傘と、帰路に就くあたし。
心配が孤独を助長している気がした。

ずっと泣きたかった。
「土曜も日曜もお前に構ってやれなかったから、一緒に居たかった」
苦しそうに語る声が今でも耳に残っている。
その場面を振り返っては、涙を堪えた。
家に着くと、幼子のように泣きたかった気持ちを抑え、声を殺して泣いた。
無力感に哀し涙を。
愚かで情け無い自分に悔し涙を。
殿の温かさに切ない涙を。
複雑な感情が入り混じった涙は、空しい心に影を落とした。

見舞い 

November 06 [Sun], 2005, 22:13
2時間と少しの電車には慣れた。
あたしは、東京から出る電車の終点近くに住んでいる。
そこから、大都市東京に済む殿に会いに、毎週の様に通っているからだ。
まぁ、殿が来る方が圧倒的に多いのだが。

今日は、風邪を引いた殿を見舞う為に東京に向かった。
それにしても、殿の居ない週末は暇でならないなんて。こっそり見舞うことぐらいしかする事の無いあたしが馬鹿馬鹿しい。往復で5時間も掛かる日帰りだというのに。

殿は実家暮らしだ。
ちょっとした手土産と、殿の好きなプリンを手に、先を急いだ。
その甲斐空しく、新宿駅で迷子になった。
一人では何も出来ないことが不甲斐無かった。
人々の足を止める程の雨が降っていた。
街には、沢山の傘の愛の花が咲いていた。

殿が風邪を拗らせたのは、連れ回したあたしのせいだ。
謝っても謝りきれない。
泊めてもらった友達の家の布団に包まりながら、殿の胸の中で泣いた。
あたしの愚かさが胸を締め付けた。
と共に、殿の温かさが身に沁みた。
殿が、明日仕事なのに家まで付いて来るつもりだったので、東京に残ることにした。
けれど、見舞いになど来なければ良かったと深く後悔した。

自分がこんなにも情け無い人間だとは知りたくなかった。
殿は一度もあたしを責めなかったから。

麻雀 

November 05 [Sat], 2005, 14:41
久々に掃除した。
一人暮らしの生活は相当ダレている。
あたしの中に眠る面倒臭がり根性が顔を出したようだ。
そのせいで殿と喧嘩したのは言う迄も無い。
それにしても、昼寝をしないと辛い。
あたしの身体は、二十歳は小母ちゃんと認識しているのか。どうもだるい。
だから掃除をしたとは言っても、キッチンは片付けてない。
奴が来るまでに片付けないと、また喧嘩になるのは否めない。

殿との仲直りは何時もSEXだ。
こんなことで良いのかと思いもするが、結局何時も快楽に溺れている。
一人暮らしなのを良い事に、殿は23歳だと言うのに猿の様にヤリタガル。
ただ性欲を満たしに来ていると思われても致し方ない輩だ。

こんな性欲の塊に、あたしは十分に愛されている。
ウィルコムの携帯を御揃いで買ってもらった。
「毎週携帯を交換しよう。毎回お互いの顔を撮って待ち受けにしよう」
提案したあたしもまた殿を愛している。
そろそろ付き合い始めて一年を迎える。
ネットから始まったとは言え、此処まで続いたことが誇らしい。

大都会東京の何処かで、奴は今麻雀している。休日だと言うのに。

可笑しいかな。愛する殿を呼び寄せる餌は、今日もあたしの身体だ。
P R
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