スプートニクの恋人【2】 / 2004年11月04日(木)
【1】の続き

ミュウも、自分で仕事に誘っておきながら、
自分で外国の仕事に同行させてながら、
3日もすみれの失踪を一人で処理しようとした挙句、
結局呼んだのは両親ではなく、主人公。
なぜ、連絡先を知っていたのかも納得できないけど
「両親になんて説明したらいいのかわからない」と
40近くになってまでのたまうミュウの無責任さに苛立ちを感じる。

この後主人公の提案で、
結局両親に事実が伝えられることになるのだが
両親が来る前に、主人公も「きまずい」と帰国。
さらに、彼女を発見するのに重要な手がかりとなりうるだろう
すみれの手記を保存したフロッピーを、
主人公は無断で持ち帰る。
理解不能だ。

主人公は、その好きな人が失踪した後も
すみれからの電話を待つにとどまり、両親に会いに行くことも
話を聞くために電話することすらない。
唯一の友人であるはずのすみれの実家の連絡先すら、
主人公は知らないのである。

仕事に関してもそうだ。
自分の生徒が万引きをして、警備員に呼ばれた時、
すみれのことで仕事に集中できていない。

生徒に万引きについて諭すわけでもない主人公は
警備員に対して、八つ当たりをする。
およそ社会人と思えないような対応をする。

私は警備員の気持ちのほうが分かるけどね。
このような一連の行動を、村上春樹自信身は
正当なものとして全てを描いている。
わざと味気なく登場人物を描いてるのかもしれないけど
ミュウのトラウマ的記憶の描写にも、あまり切迫感は感じられない。
初期の作品かと思ったんだけど、そうでもないようだ。
うーん
 
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Posted at 22:57 /  / この記事のURL
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スプートニクの恋人【1】 / 2004年11月04日(木)

スプートニクの恋人
村上春樹/1999年/講談社



結論から言えば、とてもつまらなかった。
というより、怒りを覚えた。
今回はネタばれになってしまうと思うので、嫌な人は読まないでね。

村上春樹の作品は割と読んだことがあるんだけど、この作品を読んで、
私は村上春樹の作風が嫌いだということに気付いた。

まず、村上春樹の登場人物は、不自然に頭がいいことが多い。
今回も、登場人物全員が英語を理解することが出来、
「すみれ」にいたっては、スペイン、イタリア語まで話すことが出来る。
ちなみにすみれはイタリア語の勉強を始めて数ヶ月。
急にイタリアに行って話せるわけがない。
なのに、すみれはやってのける。ごく自然に。(村上調)

得意だといっていたスペイン語も、学生時代に一ヶ月留学したくらいで
流暢に話せるようになるとは考えられない。

他にもおかしいところは沢山ある。
本文も、会話も、例えが難しすぎる。とても例えとは言えない。
難しいというよりは、想像できない例えといったところ。

この例えは登場人物たちも簡単に使う。
そして理解しあっている。よくわからない。
口語文なのに、とっても硬い文体が多く使われる。
会話を読んでいるのに堅苦しい表現が続くので、
あんまり頭に入ってこないし感情移入も出来ない。

村上春樹の作品でもうひとつ気になるのが、
現実味のなさすぎる展開。
今回も、至極偶然的な出会いを経て、
22歳のすみれと37、8歳のミュウが出会う。
初対面のすみれに、ミュウはいう。
「私のところで働かない?」
それだけではない。

家にやってきた、靴下さえ揃わない貧乏暮らしのすみれに、
ミュウは箱いっぱいの服をプレゼントする。
サイズは偶然的に一致する。あまりにも不自然。

このように、偶然出会った年上の女性が、
服を与える展開は他作品にもあった。
他作品のほうが更に不自然な展開になる。
 
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Posted at 21:36 /  / この記事のURL
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村上龍自選小説集(7)「オーディション」 / 2004年10月18日(月)

村上龍自選小説集(7)
  ドキュメントとしての小説「オーディション」

村上龍/2000年/創美社

★★★

これまた設定が面白かった。
妻を早くに亡くした42歳の男が、
妻探しのためのオーディションを開くというもの。

なんて非現実的!!とか思ったけど、
意外に業界ではこういう事が行われていたりするのかしら。
そう思うと、ますます興味がそそられる。

ちょっとサスペンス系の小説みたいな匂いがするぞー!!

