10ヶ月間の記録 その2 

May 02 [Wed], 2007, 0:49
藤壺 瀬戸内寂聴 [世田谷区図書館] ★★☆☆☆
あした天気にしておくれ 岡嶋二人 講談社文庫 [書店購入] ★★★★★
記録された殺人 岡嶋二人 講談社文庫 [オンライン古書店購入] ★★★☆☆
アコギなのかリッパなのか 畠中恵 実業之日本社 [校内図書館] ★★☆☆☆
古道具 中野商店 川上弘美 新潮社 [港区図書館] ★★★★☆
食べる女 筒井ともみ アクセス・パブリッシング [港区図書館] ★★★★★
デミアン ヘルマン・ヘッセ 新潮文庫 [書店購入] ★★★★☆
一瞬の風になれ1 佐藤多佳子 講談社 [書店購入] ★★★★★
山ん中の獅見朋成雄 舞城王太郎 講談社 [港区図書館] ★★☆☆☆
書店の近代 小田光雄 平凡社 [校内図書館] ★★★☆☆
お縫い子テルミー 栗田有起 集英社文庫 [書店購入] ★★★★★
・フォア・フォーズの素数 竹本健治 角川文庫 [書店購入] ★★★★☆
 山本容子 文春文庫 [古書店購入] ★★★★★
死亡推定時刻 朔立木 光文社文庫 [書店購入] ★★★★☆
一瞬の風になれ2 佐藤多佳子 講談社 [Amazon購入] ★★★★★

10ヶ月間の記録 その1 

May 01 [Tue], 2007, 22:59
最低で最高の本屋 松浦与太郎 DAI-X出版 [世田谷区図書館] ★★☆☆☆
本の話、絵の話 山本容子 文春文庫 [書店購入] ★★★★☆
ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 文藝春秋[校内図書館] ★★★★☆
ZOO2 乙一 集英社文庫 [書店購入] ★★★☆☆
破戒 島崎藤村 新潮文庫 [書店購入] ★★☆☆☆
新約聖書を知っていますか 阿刀田高 新潮文庫 [書店購入] ★★★★☆
スローモーション 佐藤多佳子 ピュアフル文庫 [書店購入] ★★★☆☆
ナナイロノコイ アンソロジー ハルキ文庫[書店購入] ★★★★☆
被害者は誰? 貫井徳朗 講談社文庫 [書店購入] ★★☆☆☆
月の扉 石持浅海 光文社文庫 [書店購入] ★★★★★
ナラタージュ 島本理生 角川書店 [校内図書館] ★★★☆☆
チョコチップ・クッキーは見ていた ジョアン・フルーク ソニーマガジンズ[書店購入] ★★☆☆☆
わたしを離さないで カズオ・イシグロ 早川書房[校内図書館] ★★★☆☆
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」 村上春樹 朝日新聞社 [校内図書館] ★★★☆☆

びっくり館の殺人 

July 12 [Wed], 2006, 22:27
びっくり館の殺人
綾辻行人
講談社ミステリーランド 356P 2100円 [校内図書館]

★★★☆☆
綾辻氏がミステリーランドでも「館」シリーズを書いているという話を受けてにちゃんでは「体育館の殺人」とかいろいろ楽しい案が出てましたが開けてみたらびっくり館でした。
なんだか挿絵がすごく怖い…どきどきした。

話自体は結構ありがちな感じでトリックも多少読めちゃったから驚きはなかったけど、小学生の時読んでたら腰抜かしてたと思う。それにしても全体的にカバーの装幀そのままな雰囲気ですごい怖かった。ラストの締め方とかほんとにちょっと鳥肌立った。
ただ「館」シリーズにしてはどんでん返しが足りない感じがしたのが残念だったなあ…びっくり館のコンセプトはすごいけど。壁一面がカラフルなびっくり箱なんて!家中にびっくり箱が隠されてるなんて!楽しそう!

人形の語りでおじいさんがトリップするところを朝のラッシュの中で読んでいてリアルに泣きそうになりました。

富豪刑事 

July 12 [Wed], 2006, 22:17
富豪刑事
筒井康隆
新潮文庫 261P 460円 [書店購入]

★★★☆☆
ドラマは初回か何かをちょこっと見てあまりの主演女優の浮きっぷりに驚愕したり鈴木一真の出演に心躍らせたりしていたんですが気づけば打ち切りに…

それはそうと原作の富豪刑事は男性です。大富豪でおおらかでちょっと頭のきれる主人公、いい味出してます。ドラマでは周りの刑事からものすごく疎まれてたけど原作は署の中の雰囲気がとってもなごやかで良かった!

