やっと 

2005年10月16日(日) 21時21分
4月20日が終わりました
ホントとろくさくてすみません。私のブログってたぶん結構友達が多くて、でも、毎日誰かが見てくれてるので、申し訳なくて。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。
これから、たぶんラブラブになる予定の二人の事もお願いします。

4月20日 5 

2005年10月16日(日) 20時51分
ものすごく喜んでくれる千紗を見て。私はたぶん満面の笑みでほほえんでいたと思う。そんな風にほほえめる自分にびっくりした。そんな風にほほえめる自分が嬉しかった。
そういう私にしてくれた千紗の存在に感謝した。
「あのぅ、いつから行ってもいい?」
ちょっと遠慮がちに上目づかいで聞く千紗を、心底可愛いと思った。
「私は別にいつからでもかまわないよ。部屋一つくらいしか余ってないけど」
「もう、全然どこでも、かまわないよ。私は美濃さんと同じ部屋でもいいし」
「・・・」
「あっ、それは美濃さんが嫌か(笑)とにかくいちよう荷物まとめて、行く時に連絡します。連絡先教えて」
「う、うん」
私は、美濃に自宅の電話番号を教えた。
「じゃ、私これから荷物すぐにまとめます。私は電話持ってないんで、電話番号はごめんね。すぐ、また連絡させてもらうんで」
「うん、あわてなくていいから、またね」
「ホントありがとね」
そう言うと千紗は軽やかな足取りで去って行った。本当は私は千紗と同じ部屋でも良かった。部屋が余ってないと嘘をつきたいくらい。でも、そんな事をいきなり言ったら、気味悪がられると思った。普通どんな仲のいい友達だって24時間一緒にはいられない。でも、私は一緒にいたかった。それは千紗を好きになってたから。どんな好きか分からないけど。

4月20日 4 

2005年10月02日(日) 21時52分
「日本にはいない?」
「私、子どもの時外国で暮らしててね。両親の仕事の都合で」
「へえ、帰国子女?」
「そんなもんじゃないよ。(笑)」
「ご両親と、一緒に帰ってきたの?」
「いや・・・、実はけんかしてね。まあ。話せば長いんだけど」
「ああ・・・、じゃあ一人で帰ってきたの?」
「うん、いきおいで飛び出してきたんだけど、私まだ成人してないじゃん。おまけにどうも幼く見られるし。いろいろ大変だったよ。来た時」
「それはそうだよね」
「・・・(笑)」
「どうして笑うの?」
「だって、美濃さん、まん丸の目で見るんだもん」
よっぽど、私は驚いた顔をしていたようだ。
「ごめんなさい。この間会った時、ご両親と2,3年会ってないと言ってたでしょう?2,3年前と言ったら千紗さん、15才でしょう?そんな若い時から大変だったんだなと思って」
「大変・・・だったよ」
ポツリと言って黙ってしまった千紗を見て、私の大変と言う言葉は千紗の大変とは違って、あまりに軽くて無責任な言葉だったのだなと思った。千紗は私の表情を気にしてか、元の表情に戻って
「今もね、ちょっと困ってんだ。気のいい下宿があってそこに転がりこんでたんだけど、マンションにするとかで、追い出されちゃってさ。どこに住もうとか思ってさ、保証人とかいないしね」
その時私はふっとある考えが、頭に浮かんだ。とても思い切った事。でも、私がしたくて仕方ない事。言っていいかどうか考える前に思いは口から出ていた。
「じゃあ、私の所に来ない?もし、千紗さんが嫌じゃなければだけど」
言ってから後悔した。迷惑がられるのじゃないか?一回会っただけの人間に、こんな事を言うなんてと怪しがられるんじゃないか?でも、千紗は、
「えっ、いいの?ホントに?やったー」
とものすごく喜んでくれた。

4月20日 3 

2005年09月04日(日) 9時27分
「そこの雑貨屋に入ってたんだけど、美濃さんだと思って慌ててでてきたの。この辺ちょっとうちから離れてるよね。どしたの?」
私は抱きつきそうになる気持ちを抑えながら話した。
「私、○○大学の学生なのよ」
「ああ、そうなんだ。今から少し時間ある?」
「うっ、うん」
授業の事は完全に頭から抜けていた。
「この間のお礼もしたいし、そこの喫茶店、まあまあ美味しいから行こう」
「あっ、ありがとう」
「いいえぇ、さ、行こう」
そう言うと千紗は先に歩き始めた。今日もジーパンに長袖のボーダーシャツ、と言うラフな格好で、背も低い千紗だがどこか存在感がある。スタイルもセンスもいいんだなと思った。千紗が案内してくれた喫茶店は、ジャズの流れる照明の落ち着いた空間だった。思い返すと友達と喫茶店に入った事もない。メニューを見ても何が何やら・・・。
「美濃さん何にする?私はキリマンジャロにしようかな」
「あのう、それってコーヒー?」
「うん、ああ、知らない?コーヒーあまり飲まない?」
「うん、飲めない事はないんだけど、紅茶が多いかな。と言うか、あの笑わないでね。私、喫茶店来るの初めてなのよ」
「別に笑わないよ。そういう機会がなかっただけでしょう」
「うん、友達があまりいないし」
「じゃあ、気が合う人と会わなかったんだね、私も日本にはあまりいないから」