冒頭からしばらくのところまで、村上龍にしてはなんとも
単調で平和な世界が続く。
平凡な、ありきたりの人の幸せ。
丁度この日、知り合いの友人から「村上龍ってもっと普通のないの」と
言われていたところだったので、
これを勧めようと思いながら読み進めていくと・・・

「まさか、これから恐ろしいことが起ころうとは
 知るようしもないのであった・・・」というようなことが書かれている!!!!

なになになになに!!!
やっぱ怖い系なのこれってー!!!

一度そういう風に振られると、
この平和な展開が嵐の前触れのような気がして
もう最初から疑心暗鬼でガクガクブルブル。

お前!あれか!!?
「インザ・ミソスープ」みたいな展開にする気か!!??
いやだー!!やめろーーー!!!

などとドキドキしつつ、目が離せないーみたいな
村上龍の術中にまんまとはまってしまう私。チクショー

そしてそして恐怖のクライマックスがやってきたのは
最後の最後のところだったんだけど、
今回はなぜか最初から怖がらせまくられたせいか
一番の盛り上がりシーンで、テンションが落ちてしまい、
いまいち主人公の恐怖を共有することが出来なかった。残念。

主人公がどうなるかも予想ついたし、
オチも途中で分かっちゃったんだよね!
村上龍にしてはありきたりでないかい?ん?
しかもタキシード仮面様登場かよ!!!っていう。
それありかよー!
お前は篠原ちえか!!!
(ネタバレ防ごうとするあまり、分かり辛いレビューになってしまい申し訳)

どうして村上龍は足首の切断にこだわるのか?

しかし終わり方がなんとも尻切れトンボで、
エピローグが丸々抜け落ちた感じ。続きはいったいどうなったんだ!
苦しい夢から急に覚めたような、特有の不快感。
この不快感を解消させないところが、村上龍らしいって言うか。

これこそ村上龍ですよ。
 
   
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村上龍自選小説集(7)「ラブ&ポップ」 / 2004年10月18日(月)

村上龍自選小説集(7)
  ドキュメントとしての小説「ラブ&ポップ」

村上龍/2000年/創美社

★★★★★

♪あの〜素晴らしい愛をもう一度ぉ〜

「ラブ&ポップ」は、私の村上龍の歴史における原点である。
庵野秀明が、村上龍の本作を映画化したことによって
私は村上龍と写真に興味を持ってしまったのだ。

運命的な出会いである。

この作品はとても思い入れが深いので
原作に触れる前に、まず先に見た映画から。

映画は初めて見て以来、それこそ何度も何度も見た。

渡辺いっけいの最後の言葉と、サティのジムノペディと、
あの素晴らしい愛をもう一度を聞くためだけに
この映画を見ているといっても過言ではないのだが
最近は、何度も見すぎてラストまで見られず止めてしまうことも多い。

「私は変わってしまうのだろうか、変わっていけるのだろうか」
「ほしいと思ったものは、その時手に入れる努力をしないと
 いつか消えてなくなる」

映画を見たのは中2ぐらい。
主人公の女子高校生たちは、とても大人に見えたが
10代が感じる刹那的衝動や虚しさ、喪失感、
大人でもなく子供でもないという中途半端な感覚、
自分の価値という哲学に、子供ながらに共感した。
ラジオで、EVAの大月プロデ゙ューサーが
公開の宣伝をしていたのは中1のときだったと記憶している。
有名な「ゲルゲットショッキングセンター」だ。

そこから村上龍との出会いは始まるのだが
実際原作を読むことが実現したのは高3の時だったと思う。
映画が原作を忠実に追っていることに驚いた記憶がある。

私が始めて村上龍を読んだのは中学2年生の時だ。
映画を見てから古本屋で「ラブ&ポップ」の原作と勘違いして
「トパーズ」を買ってしまったのである。

内容はラブ&ポップとは程遠く、SM、女の足を切断して強姦など
14歳が読むには壮絶バイオレンス極まる内容。
一度は辛うじて目を通したものの、あまりの過激さに
しばらくは戸棚の中で眠ることとなる。

やがて「トパーズ」が再び日の目を見たのは、大掃除のときだった。
そこからはなぜか村上龍は私を捉えて話さない作家となってしまい
今に至る。
 
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Posted at 11:53 /  / この記事のURL
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スーパーマン4 最強の敵 / 2004年10月15日(金)