ただ期待してた割に筒井節が効いてなかったかな、というのが残念な点。全体的に特殊な色を出し切れてない感じがした。でもやくざのホテルの話はおもしろかったな〜

チルドレン 

July 12 [Wed], 2006, 22:00
チルドレン
伊坂幸太郎
講談社 289P 1575円 [校内図書館]

★★★☆☆
短編連作みたいだけどれっきとした長編とのこと(著者談)。家裁調査官の陣内さんがすべての話をつなぐ鍵役で、いろんな年齢の彼がいろんな人の目から描かれています。だいぶ前にさらっと読んだからあんまり記憶が確かじゃないんだけど一番最後の話がお気に入り。
全部一応謎解きの形式だけど伊坂作品のすごいところはその過程も結果も余情を持っていて何かしら考えさせるというところだと思う。

この人は本当にこういう群像劇というかひとつの事柄を幾つもの視点から見て多様に描くのが上手いなあというのが率直な感想。吉田修一の「日曜日たち」を読んだ時と読後感が似てました。

永瀬くんというキャラクターはとても魅力的で、こういう人の捉え方というか描き方は小川洋子にも似てるところがあるなあと勝手に思ってしまいます。もし本人がこの通りの見方をしてるとしたら日本の未来も捨てたものじゃないのかもしれない、とかなんとか。
ただ純粋な倫理とか正義を全面に書いてるんじゃなくて、読んでるうちにふっとそれを思い出すみたいな手法に改めて敬服。

五重塔 

May 11 [Thu], 2006, 20:32

五重塔
幸田露伴
岩波書店 125P 840円 [書店購入]

★★★★☆
課題図書二冊目は初めての幸田露伴。またこれも読みにくくてうへえ…と思ったんだけど、章ごとに主眼が変わっていくのと登場人物がすごい良いのとで段々乗ってきてさくさく読めた。

多分この話は悪者がいないっていうのが大きいんだと思う。主人公の十兵衛も馬鹿とかのっそりとか言われてるのに自分の理想をちゃんと確立してるし憎めないキャラクターだし、源太なんて超がつくお人好し。すぐキレるけどまたすぐ反省して何度でも手をさしのべてくれる江戸っ子気質の棟梁。ほんとにすてき!こういう人を敢えて脇役に持ってくるところが上手い。っていうか近代的な感じ。あとはそれぞれの奥さんと、清吉もみんな優しくて、まっすぐで、こういう小説すきだなぁ。

友達が感想を言ってる時に、五重塔=十兵衛自身だと思ったって言っててなるほどな…と思った。私は拡大解釈がすきだから五重塔=人間関係とか、人の生みたいな印象を受けたので。
何にせよ明治の文豪の偉大さを最近身に染みて感じています。

戦う司書と恋する爆弾 

May 04 [Thu], 2006, 22:58

戦う司書と恋する爆弾
山形石雄
集英社 290P 600円 [港区図書館]

★★★☆☆
図書館もの数珠つなぎで読んでいこうと思っていたのに早速脱線してしまった…そして21世紀ジャパニーズファンタジー・ラノベをカバーなしで電車内読書という恐怖の事態を経験しました。
でも、思ってたよりちゃんとしてた。免疫ないからラノベを読むこと自体どきどきだったんだけど、妙に覚えにくいカタカナの名前以外は結構すんなり入ってきた。

この中で言う「本」とは故人の記憶の結晶で、土中に埋まってるもの。最初この本のイメージが掴めなくてハードカバーを想像してたからすごい違和感だった。人間爆弾も一体どうなってるのかちょっとわかりづらかったかなあ。ラノベ修行がまだ足りない模様。

各人物はそれぞれ魅力があってハミ女史なんかすごいすてきなんだけど、コリオがちょっと印象薄かったかな?もうすこし長くなってもいいから細かい描写が欲しかったかも。常笑の魔女のところはちょっと幻想水滸伝Vのクリスを思い出した。あとは魔法の扱いが超能力みたいな感じだったのが新鮮でおもしろかった。