4月20日 2 

2005年09月02日(金) 21時11分
私がコンビニの窓から見たのは、信号を渡ろうとする千紗の横顔だった。あの晩見せたのと同じ寂しそうな顔。信号は青で千紗は道路の向こう側へ行ってしまう。が、コンビニから走り出た私の目の前で、信号は赤に変わってしまった。大通りにあるこの信号は、長い。イライラしながら待つが、千紗はドンドン先に歩いて行ってしまう。
信号が青に変わった。私は夢中だった。この数日が、今までで一番辛かった。ほんの数時間しか一緒にいなかったが、私には彼女が必要だ。私に
[自分を発散したら]
と言ってくれた。そんな人は今まで、20年間一人もいなかったのだ。目の前にいたのにつかまえる事ができなかった。これは、神様が私にくれたチャンスだ。
千紗が歩いて行った方に必死に走るが、角を曲がると見失ってしまった。その通りには、いろんな種類の店が並んでいる。どこかに入ったのかもしれない。私が途方に暮れてキョロキョロしていると、誰かが、私の肩を叩く。振り返ると千紗の笑顔があった。

4月20日 1 

2005年08月30日(火) 21時38分
千紗と初めてあってから20日が経った。
それまで千紗がいなくてもなんともなかった毎日なのに、今は寂しい。今までと同じ毎日が流れているのに、千紗が私の頭に住み着いて離れない。たった、一日の事。あれは夢だったのか。そうであって欲しくないと願う自分がいる。
「須川さん、今日の授業のノート貸してくれない?」
私は某大学心理学部の3回生だ。成績は悪くないし、授業も真面目に出ている。だから、時々こんな風に名前も知らない友達が近寄ってきて、ノートを貸してくれなんて言う。自分でちゃんと取りなさいよ!なんて図々しいの。って思うけれど、断れなくてなんとなく貸してしまう。ただし、コピーする間も側にはいる。以前、ノートをなくされて困った事があるから、返してくれるまで、待つ事にしている。早くして欲しいな。と思いながら外をぼんやり眺める。次の授業の開始時間が気になる。私は5分前には着席しておきたいほうなのだ。それでなくても今日は大学内のコピー機が人がいっぱいで、近くのコンビニに、出てきているというのに。イライラしながら時計を見て、また外を見る。その私の目の端に何かとても気になる物が入った。私は、そちらをきちんと見て、凝視した。次の瞬間、私はコンビニから飛び出していた。
「ちょっと、どこ行くの?コピーまだよ」
と、後ろから声がしたが、その時の私にはどうでも良かった。その子も、ノートも次の授業も何もかも、他のものはどうでもよかった。

4月2日 3 

2005年08月27日(土) 16時18分
「私って老けてる?そのぅ、年より」
「そんな事ないよ。ホントは甘えんぼそうな、頼りなそうな感じするし。美濃さんは老けてるって言うより、おとなしいだけだよ。何かを我慢してるんじゃない?もっと自分を発散させてもいいと思うよ」
「・・・」
「ありゃ、余計な事言ったかな。ごめん、私そろそろ帰るよ」
「えっ、あぁ、帰る?」
「うん、昨日はホントありがとう」
そういうと千紗は、サッサと玄関の方に歩いて行く。私は引き止めたくて。また、会いたくて仕方ないのに、何も言えなかった。
「じゃ、帰る。また、どこかで会えるといいね。美濃さん拾ってくれてありがとう」
「拾うなんてそんな」
「楽しかったよ」
そういうと、千紗は自分でドアを閉めてしまった。私は一人取り残されて、玄関に座りこんでしまった。なんだか、夢を見ていたようで。でも、机の上には千紗が食べた食器がそのまま残っている。私の耳には千紗が言ってくれた言葉が残っている。
[何かを我慢しているんじゃない?もっと、発散させてもいいと思うよ]
そんな事言ってくれる人、今まで私の周りにはいなかった。皆、真面目が一番。おとなしいのが一番だって。親の言う事を聞くように。まわりの大人の言う事を聞くように、そういう風に育てられた。私が千紗の瞳を好きになったのは、自由が見えたからかもしれない。そして、彼女はどこかで、我慢している私を分かってくれた。
どうして、もう一度会う努力をしようとしなかったのだろう。私はとても大事なものを失ったようで、いつまでも、そこに座りこんでいた。