スーパーマン4 最強の敵/1987年/アメリカ
監督:シドニー・J・ヒューリー
主演:クリストファー・リーヴ、ジーン・ハックマン


★★★★★

クリストファー・リーヴがこの前亡くなったということで、
お父さんと追悼の意を込めて見た。

1から見ようと思ったんだけど、4のビデオしか見つからなくて
最強の敵をチョイス。

やっぱオープングから相当カッコイイ!!
音楽もかっこいいよね。
この映画17年前だよ?私2歳だし。
何度も見てるはずなんだけど、
改めてみてみるとほっとんど覚えてなかった!
スーパーマンがイタリア語を話してる姿を見た時は卒倒しましたけど笑。
ぜひ日本語を話している姿を見てみたいっす。

スーパーマンの前に、太陽からエネルギーを得る最強の敵が
現れるという内容。
太陽からエネルギーなんて、なんてエコ!と思いきや
そいつは自由の女神を壊そうとしたり、
果ては火山噴火まで引き起こす始末。

なんて悪いやつなんだー!!

私が覚えてたのは、スーパーマンが首を引っかかれるところと
敵が地面を歩いたときにコンクリートが赤く焼けることぐらいでした。
あ!あとスーパーマンがヒロインをつれて空を飛ぶところ!

スーパーマンの変身シーンに大興奮!
やっぱこれでしょー!!あーかっこいい!!!
対するクラークのドンくささ加減も面白い。
自分の正体を隠すためにここまでするか!?みたいなね笑。

合成技術なんかが今と比べるとお粗末なんだけど
そんなことは微塵も感じさせない。
やっぱ私はスーパーマンが大好きです。
ちっさいころにカッコイイと思ったものって、今見てもカッコイイもんだよね。
正義って素敵!
こういう単純明快なって今はないような気がするな。
ありえないけど夢があるよ。

本作で、スーパーマンは核兵器を全て集めて撲滅するんだけど
こんな昔の映画で訴えられていた核問題に
今も進展がない世界を憂いでみたり。
成長しねぇな人類って。


スーパーマンが死んでしまったなんて信じられないね。
全身麻痺になりながらも、苦しいリハビリをこなし
その体をテレビに映して医療研究を訴え続けたスーパーマン。

車椅子に沈むその姿を初めて見た時は
言い様のないショックを受けたのを覚えている。

誰よりも強かったスーパーマンの、52歳という早すぎる死。
まるで自分のことのように衝撃を受けた人は多いと思う。
クリストファー・リーヴは、スーパーマンに
人生を翻弄された人だったのでしょうか。
本当に寂しいです。
 
   
Posted at 09:45 / 映画 / この記事のURL
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村上龍自選小説集(7)「ライン」 / 2004年09月22日(水)

村上龍自選小説集(7)
  ドキュメントとしての小説「ライン」

村上龍/2000年/創美社

★★★★

「インサ・゙ミソスープ」に続いて。

この小説は描き方が面白かった。
全部で20章あって、1章ごとの見出しが人の名前なんだけど
その本人が登場するのは、その章のいっちばん最後で、
次の章にまたいでて、実際にその名前の人の話は
次の章で展開されるの。

わかる?

「B子」っていう題名なのに、その話自体はA男の話で
B子が出てくるのは最後の数行。
で、次の「C美」っていう章の中で、具体的にB子の話が出てくるの。
もちろんC美が出てくるのも、その章の最後のちょこっとだけで
C美の話は、次章「D郎」の回で展開されるわけです。

章の区切りも激しく曖昧で
章の終わりと、次章の始まりは完全につながってる。

かといって、登場人物達は必ずしも知り合いじゃないの。
全部つながってるのに、話は毎回どんどん急展開。

例えていうなら、ERとかのドラマで、
ワンカットの中でどんどん登場人物が入れ替わるような。

もうひとつ面白かったのが、
私の近い知り合いの名前が多かったこと。
この小説のキーパーソンが「ユウコ」だったし!

ユウコって名前は、いつも脇役が多いから
脚光を浴びていてビックリしました。
まるで自分が脚光を浴びているような笑。

だってさー、「天使なんかじゃない」もサブキャラだし、
「耳をすませば」もサブキャラだし、
やっぱあれかな?
今時「○子」なんて流行らないのかなぁ?
もうそろそろブーム再来してもいいんじゃないかい?