おもしろかったけど、もうお腹いっぱいなので続きはしばらく読まないと思う。こういう小説が世の中にたくさん出てることを知った。

イン・ザ・プール 

May 03 [Wed], 2006, 22:35
イン・ザ・プール
奥田英郎
文春文庫 279P 500円 [書店購入]

★★★★☆
ずっと読みたいと思ってたので、文庫化して即購入。やっと読めた…!これは装幀の勝利だと思う。インパクトもあるし、きれいだし、題名に合ってるし、すごい。

病院ものは「症例A」ぐらいしか読んだことがなかったんだけど、これおもしろい!あくまで患者が主人公なのがいい。文章はすごく読みやすいし、罹患→通院→治癒のプロセスとそれに伴う人物の心理描写が上手いな、と思った。表題作とか最後の余裕っぷりは何だ!
命に直結しない病気だからこその楽天的な雰囲気がなんともいえず良い。伊良部はやだけどマユミさんに注射打たれたい。伊良部っていう強烈キャラクターを軸にもってくる上で、彼を嫌われ役にしないために各患者をこれでもかこれでもかと病ませる技術に脱帽。コンパニオンとかフレンズは特に、こういう兆候のある人には痛い話かもしれない。

患者にとっても医者にとっても痛烈なアイロニカル小説は読んでて気分爽快!続編も絶対読みます。

図書館戦隊ビブリオン 

May 03 [Wed], 2006, 22:25
図書館戦隊ビブリオン
小松由加子
集英社 234P 480円 [世田谷区図書館]

★★★☆☆
図書館ものにはまりました!もしかすると初体験に近いコバルト文庫作品。いかにもな娯楽作品だったけど書籍の分類とか妙にアカデミックな部分もあってごっちゃ煮な感じだった。

世界観に頼りすぎるファンタジーはすきじゃなくて、これも突然ロボットが出てきてどうしようかと思ったけどそこまで暴走しなかったから良かった。単三…
私のお気に入りは佳月ちゃん。こういう面倒見の良い姉御肌の人物すきだー。雛子はちょっとやりすぎ感があったかな。高志のキャラが薄いのがもったいない。

いつも思うんだけど、こういう少女小説って挿絵でかなり読者の想像力を減退させる。なんかちょっと絵のうまい中学生が描いたみたいな挿絵で萎えた。
設定は結構おもしろいんだけど、敵がいまいちぴりっとしなかった。なんか、この設定だともっといろいろ美味しくできそうなのにな〜…でも、続編も読んでみたい。

容疑者Xの献身 

May 03 [Wed], 2006, 22:11
容疑者Xの献身
東野圭吾
文藝春秋 352P 1680円 [校内図書館]

★★★★☆
直木賞受賞作。東野作品は前「名探偵の掟」を読んでがっかりしたのであんまり触手が動かなかったんですが校内図書館にぽつねんとあったので借りてみました。

全体的に読みやすいし、ものすごいどきどきするし、おもしろかった。こういう知能戦みたいなのは読んでてスリルがあって本当におもしろい。ガリレオシリーズを読んだことがないから私はずっと石神サイドで見破らないで、見破らないで!って思ってたんだけど、湯川がすきな人は違う気持ちで読めるのかもしれないな、と思った。
これは「謎を解こう」と思って読んでなかったし、映画の半券とかなんでだろ…と思いつつそんなに疑問に思わず読んでたから最後のトリック明かしでちょっと驚いた。でも、だから腑に落ちなかったんだ…ってわかるとすっきりした。でも、すっきりしたのも束の間ものすごいラストでなんか胸が痛かった。この終わり方は切なすぎる。
途中で浮き上がる石神への疑惑までうまい具合に伏線になっててこれはもう一から十まで石神が良い人だった。こんな愛し方…

おもしろいんだけど、読みやすさのせいか直木賞受賞ってほどじゃないなぁと思ってしまった。まあ、東野氏の業績込みってことだったのかな。個人的には、伊坂氏の方が上です。
鳥子dorico/torico

2006年に読んだ本の感想を上げていきます。基本的にミステリ多し。
ところで上のブログ紹介文にはいくつの作品名が入っているでしょう。
答えがわかった人はメールでもしてください。

お気に入りの作家陣
・岡嶋二人
・舞城王太郎
・梨木香歩
・小川洋子
・江國香織
・宮部みゆき
・小野不由美
・村上春樹
・伊坂幸太郎
・佐藤多佳子

もっといますが割愛。

2007年05月
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