tea time 

2005年08月25日(木) 21時30分
 今日はちょっと休憩して、自己紹介させてもらえたらと思います。
年齢は20代後半。女の子です(自分で言ってすごく恥ずかしかった)
小説を書いていたのは、高校の時がピークで。その後も書いてましたけど、仕事を始めてからは、持ち帰りも残業も多いので、ほぼ、全く書いてませんでした。で、最近インターネットを始めて、ブログを知って誰かに見てもらえるのって幸せだなと思って始めました。(なので、コメントなんてもらえるとすごく幸せです)
 私の小説のテーマって。結構マニアックと言うか。女の子の仲良し話、とでもいいますか。基本的に友情もの好きなんですよね。巷ではボーイズラブが流行ってますし、私も読みますが(知ってる人はよく知ってると思います。フジミは永遠のバイブルですね。)、そっち路線と友情路線の狭間になりそうです。
もともと、いじめられっ子だったし。友達が大切で。女兄弟が欲しかった私なので。自分がある意味欲しているものが書きたいようでチト恥ずかしいですが。
こんな私の話ですが、今後もよろしくお願いします

4月2日 2 

2005年08月24日(水) 23時14分
それぞれシャワーを浴びた後、ベーコンエッグとサラダの簡単な朝食をすませ、私は私自身聞きたいような聞きたくないような、千紗がどうしてうちの前にいたかを聞く事にした。
「あのね、千紗さん、迷惑とか言ってるんじゃないんだけど、どうして昨日あそこにいたのかな?」
千紗の瞳は少し宙を泳いだ後、上目遣いで私を見ながら、
「どうしても、言わなきゃ駄目?」
と、言いにくそうに言った。
「うーん、って言うかご両親が心配してるよ」
「あぁ。それはない。私一人暮らしで、両親海外だし。もうここ、2、3年連絡ないし」
「ちょっと待って。2、3年って千紗さんいくつ?」
「私?18歳よ」
「ええ!」
びっくりする私の顔を不思議そうに見る千紗。
「私ね、失礼だけど、千紗さんと初めて会った時、12、3だと思ったのよ。で、食事してる様子見て、15くらいかな?と」
「・・・、そんなに幼い?私」
「幼いって言うか、若い」
。20歳の美濃さんがそんな言い方したらおかしいよ」

4月2日 

2005年08月23日(火) 20時42分
 誰かが、私の顔をつついている。優しい柔らかなタッチで。目をあけると、そこに千紗の顔があった。
「おはよう」
初めて聞いた彼女の声は高くて可愛かった。昨日とはうって変わった快活な笑顔がそこにはあった。
「おっ、おはよう」
「昨日はありがとう。昨日は疲れてて。ちょっと気も動転してて、あなたの問いかけに答えられなくて。ごめんね。美濃さん」
今度は私の気が動転する番だった。昨日とあまりにも違う彼女の表情、彼女の態度。
「私、千紗って言うの。上原千紗」
彼女は話を続けようとしたが、私はその時ある事に気がついた。
「あの、千紗・・さん、どうして私とあなたは一緒に寝ているのかしら?」
なんと、千紗は私と同じ布団で、すぐ真横で話しているのだ。
「寂しかったの。夜起きた時。だから、一緒に寝たいと思って。いいでしょ。女同士だもの」
確かに、それはそうだが。私は生まれてから一度も誰とも一緒に寝た事がない。両親とも同じ部屋ですらさえ、寝た事がないのだ。そういえば、昨夜は途中で一度も起きなかった。なんだか、寝心地が良かった気がする。
「びっくりした?私よく人なつこいと言われるんだけど、図々しかったね。」
心配そうな目でのぞきこむ。よほど、私の表情がひどかったのだろう。私はなんとか、自分を落ち着かせようとした。TVで女友達同士、パジャマパーティをしているのを見た事がある。これは、普通の事なのだと思う事にした。
「大丈夫です。その慣れない事で・・・ちょっとびっくりしただけです」
「美濃さん怒るかと思った。良かった」
心底ほっとしたような千紗のクリッとした目には、昨日の寂しいような不思議な部分はなかったが、とても可愛かった。

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