そうそう、なぜか村上龍は「ユウコ」という名前の登場人物が
割と登場するのです。
それは静かなキャラからSM嬢まで様々ですけど・・・。

まとまんなくなってきたので終わりー
 
   
Posted at 11:19 /  / この記事のURL
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村上龍自選小説集(7)「インザ・ミソスープ」 / 2004年09月20日(月)

村上龍自選小説集(7)
  ドキュメントとしての小説「インザ・ミソスープ」

村上龍/2000年/創美社

★★★★

これは元々、友達と図書館に勉強しに来ていて
前日の徹夜のせいで、その日の午後に訪れた猛烈な眠気を
払いのけるために、気分転換にと館内を歩いていて見つけた。

村上龍の棚を見ていたときに、自選小説集の中に
「ラブ&ポップ」が入っているのを見つけて思わず手に取った。
もう一度読みたいと思ってたんだよね。
結局一回しか読んだことがなかったから。

他にも、本書には「オーディション」「ライン」「寂しい国の殺人」の
全5冊が収録されてた。
「インザ・ミソスープ」はタイトルが気になって、
ずっと読みたいと思っていたもの。
いくつか村上龍の作品を読んだことがあるんだけど
これは明らか題名から怪しい雰囲気してるじゃん。
私は「ミソスープ」は脳みそのスープの事だと思ってて
また、何か気持ち悪い殺人の小説なんだろうと思ってた。

村上龍の作品てどれもアクが強くて、
一回読んだら、しばらくはお腹いっぱいですって感じなんだけど
二つ作風があると思う。
ひとつは、性的な描写が色濃いものと
狂気殺人みたいなの。快楽殺人みたいな。

前者が「限りなく透明に近いブルー」で
後者が「共生虫」って感じ。簡単に言うとだけど。
もちろん性も殺人も、作品の本質として
書いてるわけではないと思うけど。種類として。
暴力は、割とどれにも入ってる。

中間的な作風として「トパーズ」とかあるけど
あれは前者よりの作品だと私は捉えてる。

あ、他にも「13歳のハローワーク」も含めると、3種類か。笑

「インザ・ミソスープ」は、
絶対「共生虫」のテイストだろうと思ってた。直感で。
「共生虫」の中に「頭をバットで殴ったら、
豆腐みたいな破片がズボンの裾について、たぶん脳みそだろう」
っていうような部分があって、
それで多分、「ミソス-プ」は脳の入ったスープなんだろうって
思ったんだと思う。
アナザヘブンにも脳みそスープあったし。
その「共生虫」的直感は大当たりだったわけだけど
久しぶりに、生気吸い取られました。
 
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Posted at 03:30 /  / この記事のURL
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トパーズの誘惑 / 2004年09月19日(日)

トパーズの誘惑
村上龍/1992年/角川書店

★★★

村上龍の「トパーズ」関係はどうしても読みたくなってしまう。
これは図書館で村上龍自選小説集(7)と一緒に借りたもの。

借りてみて分かったんだけど、
「トパーズ」の映画版のシナリオと、村上龍のインタビューが載っていた。
映画化されてたんだ?知らなかった。

村上龍の話し方が、ヒデと似てて面白かった。
「○○だったの」っていう、オカマ口調とも取れる言い方ね。笑
でもこういう話し方する人って、ソフトで好き。
親近感を感じちゃう。
かわいいっぽく見えちゃうよね。
本人が可愛く話そうとしてるかは別としてね。

村上龍って毎回毎回残虐で下品でグロテスクで、
こんな作品を涼しい顔して出版してる奴は
さぞかし腐れ野郎だと思ってると、
テレビでニコニコ出てきて、意外に紳士的で
「優しいおじさんぽい!」ってなっちゃうんだよ。
不思議だね。

江川達也のゴールデンボーイで、
「作家って本当の自分と正反対の作品を書いている」
みたいな事が描いてあったんだけどそういう感じかなぁ?
とりあえず村上龍が助兵衛なのは間違いないと思うけども。笑

あんな切断ものとか縁起悪そうなのばっか書いてるから
いつか無表情で人を殺す人たちに、
同じような方法で殺されちゃうんじゃないかって
私は心配なんだけどそれはいらぬお世話ですか、そうですか。

シナリオ関係って読むの結構好き。
自分の構想を文字で表すわけでしょ?
微妙なニュアンスとかさ、含みのある演技とかを
自分の中のイメージと誤差が出ないように書き下ろすって
めっちゃくちゃ難しいと思うのね。

語彙力はもちろん必要だし、
自分のイメージが曖昧じゃいけないわけだからさ。

めずらしくインタビューを読めて
作家としての生き様を垣間見たね。

時々はこういうの見るのも面白い。
 
   
Posted at 10:47 /  / この記事のURL
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ボーリング・フォー・コロンバイン / 2004年09月16日(木)

ボーリング・フォー・コロンバイン/2002年/カナダ
監督:マイケルムーア

★★★★★

テレビでやっていたので見てみた。
最近「華氏911」で話題になってから、やっと知ったんだけど
凄い興味深い作りになっていた。
こういう作りの物ってみたことない。斬新。

まず、マンソンのインタビューを見られただけでも儲けものだったね。

1999年に起こった、少年二人の乱射事件を元に
「アメリカの銃社会」に疑問を投げかけている。
マスコミは、少年が好んで聴いていた事を理由に
マリリンマンソンを責め立てたんだけど、
マイケルムーアは「じゃあ、なぜ事件当日にやったボールングが
原因だったという可能性を考えないのか」と投げかける。
確かにその通りだよねーー。
誰もボーリングの危険性なんて微塵も考えない。
だからマイケルムーアは皮肉を込めてこの題名をつけたらしい。

一人でやったとは思えないほどの構成力と展開で
かなり見入ってしまった。
これもメディアの一つだから、もしかしたら
偏った視線で納得させられてるのかもしれないなんて
考えたいんだけど、
実際目からうろこ落ちまくり。
サウスパークの絵でアメリカの歴史をやるなんて凄すぎだよね。
納得させらっれっぱなしの2時間だった。

マイケルムーアはFBIからもマークされてるんだって?
アメリカは、特にブッシュが恥さらしなので
もっとやれやれーって思うね。頑張ってほしい。

衝撃的な映像も多かったけど、BGMのせいか
淡々とした印象で、興奮を煽る事もなく映像は続く。
マイケルムーア本人が出ている部分なんかは
むしろ、面白いとすら感じさせる。実に軽快。

問題も、銃についてだけじゃなく多様な問題に触れている。

私としては、やっぱり銃はそれなりに規制されるべきだと思う。
日本では規制されてて当然って言うのが常識だからね。

最後の「この子なんです」というシーンと、
静かに写真だけ立てかけて帰る姿は印象的。
なんとも悔しくて、やるせない気持ちになった。

個人的に、山寺宏一が吹きかえたっていうのもポイントが高かったね!!
ホント絶妙な、含みのあるニュアンスの表現が上手です。
山ちゃんは鬼才だよ?
面白い顔してるけど。笑
だーい好きな声ですね。
加持さんと、カウボーイビバップ見たら絶対服従必至だから。

何度も見たいと思う、見る価値のある映画でした。
 
   
Posted at 03:29 / 映画 / この記事のURL
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ホテル ビーナス / 2004年09月11日(土)

ホテル ビーナス/2004年/日本
監督:タカハタ秀太
主演:草なぎ剛


★★★★★

スマステを見ていて知った作品。
題名を見た第一印象で、
「ホテルの従業員の生活を描いたんだろ、どうせ」と
決め付けてしまっていたが、だがしかし、だがしかし。

イトコと映画見ようと思って、レンタルした。
ぷっすまのやる気ない草なぎのイメージしかなかったから
完全に馬鹿にしてました。
ごめんなさい。

なんていうか、最高にツボだった。
見る前までは、全部韓国語って違和感ありそうと思ってたけど
逆に演技らしさが無くてよかった。

イトコと二人で
「中谷美紀やばい綺麗。綺麗過ぎなんだけど。」を連発。

映像の色が最高なんだよね。
カット割りもなんだけど、監督写真やる人なのかな?
色が、白黒のようなカラーのような不思議な色なの。
白黒っぽい色なんだけど、青と微妙な肌色だけ映るような感じ。
どうなってんだー?

内容は、訳ありで部屋を借りる人たちの
いろいろな人生模様なんですけど、
ここまでよく大人数の人生を、うまくまとめたなの一言。

中盤あたりからは泣きっぱなし。
あまりにも淡々としていて、もう思わず涙。
誰でも、物語の誰かには
必ず共感できる部分が見つかるんじゃないかな。
無声映画を見ているような、静かな映画。

ドクターが、女の子の頭を撫でるところから
あああああああもぉぉぉおおおおって感じ。

このニュアンスはうまく伝えられない。
私の薄っぺらい語彙力では伝えきれません、この気持ち。

韓流が乗りに乗ってる、日本で
誰よりも早く韓国に目をつけたチョナンに拍手。
 
   
Posted at 05:15 / 映画 / この記事のURL
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